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HDDの入れ替え


■学校マシンのHDDも限界

 私が学校の物理準備室で使っているパソコンは、前任校の物理準備室に部品を買ってきて作成した自作マシンでした。「でした」と過去形なのは、すでに何度かの部品取替えをして、現在その当時(5年近く前)のものはHDDとFDDだけくらいになっていました。HDDにはWindows95からアップグレードしたWindows98がOSとして入っており、安定性もいいので、現在まで使いつづけてきていた。すでに、筐体(箱)、マザーボード、CPU、ビデオボード、CD-ROMドライブと少しずつ取り替えてきて、HDD(4.3GB)を除くとほぼ最新のマシンに近くなっていた。メモリもいつの間にか、512MBまで増設してあって、もう実用上はほとんど問題なく動くいいパソコンだと自分では満足していた。

 ところが、この9月から物理準備室でもCATVでインターネットにアクセスができるようになり、必要なソフトをダウンロードすることが増えてきた。そうなると、最初に作った当時は、けっこう大きな容量であった4.3GBでも、もう限界かなと感じるようになってきた。空きはまだ1.7GBほど残っていたが、余計なソフトはほとんど入れずに必要最小限での運用を心がけてきた。それも、次第に心細い状況になってきた。そこで、HDDの増設をかんがえ始めた。できれば、現在安定しているそのHDDの中味をそっくり移植できるのが一番だろうとはおもってはいたが、そんなうまい話は無理であろうとおもい込んでいた。

 HDDを購入に行ったのは、10/21(日)である。町田のヨドバシカメラに出かけ、20GBのHDDを購入することにした。30GBでも値段はそう違わなかったのだが、マザーボードのBIOSによっては8.4GBと33GBになると認識できなくなる「壁」みたいな現象がおこるのを友人のHDD増設の際に実際に見ているため、安全をかんがえて20GBに決めた。しかし、売り場に行ってみると、40GBのものが多く、20GBのは数が少なく、結局選んだのはメルコ(Buffaloの名称で販売)のものだった。箱入りで(久しぶりです。いつもはバルク品)、しかもHDDの中味を丸ごと移植できる「DriveCopy2.0」というのと、もう2つのソフトも付属しているというので、「本当かな?」と半信半疑ではあったが、買うことにした。約12000円ほどだった。その晩、友人の佐々木くんに電話をしてみたら、「そのDriveCopyはバージョンは3.0だよね?」と聞かれたのですが、箱を開けてみなかったので「多分そうだとおもう」とあいまいに答えておいた。これが、翌日になって困る大きな原因になってしまったのだ。

■いよいよHDD丸ごとコピーの開始

 翌、月曜日はいつもより早く家を出て、職場に向いました。早くHDDの入れ替えをやってしまいたかったからだ。中間試験も近づいており、問題作成も急がないといけなないというこの時期に余計な作業を自ら招き込んでしまった。まず、パソコンを起動して、HDDにスキャンディスクをかけて、問題のないことを確認。そのあと、新しいHDDの入った箱を開けてみるとCD-ROMに入っていたのは「DriveCopy2.0」、「やばいなー、これで本当にできるのかな?」と不安になる。そうは言っても、箱にはちゃんと「HDDを丸ごとコピーできる完全移植用ソフト付属」を明示してあるのだから、「多分できるのだろう…」というので、作業にかかってみる。プライマリーのマスターに現在使っている4.3GBのHDDを、スレーブに新しい20GBのHDDをIDEケーブルでつなぎ、ジャンパー設定もきちんとした上で、DriveCopy2.0で作った2枚のフロッピーディスクからパソコンを起動して、コピー作業に入った。マニュアルに書いてある通りに、1つ1つやってみた。1回目でコピーはできて、ケーブルをつけかえ、ジャンパー設定もプライマリーに直してやってみるときちんと起動して、「おおー、できた!」と喜んだ。まだほとんどの職員が登校していない物理準備室で一人で喜びを噛みしめた。と、ところがエクスプローラーで新しいHDDの容量を確認したら、何と4.3GBしか認識されていない。どこかで間違えたのかもしれない、と再度マニュアルを読み返して2度ほどやってみたが事態はかわらなかった。佐々木くんが昨夜言っていたバージョンの意味がようやくわかりはじめていた。どうも、付録で付いてきたこの「DriveCopy2.0」では、20GBのHDDにそのまま以前のHDDの中味をそっくりコピーすることはできないと判断せざるを得ません。佐々木くんに言われたように新しいバージョンを用意するしかないのかもしれない。作業は、授業もあるので一旦終わりにして、放課後に持ち越した。

 放課後、少し作業をつづけてみたが、やはりダメだった。外はもう雨が降りだしている。職員会議も予定されており、今回は私が防災訓練の実施要項を提案することになっている。しかし、頭の中はHDDのことで気もそぞろ。職員会議も何とか終わって、もう一度かんがえた。「もし、バージョンが3.0」なら佐々木くんのいうようにすんなりとHDDの丸ごとコピーができるはずだ」「よし、DriveCopyの新しいのを買ってこよう!」そうと決まれば、すぐに実行。仕事終了の5:00を待って、すぐに町田に車を飛ばした。ソフト売り場に着くとすぐに「DriveCopy」を探した。「あった!おや?バージョンは4.0になっている。品物に間違いはないだろうな?」と何度か確認して、それを急いで購入して帰宅した。

■ようやく、HDD丸ごとコピー完成

 翌、10/23(火)もまたしてもいつもより早く出勤。物理準備室に入るなり、荷物をおいてすぐに作業に入る。昨日、配線は済ませておいたので、きょうは、バージョン4.0になって新しく機能追加された「仮想FDによるHDD丸ごとコピー」を使ってみることにした。CD-ROMを入れて、指示通りに順番に作業を進めてゆくと昨日とは打って変わってきちんとコピーが進んでゆく。コピーが終了した後で、残りの容量をきちんとFAT32にフォーマットする行程もきちんとすすんでゆく。やがて、1時間ほどで終了。早速、ケーブルを付け替え、マスターのジャンパー設定もして起動してみると、見事!丸ごとコピー成功!しかも、新しいHDDを20GBとしてきちんと認識している。「これって、本当かよ…」と一人でジーンと喜びをかみしめる。一つ一つのソフトを起動してみたが、以前と全く同じように起動できる。こころなしか、以前より起動速度が速く感じた。

 その日は、新しいHDDが元のようにきちんと動くかどうかを確認することにかなりの時間を使った。授業は平行してあるので、ゆっくりとはできなかったが…。それでも、放課後までは全く以前と同じ環境であることが、ほぼ確認できた。各種のドライバ類もきちんとコピーされているため、プリンターで文書を打ち出したときも以前と同じようにふつうに印刷されて出てきたときは、嬉しかった。インターネットも同じようにつながる。20GBのうち、2.7GBほどは元のHDDから移植されたので、残りの容量は17GBほどあり、もう容量を気にしながらパソコンをいじる必要はなくなるだろう。仕事で主に使うパソコンなので、在職中にこれだけの容量を使い切ることはできそうにない。CPUもPentium Vの500MHzだが、仕事ではこれでもう十分である。

 ようやく、新しいパソコンに生まれ変わったのを実感している。それにしても、バージョン違いでトンデモナイほどの違いをみせてくれた「DriveCopy」であったが、このHDD入れ替えでこれだけの作業で終わることができたのは驚異である。元のHDDはそれまでのデータ等の保存版として、いつでも付け替えられる状態で、元のHDDのベイに残しておいた。これで、もし、万が一新しいHDDが故障してもある現在時点までの復帰はできることが心強い。このHDDには過去10年分のいろいろなデータが残してあるため、HDDのままで残せるのは何とも安心感があるものだ。

 もう仕事のほうは、新しいHDD上で行っているが、HDDの回転速度が速くなったせいか、今までよりグーンとマシンの動きが速くなったのを実感している。メモリもたっぷり入っているのでそれも効いているのだろう。それにも増して、マザーボードが新しいので(今年2月に入れ替えた)、そのチップの影響が大きいだろう。普通のソフトはサクサク動くし、起動・終了も実に速い。このOSをWindowsの新しいものにする気はほとんどない。OSはとくに問題がなければ、新しいものにする意味はない。安定しているものをわざわざ不安定要素を抱えた新しいOSに変えるのは馬鹿げている。OSは影で静かに動いていればいいもので、表面にしゃしゃり出てくるものではないだろう。

 このHDDの入れ替えをもって、学校で私が使うマシンの性能アップはほぼ終わったようにおもう。新しいパソコンを買うつもりはないし、メーカー製の余分なものだらけのパソコンなど使う気もしない。シンプルで、仕事に十分に耐えられるマシンがようやく完成したようなすがすがしい気分である。残りの在職期間も年々減ってくる。仕事で使うパソコンはこれで打ち止めという気持ちでいる。まぁ、壊れたら直すつもりではいるけれど…。

 2001/10/28(日) 16:07

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