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パソコンとファイル?


■■実に良い本が

出版されました。先日、自宅の近くにある本屋さんで(いつもは立ち読みばかりで迷惑をかけています m(_ _)m )見つけたもので、内容を見て「これは実にいい本だ!」と思い、珍しく買ってしまいました。そして、その日の内に一気に読んでしまいました。題名は

高橋浩子『Windows95 ファイルがわかればみえてくる』技術評論社¥1580

という本です。こういう本が今まで出てなかったのが不思議です。いろんなテクニックを書いた本は数多くでているのに・・・。さて、内容はというと、要約できるほどの能力のない私にはそれはちと無理と言うもの。でも、サブタイトルにある「脱・初心者を目指すあなたに」というのは、これ本物です。興味のある方は「買って」読んでみてください。「目からウロコが落ちる」こと請け合いです。

ファイル?

この言葉はワープロ・パソコン時代になってひんぱんに聞く言葉になってしまいました。がここでは、パソコン用語の一つとして考えてみることにします。
今、私はこの原稿を「Idea Tree」というソフトを使い、ディスプレイの画面を見ながら打ち込んでいます。画面には、私がローマ字で入力すると「ひらがな」で表示され、さらに変換キーを押すと漢字に変わります。見た目には、まるでパソコンの中に文字が「保存」され、それがディスプレイに表示されているように錯覚します。しかし、皆さんご存知のようにパソコンの記憶装置のなかでは、デジタル数字(0と1)で、もっとくどく言うと「0→0ボルト」「1→5ボルト」の電圧変化で記憶されていきます。

この文章を保存するには、「ファイル」→「名前を付けて保存」という手続きで、ハードディスクまたはフロッピーディスクに、今度は「0と1」を小さな磁石(磁性体という)の向きに直して保存されるわけです。このとき、「1つのファイル」が出来上がったことになります。パソコンの本体は「文字」→「数字」→「電圧」→「磁石の向き」(この反対の←の向きにも)の変換をしてくれる「はたらき」をしてくれるのですね。こういう「しくみ」ですから、パソコンで「ファイル」というのは実際は「数字の羅列」に近いものです。当然、このファイルは1つのまとまりで名前が記されますが、その「ファイル名」も「数字の羅列」で記されることになります。

となると、今使っているこの「Idea Tree」というソフトも?となりますね。その通りで「ソフト」自体も実は「ファイルの寄せ集め」なのです。もちろん、それらのファイルの間には結びつけがしっかりできており、「ああすれば、こうなる」ように「ファイル間の連携」がとられています。「じゃ、ひょっとしたらOSであるWindows95も?」という疑問が出てきますが、原理は同じです。巨大な数のファイルの集まりがWindows95なのです。

上で紹介した本のPrologueに「すべてはファイルでファイルがすべて」と要約してありますが、まさしく「ファイル」がワープロ・パソコンそして話を大きくすると「コンピュータ」全体の基本なのです。文書を書いたり、表計算をしたり、生徒の名簿を作ったり、授業でパソコンお絵描きをさせたり、等々すべてに「ファイル」が関係しているのです。私がこの文章の最初に紹介した本がどうして「大切な本」なのかがわかっていただけたら、嬉しいのですが…。まぁ、読んでいただいた方が、私の下手な話を読んでいるより早いと思います。それにしても、この本の著者の経歴をみたら、驚きますよ。私もパソコンに関するいろんな本を読みましたが、こういう「視点」でパソコンを見れる人はものすごい実力のある人だと感服しました。読まれた方は、印象などお聞かせくださると、とても参考になるのでよろしくお願いします。

ファイルとくれば…

次は、「フォルダ」ですね。でも、すでにもうおわかりですよね。同じタイプ(ファイル名のあとに、変なアルファベットで3文字ついていますね。あれです。拡張子といいますが…)のファイルがあったらまとめたくなるのが”人情”です。このまとめたものを「フォルダ」といいます。ソフトを作っているファイルの場合は必ずしも同じフォルダにまとめきれないときが多いですから、それぞれのはたらきの似たファイルを1つにまとめることも多いようです。

このフォルダー間にもいろんな「関係づけ」を行なっておけば、思いがけない動きをさせることも可能になってきます。こうして、大きなまとまりを持ってくると「ファイル」→「フォルダ」と来て、最後に「システム」となって1つの「有機的な」結びつきを持った「機能」が生じてきます。1つのファイルだけのときとは、量も質もほとんどちがう「もの(っていえるのかな?)」性格をもつ「何か」に変わってしまうのです。

システム?(人間も?)

こうしてみてくると、パソコンを「生き物」と比較したくなるのですが、やはり早急な比較は大きな「誤解」のもとですから、控えた方が賢明ですね。ただ、最後に言っておきたいのは、「パソコンは単なる機械だ!」とか「パソコンは人間よりもすごい能力をもっている」というような、断定的な考えは今後どのように推移していくかは、誰も予測がつきにくいむずかしい問題です。もう、人生の峠を下るだけの私としては、競馬でも見るような雰囲気で静かに見させていただくしかありませんね。

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★★これまた佐々木君よりコメントが届きましたので(98/1/4)、追加させていただきます。
佐々木君どうもありがとう!(引用は原文のまま)

「実はDOSではプログラムやデータだけでなく、CRTやプリンタもファイルで
した。FDやHDDもファイルなのです。
ですから、コピー先を指定するときに、通常のドライヴ名:ファイル名のところ
に、プリンタや画面を指定することや、あるプログラムの出力先をリダイレクト
(redirect)してプリンタに出力させたり、HDDに記憶させたりとい
うことが出来ました。

なお、すべてファイルというのは、いわゆるパソコンでの話で、コンピュータの
世界では違います。」

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