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受験もいよいよ本番


■大学センター試験の真っ最中

 これを書き始めた今(2003/01/19(日) 10:31)、大学センター試験はまさに本番中である。わたしの娘もこの試験を受けているので、じつのところ気持ちが落ち着かない。昨日は1日目で、娘も精一杯やってきたみたいではあるが、親としても胃の痛くなる思いをするのは、どの子供のときも同じである。国公立は言うまでもなく、私立大学でもセンター試験を使った入試が一般的になりつつあり、時代の流れといえ、受験模様も様変わりをしつつある。

 大学入試はすでに昨年末からの推薦入試で始まり、このセンター試験を待って、いよいよ本格化する。私立大学の一部では、推薦入試でほとんどの学生を確保してしまい、もう実質的な入試は終わりに近づいているところもあるだろうが、大半の大学はこれからが一般入試の本番になる。試験に向けて、現役生・浪人生とも今が一番気合の入っている時期だ。風邪など引かずに、ぜひ全力でこの関門を乗り切ってほしいと願っている。

 何度も書いているので今更という気持ちもあるが、入試の本命は「ペーパーテスト」である。いろいろな入試方法が検討され実施されているが、そのうちに問題点も噴出してきて、いずれは元の「ペーパーテスト」がもっとも妥当であるという結論にもどるような気がしている。たしかに、少子化というので、今まで人数の問題もあり実施できなかった面接試験なども導入する大学も出てきてはいる。しかし、面接をすることによって入ってくるノイズ情報は、気をつけないと選抜の公平さを失わせる要因ももっているから、十分な注意が必要である。「ペーパーテスト」が一番いいとはわたしも思っていないが(テスト問題自体に問題があることも多い等)、紙に答えを書かせる形式は、受験生の学力を見るという点では侮れない効果があることを忘れてはいけないだろう。

■公立高校(神奈川)の入試も本番

 1/17(金)から推薦入試の募集が始まり、いよいよ高校でも入試本番になった。今年度は、神奈川では8割以上の公立高校で推薦入試(募集定員の20%)を実施する。わたしの勤務する高校でも、今年度から推薦入試を導入することになり、17日には多くの中学生が願書を出しに来校した。推薦入試を実施するどの高校でもかなりの人数が願書を出しにきたという情報が入ってきた。やはり、昨年の例を見ても、推薦入試が始まれば、受験生(神奈川では受検生というのだが、これは意味なし)は少しでも楽に感じられる推薦の方に食指が動くのがはっきりした。これが、来年度からは、推薦枠が50%まで拡大され、学校推薦でなく自己推薦みたいな形態をとるようになるようで、まさに「受験生甘やかし」構図が確立しつつある。子供におもねるような制度がどんどん加速するのは何とも情けないことだとわたしは感じている。

 わたしは入学選抜委員会(略して入選)のメンバーであり、入試で使われるデータ処理・通信を担当しているので、17日からはその仕事に従事している。といっても、授業もあり、忙しさは増している。こういうときには、私的なことでもいろいろとむずかしい問題は出てくるもので、父親がインフルエンザに罹り肺炎を併発して危篤状態に陥るという非常事態になってしまった。かと言って、仕事の方は休むわけにも行かず、病院から出勤するということになったりした。何とか、最悪のケースは乗り切ることができたようで、一応小康状態を保っているが、歳が歳だけにこの先、何がおこるかは予断を許さない。でも、わたしとしては、何があっても淡々と自分の仕事をするしかないと考えている。それが、職人であった父親に対してできる最大の親孝行だと自分では思っている。入試で使われるコンピュータシステム(入選支援システムと呼ばれている)は、説明会は1回だけで、あとはわかりにくいマニュアルを解読しながら慣れてゆくしかないものである。県教委とのデータ通信もあり、決してだれでもできるというものではないため、わたし自身にもかなりのプレッシャーはあるが、できるだけ機械的に仕事をするようにしている。ま、頭と手を使っていればできる仕事なので、入力ミスなどのないようにだけは気をつけている。

 この推薦入試の面接は22日に実施され、それが終わると合否の判定をして、28日頃に合格発表。それと並行して、今度は一般入試の募集期間になり、引き続き3/3の合格発表まで延々と入選作業がつづくことになる。その間に、3年生の卒業試験や卒業判定会議などなどが入っており、気は抜けない。昨晩も友人と飲んだのだが、いつものように飲みすぎないよう節制している自分に気づいた。飲んで病気やケガでもして、仕事の仲間に迷惑のかかるのだけはしたくないからだ。入選の仕事を無事に終えてから、ゆっくりした気持ちにもどれるだろうと思っている。受験生もきびしい時期ではあるが、受験生を迎える学校側でも表には出ないがいろいろな仕事をしていることを知っておいてもらえれば嬉しく思う。

 2人の受験生をもつ親の立場、学校で受験生を選抜する立場、子供として父親の病気を介護する立場、といろいろな役割をしながらこの忙しない時期をじっくり味わいながら送りたいと思っている。どんな環境になろうが、この時は一度しかないもの。わたしの人生の大切な一場面として、きちんと記憶に留めておきたい。いつかは、したくてもできないときが来るのである。できるときに精一杯やってみるのは、気持ちのいいものだ。おいしいお酒があと少しで待っている…。

 2003/01/19(日) 12:26

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