TopPage


教師の仕事


 今朝(2000/04/27(木) 07:38)も、学校へ出勤して一つ仕事をしてきました。私は今年は1学年の副担任になりました。そこで、朝の出勤後に何か一つ仕事ができないかと考えたら、ブラーと1学年のクラスを見てこようと思いついたのです。各クラスの教室を生徒の下校後と登校前に見れば、ほぼどんなクラスかは予想がつくからです。勤務している底辺校の場合などは、この傾向ははっきりと出ます。各クラスの生徒用椅子を全部机の上にあげて教室と廊下のゴミをとっておくだけで、生徒が登校してきたときの印象はずいぶんとちがうものに感じるはずです。この作業は今まで私が担任した17回のクラスでもやってきたことです。これは、生徒ためではなく自分のためにやっていたことです。

 私は現在の勤務校でも職員の中では1番先に出勤します。勤務校が自宅に近くなったこともありますが、横浜市内の高校へ勤務していたときにもほぼ同じような状態で出勤していました。現在は学校へ着くのは7:00前後なので、朝の打ち合わせが始まる8:30までの1時間半はいろいろな仕事や読書などもできます。もちろん、授業の準備もこの時間にするようにしています。

 私の出勤が早いのは、起床時間が早いためです。私は毎日ほぼ4時前後には起きますから、家にゴロゴロしていても仕方ないのです。この習慣は中学校時代に実家の生活事情のためについたもので、もうこの歳になって治すこともできずにそのままズルズルと続いています。「早起きは三文の得」とか言われますが、私自身はそんなことはないとおもっています。早起きにはそれなりの雑用がけっこうあるのです。自宅でもお湯を沸かしたり、子どもたちを起こしたり、弁当のご飯を詰めたり(おかずは家内が作る)、などの仕事をしています。

 出勤すれば前述のような仕事を頼まれてもいないのにしてしまいます。生徒の下校後も各教室を見てまわることもあります。あまり、担任にプレッシャーをかけてもいけないので控えるようにはしていますが…。いろいろな担任がいて、その人なりのやり方でクラスの運営をするのが一番いいのです。しかし、残念なことに現在の勤務校のような底辺の学校では生徒の学力と基本的生活態度はほぼ比例しているのが実態なのです。トイレにはタバコの吸殻がいつもありますし、男子・女子を問わずトイレ・教室の使い方などは情けないほどにだらしがないのです。そのためやむを得ず学校内外の巡回をしたり、登下校の指導にあたったりしています。これは、「イタチごっこ」のような空しい仕事ではありますが、こういう学校へ勤務する者として避けられない仕事の一部になっています。担任の負担も多いので、副担任やフリーの教員でもできることは分担してやっていかないと学校が立ち行かなくなってしまうのです。

 転勤してきて1年が過ぎました。この間職員のようすを観察していると、どうも上位レベル(公立の場合の)の学校へ長く勤務していた職員は、生徒の動向に疎い面があるようにおもいます。危機感覚が鈍いのです。その甘さがクラスの運営などにも端的に現われてきます。こういう職員は「生徒の自主性を大切にして云々」とよく口にしますから、すぐにわかります。教室を見て回ると中はゴミが放置され、ゴミ箱もあふれんばかりになった状態です。掲示物は期限を過ぎたものがそのままです。生徒の教科書や体操着なども後ろの床に落ちたままであったり、生徒用ロッカーの上に放置されたままです。これは「生徒の自主性を尊重している」のではなく、ただ生徒の我がままやだらしなさを放置しているだけではないかと私はおもいます。こういう教員の言うことを私はほとんど信用していません。自分流にやりたければ、学校などという制度・組織から離れて自分で塾でも何でもやればいいのです。身分の保証された公務員としての自覚を忘れ自己流にやろうとするのは「教員のわがまま」以外の何ものでもないでしょう。

■ 前のページへ ■ 次のページへ ■ TopPageへ