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空母ケネディーから空母ワシントンへ


ペルシャ湾の空母ケネディー甲板上で発艦を待つF/A-18E Super Hornet

ペルシャ湾の空母ケネディー甲板上で発艦を待つF/A-18E Super Hornet

クウェート上空を上昇中、下の市街地はクウェート。これよりイラク領すれすれを飛ぶ。

クウェート上空を上昇中、下の市街地はクウェート。これよりイラク領すれすれを飛ぶ。

1時間以上も飛んで、ようやくレバノン近くの地中海上にでる。空母はもうすぐだ。

1時間以上も飛んで、ようやくレバノン近くの地中海上にでる。空母はもうすぐだ。

イスラエル沿岸を航行する空母ワシントンを発見。これより着艦態勢に入る。

イスラエル沿岸を航行する空母ワシントンを発見。これより着艦態勢に入る。

1時間50分ほどの長い飛行であった。空母ワシントンはもうすぐだ。緊張の瞬間が近づく。

1時間50分ほどの長い飛行であった。空母ワシントンはもうすぐだ。緊張の瞬間が近づく。

■今年の最後の飛行は空母から空母へ

 前回の「2004年名機BEST3」でも紹介したが、今年はこの「F/A-18E Super Hornet(Team FS KBT氏作)」で一年の大半の飛行をしてきた。とくに、今年は、航空母艦での発艦・着艦というきびしい条件での練習を繰り返してきた。今年最後の飛行を飾るには、やはり、この機体を使って、空母から空母へ飛んでみるのが一番の思い出になるだろうとかんがえた。

 2004/12/26(日)13:53、ペルシャ湾に展開する空母ケネディーから発艦した。クウェート上空を飛び、高度をあげながら、サウジアラビアとイラクの国境線に沿いながら、ベイルートまで。そこから南下して地中海上に展開する空母ワシントンに着艦することにした。発艦・着艦は自動操縦ではできないが、上空にあがると自動操縦で飛ぶように設定した。発艦は気持ちよくできた。ギアをあげて、フラップももどすと、あとは自動操縦に切り替えた。1時間半以上は砂漠の上を飛ぶ。ほとんど同じような景色がつづくが、これは中近東ではしかたない。高度は35000ft、巡航速度は380kts(この高度ではマッハ1)で飛んでいる。飛行機が飛んでいるあいだに、パソコン周りの掃除をしたり、めずらしく娘と近くのラーメン屋さんで食べてきた(これ1杯できょうはもうたくさんだ)。その間も飛行機はけなげにも順調に飛びつづけている。

 家にもどってしばらく本を読みながら飛んでいた。地中海上に出てから、自動操縦を解除してGPSを頼りに空母に近づいていく。GPS上に空母が現れると、空母を見るためにその上空を一回りすることにした。高度は8000ftほどに落としてあるので、空母を目視で発見するのは比較的楽であった。空母の周囲を一周して、空母のようすを観察。それから空母の後部に回りこんで、着艦の態勢に入る。これは何度やっていても、緊張する。着艦フックはすでに降ろしてあるので、あとはギア・フラップを落として、しっかりと甲板を捕らえる。速度は150ktsほどに落として、徐々に甲板に近づいていく。高度を急激に下げると甲板下に突き刺さってしまうから、飛行機はほぼ水平に保ち、自然に高度を下げてゆくようにする。グングン甲板が近づいてきて、着艦。無事、フックが引っかかる。飛行機停止15:45。おそよ2時間近くの飛行であった。今年最後のフライトは、今年もっとも自分にとって、新鮮な経験になった空母での発艦・着艦で締めくくってみた。

■正月元旦はいつもの日の出飛行

 今年の正月元旦も起きがけに、日の出を見て、そしてFSでも日の出飛行をした。来年の(もうすぐだが)元旦もそうしようとおもっている。もう大晦日の紅白歌合戦を見るとかいう習慣はとうの昔にないし、いつもどおりに早く寝てしまうため、元旦は初日の出を見ると、そのあとはお酒を飲む前に、初飛行をすることにしている。年末は、29日からの冬季休業まではふつうの出勤のため職場へ。そのため、家の大掃除などは29日からになるため、とてもじっくり飛んでいる時間は取れない。唯一、時間が取れるのは、元旦の日だけになる。2日はもう、恒例の「大江戸ツアー(東京ウォーキング)」に出かけて、そのあとは新年会だ。4日からはふつうの勤務にもどり、補習などでくる生徒と勉強もはじまる。元旦も初飛行を終えると、近くの神社にでも初詣に出かけて、そのあとは一人で飲んでいる。大学で家を出ている息子も戻ってくる気配はないから、まあ、一人で飲んでいるしかない。

 正月もこどものときのように、1年のはじまりという感覚はもうなくなってしまっている。何せ、1年1年があまりに早すぎて、三が日が過ぎると、あっという間に1月も終わってしまう。仕事がふつうに始まると、もう毎日は矢のように過ぎてゆく。こうして、気が付くと、年々歳々、棺桶に片足どころか片足半もつっこんでいる状態になってしまっているのだろう。昔の人だったら、もう人生も終わっている年台だから、かんがえてみるとおまけのような感じである。こうして、FSなどして元旦を迎えられるのもあと何年かとふとおもう。いろいろな欲望もだんだん弱くなっているのを実感するが、せめてFSくらいはまだやりつづけていたいな、と願っている。

 2004/12/26 (日) 17:08

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