TopPage


ジブラルタル海峡を越えて


モロッコのカサブランカから離陸して、海岸線に沿ってジブラルタル海峡をめざす。

モロッコのカサブランカから離陸して、海岸線に沿ってジブラルタル海峡をめざす。

ようやくジブラルタル海峡へやってきた。これより海峡を越えて、スペイン領へはいる。機下の町はタンジール。

ようやくジブラルタル海峡へやってきた。これより海峡を越えて、スペイン領へ。機下の町はタンジール。

ジブラルタル海峡をあとにして、スペインの海岸線に沿ってグラナダへむかう。

ジブラルタル海峡をあとにして、スペインの海岸線に沿ってグラナダへむかう。

スペインのグラナダ上空へ到着。これより、着陸の態勢にはいる。スペインはなんとなく明るくかんじられる。

スペインのグラナダ上空へ到着。これより、着陸の態勢にはいる。スペインはなんとなく明るい。

■カサブランカからグラナダへ

 先日、故郷で姪の結婚式があった。めずらしく我が家も家族全員で出席することになり、でかけてきた。結婚披露宴のあとで、テーブルにかざってあった花がきれいなので、カミさんがもらっていくといいだした。「車で移動するのだから、しおれてしまうんじゃないの…」といったが、聞くわけもない。なんだかんだといいながら、結局自宅まではこんできてしまった。今、室内にかざってある。その花は、白くて花が大きい。どうも日本の花ではないみたいなので、「これ、なんていう花なの?」とカミさんに訊いてみた。「カサブランカっていう花だよ」というこたえ。カサブランカ、…か。そんな地名のところがあったな?さっそく地図でしらべると、アフリカの北西端にあるモロッコという国にその町がある。「そういえば、まだジブラルタル海峡を横断して、ヨーロッパまで飛んだことがないなー」とふとおもった。それではと、そこを飛んでみることにした。モロッコのカサブランカから海をへだてたスペインのグラナダまでのコースにきめた。飛行機はまだダウンロードしたばかりの「Rocwell Turbo Commander 690B」をつかうことにした。この機体は飛んでみて、すごく軽いので、気に入った。

 2005/05/07(土)14:30、モロッコのカサブランカ郊外の小さな飛行場から離陸した。少し上昇すると、大西洋にでた。そして、進路を北東にとり、海岸線に沿いながらのんびりと飛ぶことにした。自動操縦はつかわず、手動で操縦する。時間的には2時間ほどみておけばいいだろうと判断した。カサブランカからジブラルタル海峡までの海岸線はじつにきれいである。ゆるやかなカーブを描きながら、すっきりとのびている。高度は7000ftくらいをたもった。ジブラルタル海峡がちかづいてくると、突端の町タンジールが下にみえてきた。ジブラルタル海峡は、上空から見るとじつにせまい。これなら、昔、イスラム教徒たちがここをわたってヨーロッパになだれ込んだといわれても、納得できる。架けようとおもえば、「橋」をわたすことも可能であろう(ひょっとしてもうあるのかな?)。海峡をほどなくすぎて、スペイン領内にはいった。この3月まで、わたしの前任者だった方が、めでたく定年で退職されて、まずはというので旅行されてきたのが、このスペインである。おそらく、今回の目的地グラナダにも行かれたかもしれない。くわしいことは訊いていないが…。スペインときくと、なんとなく明るいラテン系の雰囲気をかんじるせいか、風景まであかるくかんじられる。のどかな田園風景と、白亜の家々が連想される。

 飛びはじめて1時間半ほどもたとうというころ、めざすグラナダがちかづいてきた。高度を下ろすタイミングがおくれてしまい、グラナダ近郊の飛行場へ1発で着陸できなかったので、そのまま低空飛行をしてグラナダの町をみてきた。べつだん急ぐ理由もなし、のんびり飛べればそれでいい。町を一巡してから、再度飛行場へとむかった。今度は高度も適正に調整してあったので、なんの問題もなくきれいに着陸できた。時間は16:00を少しすぎていた。土曜日にのんびりできるのは、助かる。この日も本当は部活動指導があったのだが、急に交代になり、それがなくなった。それで時間があいた。こういう時間に飛べるのは幸運だ。外は、もう雨もきれいにあがり、澄みきった青空になっていた。このスペインの青空のように。

■気がつくとあと1回

 このところ、自宅のパソコンのアップグレードなどでバタバタしていたせいか、FSもなかなか飛べなかった。そして、ようやく以前のデータなどを移行して、なんとか前と同じような環境で飛べるようになってきた。でも、気がつくと、この「気まぐれ飛行」の旅もあと1回で終了をむかえるところまできてしまっていた。なんでもそうだが、自分でやめられるうちにやめておくのが一番いいとわたしはおもっている。長居は無用である。ちょうどわたしの一番すきな77という数字がきたので、そこでやめることにした。いまのところは、次はまったくかんがえていない。というより、なにもアイディアがでてこない。無理をしても、でないものはどうしようもない。こういうときは、ほかのことに没頭しているのがいい。なにかをはじめるのはそれほど大変ではない。でも、それをつづけるのはけっこうしんどい。FSをつかった何かおもしろそうな題材がみつかれば、またそのうちに自然にはじめるだろう。そうおもっている。

 FSは毎晩飛ぶくらい好きだから、これからもおそらく飛んでいるにちがいない。その中で、体験したことやおもしろい発見などを報告できればと、つたない文章でかいてきた。かくのはFSで飛ぶほどは好きではないし、自分でも「文章が下手だなー」ともうあきらめかけている。だれからも、文章の書き方などおそわったような記憶もない。まったくの自己流でかいているから、これをよんでくれているひとたちには、ご迷惑ばかりかけているようで、こころぐるしい。あと1回でおわりになるので、我慢をおねがいしたい。前回にもかいたが、わたしの熱望であった「FS2006」が出ないようで、ほんとにがっくりきている。ほかのどんなソフトもそれほどの期待感は抱いていないが、FSのソフトに関してはちがう。できれば、誤報であってほしいと本気でおもっている。たかが、ゲームのソフトである。しかし、わたしにはそれがたんなるゲームソフト以上の価値をもっているのである。いままでのものも、全部たいせつにとってある。もし、この「FS2004」が最後となると、これを使いつづけるしかない。機能的にはもう十分なのだろうが、それでも、あたらしいバージョンをまつ気持ちは、わかるひとにはわかるだろう。世界的にはものすごいマニアたちがおり、ひとつのワールドを築いているかんじがする。日本国内にもすばらしい「ヒコーキ野郎」たちがいる。すごい機体をつくったり、びっくりするようなシーナリをみせてくれたり。マイクロソフト社がつくらなければ、これらの関係者たちが巨大プロジェクトをくんで、次回作をつくろうじゃないか、と気合をつたえてくれるひともいる。わたしも、飛びつづける気持ちでいる。「FS2006を…」

 2005/05/08 (日) 11:28

■ 前のページへ ■ 次のページへ ■ 目次へ ■ TopPageへ