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わがパソコン最大の危機


■はじめての出来事

 2003/06/26(木) の9:00過ぎ、職場で使っていたパソコンが突然壊れてしまった。ものすごいショック!心臓はバクバクで、ハラホロヒレハレの状態。頭の中は真っ白になり、この故障を直すための長い道のりが頭をよぎった。

 どうして、こんな故障が突然起こったのかを振り返ってみる。9:00過ぎ、空き時間だったので、「情報基礎」で生徒が提出したレポートの点検をしていた。そのとき、何かのファイルを探そうと、デスクトップにあるExplorerのアイコンをクリックしたが、何の反応もない。しばらく待って、もう一度とおもい、マウスを動かそうとしたら、マウスが完全にフリーズしてしまった。もちろん、キーボードも効かない。仕方なく、パソコン本体にある「リセットボタン」を押して、再起動をかけようとした。そうしたら、Windowsが起動するどころか、BIOSのチェックをしている段階から、Boot先(どのドライブから起動するか)がCD-ROMからの起動になってしまっていることがエラーメッセージからわかり、HDDからの起動ができなくなってしまったのだ。そこで、またリセットボタンを押して再起動させ、「Delete」キーを押してBIOSを起動させて、HDDのようすを見て愕然。Primary MasterとPrimary Slaveに接続してあるはずの2台のHDDが2つとも「NONE」になっており、全く認識されていないのである。この状態で考えられるのは、OSの入ったMasterのHDDが物理的に壊れてしまったか、ソフト的に破壊されてしまっているかという、最悪の可能性だ。このHDDには、今までの長い期間に作り上げてきたさまざまなデータも入っており、もし完全に壊れていれば、ものすごいダメージになる。完全なパニックになってしまった。

 すべての電源をはずし、パソコンの蓋を開けて、内部の接続なども確認するが、特に異常は見つからなかった。ただし、接点が最近の湿気で不正な接触をしている可能性もあるので、一旦はずしてみて、それをチェックしてみた。気持ちは、次第に最悪のケース(HDDの破損によるすべてのデータ破壊)がチラチラして来て、じつに滅入る。でも、やれることだけやってダメだったら、新しいHDDを購入してきて、再度作り上げてゆくしかないなと腹を据えると、少し気持ちも落ち着いてきた。授業が入っていたので、空き時間を見ながら、断続的にあれこれいじってみたが、さっぱりHDDが認識されずに、CD-ROMからの起動になることを告げるメッセージが出ては、強制的に電源を切るということを何度も繰り返していた。わたしの今までの経験では、こういう状態ははじめてだったので、もうPrimary MasterのHDDの破損以外は頭におもいつかなかった。

■それでも、何とかなるものだ

 昼過ぎの休み時間にどうせ壊れているのなら、まずPrimary Slaveにつけたデータ保存用のHDDをはずしてやってみようとおもいついた。ひょっとしたら、同じケーブルでつながっているのだから、Slaveが壊れている場合でも起動できないかもしれないと考えたからだ。このときまでは、OSの入ったPrimary MasterのHDDが壊れているためだと頑なにおもい込んでいたのだが、「だめでもともと」と居直ったことで、この方法に気づいた。そこで、ケーブルはそのままにして、Slaveの電源だけをはずしてから、パソコンを起動してみた。このときは、「神様・仏様・キリスト様…」とあらゆる神・仏に祈るような気持ちで電源を入れた。「どうせダメだろう…」とおもいつつ。電源が入ると素早い動きでコマンドが読み込まれ、カチカチとHDDの動きを示すランプを点滅しながら動いてゆく。もう、止まるだろう…とおもった箇所で、IDEのHDDが難なく認識されて、あっという間にWindowsの起動まで行ってしまった。それを唖然としながら見ていた。パスワードの要求があり、反射的にそれを入れると、Windowsは何事もなかったかのように起動してきた。直った!ヽ(^o^)丿

 2台のHDDが同時に壊れるというようなことはまず考えられなかった。しかし、それまでPrimary MasterのHDDの破損にばかり考えが行ってしまっていて、まさかSlaveのHDD(それもデータ保存用にと着けてあったのも皮肉的ではあるが)がおかしくなっていたとは、考えもつかなかった。直ってうれしいというより、OSの入ったHDDの故障でなくても起動できないことがあるという、はじめての経験で、「へー、こんなこともあるんだ…」と、あまりにあっけない問題解決に自分でも気が抜けてしまった。でも、このことはとてもいい経験になった。そして、最近Explorerのウインドウを起動するときに、何か引っかかるような感じがしていた理由もすぐにわかった。このデータ保存用にとつけたおいた(以前に使っていたHDDの転用)HDD(\:Dドライブ)の調子がよくなかったので、それを認識しにゆくときにもたついていたのだ。その段階で気づけばよかったのだろうが、まさかそうとは考えもしなかった。HDDの調子がおかしくなる兆候(異常な音など)はまったく感じなかったからである。

 何とか解決できたのは、「2台同時にHDDが壊れることはまず考えられない」ということに固執したからである。それがあったから、SlaveのHDDをはずしてみようとおもいたったのだとおもう。これまで、いろいろなパソコンのトラブルは数限りなく経験してきたがHDDが破損することにはほとんど遭遇していなかった(DOS時代に1回だけHDDの初期不良に遭遇している)。ましてや、大容量になり、データもHDDにいくらでも保存できる時代になった今は、万が一のことを考え、データ用にとHDDを増設していたから、比較的安全には気をつかっていたと自分ではおもっていた。がしかし、まさか、そのデータ用のHDDが破損していて、それでパソコンが起動できなくなるとは、そこまで考えが行かなかった。こういうケースがあることを身をもって知り、今回もいい経験ができたとしみじみおもった。一時は、胃がシクシク痛み出すほどの衝撃であったが、何とか落ち着いて対処できたのは、過去のトラブルでいろいろな経験を積んでおいたからだろう。

 その日の夜、このことを友人の佐々木君に電話して、二人でしみじみ語った。

 2003/06/29(日) 17:44

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