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フレッツADSL(12M)へ


■パソコンが壊れ、ADSLへ

 2003年3月1日(土)の朝方、自宅のパソコンのPCIスロットへLANカードを装着しようとしたときに、普段なら絶対にやらないミスをしでかしてしまった。入選作業の最終段階に近づいていて、疲れもピークだったせかもしれない。何と、パソコンの電源はオフになっていたのだが、OAタップの電源からの微小電流がパソコンのマザーボードには流れている状態で、このLANカードを差し込んだとき、ピシッと火花が飛んだような気がした。基盤にショートが走ったときに出るあの独特のにおいもあった。まずい!と思ったときは、手遅れであった。マザーボードやその他のカード類、それにも増してHDDに異常がないか心配になった。再度、電源をすべて切り、カード類を点検してから、パソコンを起動するためにスイッチを入れた。何の反応もなかった。何度も祈るようにスイッチを入れたが、ダメだった。今までのパソコン人生で最大のピンチである。おそらくCPUから主なところはほとんど壊れてしまったようだ。最後の願いはHDDが無事でいてくれればということだけだ。友人の佐々木君に電話を入れると、ちょうど自宅できょうは休みという。事情を話すと、HDDだけでも大丈夫か調べられるから、持ってきてくれないかとのこと。もちろん助かる。すぐに車で、彼のマンションまで飛ばした。雨の降る寒い朝であったが、気持ちはHDDの無事を願うだけであった。彼のマンションに着いて、HDDに接続してパソコンを起動すると、HDDはきちんと認識されて大丈夫であることがわかった。車の中では、ダメだったら「最初に戻り、今までのデータは諦めて、出直すしかないよな」とかなり悲観的になっていた。しかし、HDDが大丈夫だったことで、新たな希望が沸いてきた。それは、このHDDを生かして、新たなパソコンを作ればいいのだ、ということだ。今回は不運であったが、この不運を嘆いているより、これを機会にパソコンをバージョンアップした方が気分もさっぱりするというもの。

 気持ちを入れ替えると、判断は早かった。佐々木君のパソコン上から秋葉原の「DOS/Vパラダイス」へアクセスしてもらい、前から気になっていたパソコン本体(OSなし、ソフトなし。部品のみ)を即効で購入してしまった。HDDは昨年末に同じように購入したとき、回転数5400rpmの40GBのものにして、ちょっと失敗したなと思ったので、今回は回転数7200rpmの80GBの大容量のものにして頼んだ。このHDDに最終的には現在の中身をそっくりコピーして使えれば(Drive Copy 4.0というソフトで)、理想的なパソコンのアップグレードになると考えた。自宅には、すでにADSLに移行するための装置(スプリッタ、ブロードバンドルータなど)も届いており、3月6日よりは「フレッツADSL12Mモア」に切り替わる予定になっていた。しかし、注文したパソコンが届いても実際に稼動させるまでには種々の設定など、まだ課題も多いため、しばらくはメールやWeb、HPの更新などは諦めざるを得ないと判断した。3月8日に注文していたパソコン本体が届いた。ちょうど妻と服を買いに出かける直前にクロネコヤマトの配送車が自宅前に止まったので、すぐにわかった。気持ちは落ち着かないが、まずは買い物をして来てからだ。「今月中には何とかHPの更新などもできるようになればいいのだが…」などと思いつつ、買い物をしていた。

 帰宅すると、早速箱を開けてパソコンの本体を出した。といっても、ただ部品を組み立てただけで、OSもソフトも何もはいっていないので、ほとんど最初から自作するのとほとんど変わりない。秋葉原辺りで、部品漁りをしないで済むというだけのこと。まずは、すぐに筐体(きょうたい…パソコン本体のケースのこと)のふたを開けて3.5インチベイのところに先日かろうじて無事だったHDDをセットした。そして、装着してあるグラフィックカード(以前はビデオカードと言っていた)やサウンドカード、LANカードなどを一旦はずしてから、HDDとキーボード・マウスなど基本的なデバイスだけをつけて起動してみた。当然ながら、起動するとセーフモードで起動したが、起動しただけでも嬉しかった。というのも、Windows95からアップグレードしたWindows98では、これがうまく起動しないことをすでに経験していたからだ。とりあえず起動すれば、あとはマザーボードのチップ類を認識させるためのドライバを入れて、順次カード類を差し込んで認識させていけばいい。これらのことは、毎日のように仕事でパソコンのセットアップをしている友人の佐々木君から絶えずアドバイスを受けていたせいで、安心して作業ができた。彼はいつになってもわたしの尊敬する「お師匠さん」である。昨年の12月に職場でも同じ作業をしたが、このときはマザーボードのチップ類を認識させるドライバがきちんとインストールできなくて苦労したが、今回はこの作業はすぐにできた。

 グラフィックカードから順次1つずつスロットに指しては、ドライバをインストールしていった。最後にLANカードで作業は終わったが、どうもサウンドカードとして着けたSound Blaster Audigy2の調子がよくない。音は出るのだが、音が途切れたりして安定していない。一旦ドライバをアンインストールして再インストールしてみるが、結果は同じ。どうも、マザーボードなどとの相性がよくないのかもしれない。「DOS/Vパラダイス」から買った部品はとてもよく選ばれているのだが、今回の部品はハズレだったかな、などと思う。何度やってもダメのまま。しばらく、音なしでようすをみることにした。ここまでやって初日は終了。

 翌日(3/9)は、朝から音出し作業に入ったが、何とか音は出るようになった。ただし、不安定さは変わらない。次の作業として、いよいよインターネットへの接続に入った。こちらは、ブロードバンドルータの設定が主。ブラウザを使って「Web設定」というのをした。設定自体は全く簡単に終わったので、早速アクセスしてみた。しかし、全然つながらない。おかしいなーと思い、佐々木君に電話をしてみた。「ひょっとしてプロバイダのSo-netもフレッツADSLに変更しないといけないのかな?」などと話していたので、試しに彼のパソコンでアクセスしてもらい、変更をしてもらったところ、何とすぐにつながってしまった。それは、じつにあっけないほどであった。溜まっていたメールもようやく受信できた。もう、10日近くインターネットにアクセスできなかったので、受信したメールの数もけっこうあった。この日は、ようやくインターネットにつながったので、ひさしぶりのWeb散策をしてみた。通信速度は思っていたよりも高速で、FTTHに移行するつなぎとしては十分なものに感じた。収容局からの距離は1.7kmくらいあるので、この段階では3Mbpsほど出ているからいいのかなと思っていた(これはあとでWin98SEのMTU値、RWIN値の設定を変えたら、何と2倍近くの速度が出るようになった!)。

 3/10は、学年末試験の午後を利用して、学年の親睦旅行に出かけた(もちろん年休を取る)。パソコンのことも気にはなったが、焦ってみても全部の設定が完了するまでには時間がかかる。久しぶりの西伊豆旅行で、おいしいお酒と海の幸を堪能した。翌3/11は、用事があったため、オプションの西伊豆見学はパスして、直行で自宅まで帰った。親父の入院している病院に出かけてソーシャルワーカーの方と相談して、その後帰宅すると、気になっていたFTPソフトでのファイル転送ができるか試してみた。そうしたら、何度やってもファイルの転送ができないことがわかり、Web設定をいろいろいじってみたが、結局はわからず。次の日に職場からNTTの機器関係のところに電話を入れて、解決法を聞いてみた。サポートに当たってくれた女性の方のいうとおりに、帰宅後やってみた。やっぱりダメだった。3/13は、用事ができて朝から年休を取った。少し時間ができたので、NTTに再度電話を入れて詳しく聞いてみると、どうもブロードバンドルータではインストールする必要はないと書いてある「フレッツ接続ツール」というソフトをインストールして、それでインターネットに接続して(このためには常時接続ではなくて、要求時接続に変える必要あり)から、FTPソフトを起動してやってみるとうまく行くとの話。ホントかなと思いながら、いわれたとおりにやってみると、これが本当にあっという間にファイル転送ができた。ただ、どうしても腑に落ちなかったのは、ブロードバンドルータを使えば「フレッツ接続ツール」というソフトはインストールしなくてもいいと明記してあるにもかかわらず、これがないと、FTPでのファイル転送や掲示板への書き込みなどができないことだ。

 いろいろ問題は残しながらも、こうして「フレッツADSLモア(12M)」に移行できたことは嬉しく思っている。本当は、一気に「Bフレッツ(FTTH)」へ移行したかったが、費用の面で現状では無理も言えないので、とりあえずはこれでインターネット生活を楽しむことにした。

■サウンドも復活

 3/19(水)の帰宅後、どうしても気になっていたPCの音のトラブルに取り組んでみた。音が出たり、出なかったり、出ても途切れたりと苛立つ原因になっているSound Blaster Audigy2のカードをはずした。そして、3/1の故障で壊れてしまったと思っていたSound Blaster Live!のカードをはずして、取り付けてみた。もし、無事であれば非常にラッキーだと思ったから。差し替えてみたが、OSが最初は認識してくれなかったので、ガックリ来た。でも、PCIスロットに差し替えたとき、ネジの留め部が浮き上がっていたような感じだったので、ひょっとしたらカードが根元までしっかり差し込まれていないのでは、と気づいた。そこで、何度か差し入れしてみたら、案の定よく刺さっていなかった。強く押し付けるようにして差し込んでいったら、しっかりと固定されて、ネジ部にも変な浮き上がりがなくなっていた。電源を入れてみたら、幸運にも、新しいデバイスとして認識されて、このカードがまだ壊れていなかったことがわかったときは、独りで「ヨッシャー!」と気合がはいってしまった。問題がないとなれば、あとは一旦デバイスのドライバー入れをキャンセルして、CD-ROMにあるドライバーをインストールする作業をした。今度こそ、安定した音が出てくれることを念じながら、インストール作業を終えた。そして、再起動。Windowsに入ったところで、スピーカーから聞きなれた音が出てきた。ついに直したのだ。が、音がちょっと小さい。この問題はすぐに解決した。スピーカー構成のところの設定で、4スピーカーにしていたのだが、わたしのは5.1スピーカーなので、それを選択したら以前とまったく同じ音がでるようになった。しかも、音の途切れもなく澄み切って安定した音が出るようになった。何度か再起動をしてみたが、すっかり安定している。これで、FS2002などのエンジン音も気持ちよく聞けると思うと、本当に嬉しかった。「かならず直せる」という確信はあったが、思ったような結果になり幸運だったと思う。

 こうして、3/1に前のパソコンが壊れて以来、ほぼ20日ぶりにパソコンの復旧が何とか成功した。まだ、「なぜ、FTPソフトでファイルを転送するとき、フレッツ接続ツールを必要とするのか?」という点ははっきりとわからないままだが、操作上はHPの更新もできるようになったので、ほぼパソコンのアップグレードは完了したといっていいだろう。CPUは今までの3倍の性能(Pentium4 2.53GHz)、グラフィックカードもnVIDIAのGeForce4 Ti4200 8X(128MB)、HDDはMaxtorの80GB(7200rmp)、メモリは512MBでこれも十分。などなど今まで使っていたものとは格段の性能にアップした。費用的には自作で部品集めからやったときとほとんど差はないと思う。急な出費で妻には迷惑もかけたが、「災い転じて福となす」と本人は至ってご満悦。こういう、トラブルでもないと、なかなかパソコンをアップグレードする機会もないので、そういう意味では幸運だったのかもしれない。前のパソコンを意図的に壊したのではないことは、壊れたときのパニック状態から自分でもわかる。が、結果的にこのトラブルを利用してパソコンのアップグレードを図ってしまったのは、我ながら少し後ろめたい気持ちがないでもない。今度は、このパソコンを家族にも開放して、今までの100倍近くも早くなったインターネットを楽しんで使ってもらおうと考えている。子供たちの進学と時期が重なってしまい出費も大変だったのに、あまり文句も言わずにいてくれる妻にはいつもながら感謝している。

 ここ1ヶ月ほどHPの更新もしていなかった。入試の仕事やパソコンの故障といろいろな事情で作業ができずに自分でもどうしようもなかった。何とか復旧したので、これからは、また以前のようなペースでHPも充実させていきたいと思っている。

 2003/03/23(日) 15:16

■フレッツADSLのその後

 どうにも気になっていた「ブロードバンドルータを使っているのに、何でフレッツ接続ツールを使う必要があるの?」という疑問は、ついに解決した。NTTのサポートに当たってくれた人の間違った設定法を鵜呑みにしたわたしも悪かったのだが、「ひょっとすると一番最初の設定のところで間違っているのではないか?」と考え、「PPPoEブリッジ」設定のところを有効にしていることが原因ではないかと思いついた。というのも、ルータ関係の本を数冊買って調べたのとインターネットで手当たり次第検索してみたりしているうちに、「PPPoEブリッジ」の意味を誤解しているのではとふと気づいたのだ。

 そこで、設定している内容を全部メモをとり、再度NTTの機器サポートのところへ電話を入れて、自分の考えが間違っていないかを確認してみることにした。すぐにルータの設定を変えてみればいいのに…と思うかもしれないが、これに気づいたのは、職場で仕事をしているときだったので、仕事の合間に電話を入れてみた。出てきた最初の女性のサポータの方は残念ながら、わたしの説明が悪いのか、「ちょっと待ってください」と電話を離れてなかなか出てこない。しばらくして、別の女性が出てきた。この人はすごかった!わたしの説明を聞いて、まるで目の前にパソコンがあるように的確に状況を再現できるように話してくれ、「あなたの考え通りです。現在の設定ではルータの機能は使わないでADSLモデムとして機能させている状況なので、PPPoEブリッジの設定を無効にすれば、ルータとして機能し、FTPも通ると思います。」との明快な説明。やっぱりそうだったかと、わたしも合点した。その女性の方にていねいにお礼を言って電話を切った。

 「絶対にうまく行く!」と確信があると、不思議なもので、今までの設定上のおかしな点が鳥瞰しているように的確にわかってきた。こうなると、帰宅してパソコンを起動するのが待ち遠しい。定刻まで仕事をすると、一目散に帰宅した。そして、荷物を置くが早いか、すぐに自室に駆け込み、パソコンの電源を入れた。ブラウザ上から「Web設定」というルータの設定画面を出し、すぐに「PPPoEブリッジ」を無効にして、ルータを再起動させた。それから、ダミーのHTMLファイルを1つ作り、FTPソフトを起動して、このファイルが転送できるか試してみることにした。転送画面が出て、サーバーに接続。祈るような気持ちでファイルを指定して、転送。あっという間の時間だった。瞬間的にそのファイルは、サーバー上に転送されていた。「やった!」確信はあったものの、ついにルータとしての機能だけでファイル転送ができた(もちろんファイル転送用のポート開放などの設定はしておいたのだが)。この瞬間がじつにうれしい。あきらめずに、最後まで粘るときっといいことがあるとわたしがつねづね思っているのも、こうした瞬間があるからだ。これが、3月27日の夕方のことだった。

 こうして、ルータ本来の形でインターネットにもアクセスできるようになり、FTPでのファイル転送や掲示板への書き込みなどもスムースにできるようになった。もちろん、それまでの「要求時接続」も「常時接続」に変え、目障りだった「フレッツ接続ツール」も削除してしまった。ここに至るまでに、短い期間ではあったが、ルータ関連の本も何度も読み返し、とてもいい勉強になった。ようやくネットワークの本来の意味がわかりかけてきたように実感している。でも、うまくいって本当によかった!うれしいなーという気持ちが一番の本音である。なお、このブロードバンドルータ「Web Caster 610M」の設定の仕方について、詳しく書きたいのだが、セキュリティーの問題もあるので、もし知りたい方がおられれば、個別にメールで送って頂ければお答えできると思う。

 2003/03/29 (土) 9:38:11

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