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パソコンがほしい!


■とうとう娘たちも…

 昨夜(2004/02/16)、入選の仕事と部活動の仕事を終えて、多少疲れた状態で帰宅した。風邪には気をつけているので、すぐに手を洗い、うがいをした。絶対に休めない状況にある現在では、当然の習慣である。さて、着替えでも、とおもって食事中の家族のそばを通ったら、突然「お父さん、パソコン買ってよ」という娘たち(複数いる)の声。「ど、ど、どうしたんだ??」と戸惑っていると、こういうことであった。下の娘は「きょう、学校でインターネットやったんだけど、面白かったんだ。家でやってないのは私ぐらいだよ」と。上の娘は大学もほぼ決まったので、「大学に入ったら、すぐにノート型のパソコンくらいはほしいよね」と。みんな勝手なことをいっている。わたしは、「今は家にそれを買うだけのお金はない」と冷たく応酬。すると、女軍団の長であるカミさんが、「お父さんがパソコンを自分で使ってばかりいて、みんなに使わせないからだよ」などと娘たちの援護射撃をするように畳み込んでくる。息子が家を出てしまってからは、女軍団に支配されている我が家では、男一人の孤独な戦いを強いられている。わたしの形勢は、完全に不利だ。「今すぐには無理だが、ちゃんと考えている!」と苦し紛れに言い残して、早々に着替えをして二階のパソコンの前に逃げ込んだ。

 わたしは自宅にある自分のパソコンを家族には使わせていない。というより、わざと設定をむずかしくしておき、使われないようにしている。PCはPersonal Computerの略である。個人で使って、はじめて使いやすいものなのである。共有するなら、最初からそのように設定しておく。なぜ、わたしが自分のPCを使われないようにしているかというと、これでわたしの趣味であるFlight Simulatorをするためである。それと、自分のHPをこれで作っている。そういうものに特化してあるので、他の家族にいじられて壊されるのは、じつに困るからである。自宅にもう1台現役のPCがあるが、それはインターネットには接続していない。それで、このような苦情が出たのであろう。ネットに繋げればいいだけなので、いつでもできるのだが、今は忙しくてやる気がしないのだ。ネットへの接続にはブロードバンドルータを使っているから、プロバイダへの加入とパソコンへの接続器具をつければ、すぐに可能になる。ただし、そのパソコンは、くわしいことは忘れてしまったが、確かCPUがPentiumの200MHzくらいで、HDDも4.3GBほどだったとおもうので(OSはWindows98)、本当にネットに耐えられるのかは不明だ。おそらくダメだろう。そうなると、新しいのを買うか、作るしかない。ディスプレイはまだ大丈夫なので、とりあえず安物のパソコン本体だけでも買うしかないかと考えはじめている。

 わたしは、子供たちにパソコンの技能を教えようとおもったことはない。というより、こんな世界は教えたくなかった。パソコンなど覚える前に若いうちにやるべきことは山のようにあると考えている。パソコンの技能など本当に必要になれば、覚えて使えるようになるものだ、とおもっている。現実は、ほとんどの人がパソコンに使われているのだが、それはいうまい。娘たちいわく「お父さんみたいに、本格的にパソコンを使いたいわけじゃないの!ふつうに使えればいいんだから」。オイオイ、ふつうにと簡単にいうけど、みんなふつうに使いたいとおもっていて、そうじゃないから苦労しているのだ。まったくわからん子供たちだ。パソコンを使うのに免許がいらないからといって、自動車より簡単だとはいえないのだ。その辺のことをわかっていない大人も子供も非常に多い。じつに嘆かわしいことである。

 インターネットが普及して、だれでもが利用できるようになったためか、ネットの利用はじつに盛んになった。95年頃の状況がウソのようだ。けっこう手軽にネット接続ができるようになったせいか、ちょっといじれるようになると、もうインターネットのことなどわかりきったもののようおもい込みをしている人も多い。わたしなどパソコン通信の時代からネットとは関わりをもっているが、今もってわからないことが多い。インターネットは毎日使うが、日々勉強しているようなものである。一般的になってしまった現在のパソコンで入門する人は、これが当たり前だとおもっているから、肝心なときに基礎がわからない。壊れたときには、どこかで直してもらうだけだから、ほんとうに何も知らない。知らなくてもいいように、作ってあるパソコンも多い。こんなわけだから、自分の使っているパソコンの性能を知っている人はほとんどいないようにおもえる。入っているソフトの数だって多くてわからない人がほとんどだろう。車のように性能など知らなくたって運転できればいいという考えもある。がしかし、パソコンは情報処理機器で、買ってすぐ使える、というのは今後も無理だろう。それほど大げさにする必要もないだろうが、きちんと専門機関で訓練を受けて使うのがふつうだとおもう。わたしも勤務する高校で、「情報基礎」という名前でついこないだまで生徒にパソコンの操作を教えていたが、パソコンが正常に動いているときの彼らは、まさに水を得た魚のようにスイスイと操作していた。しかし、それはパソコンが正常に動いているときだけだ。ちょっとフリーズなどするともうどうしようもなくなるのを何度も見ている。だから、こういうときの対処の仕方もできるかぎり教えるようにしていた。パソコンはなんといっても「精密機械」なのだから。

 あれやこれや経過はあったが、結局娘たちにはパソコンを用意することにした。友人の佐々木くんが上の娘の大学合格祝いにとパソコン(ミニタワー型)を自作してくれて、本体ができた。そこで、残るモニターやキーボード・マウスなど周辺機器を準備して早めにネットに接続する作業に入った。風邪に倒れた2日後に、町田のヨドバシカメラまで出かけ、液晶モニターとその他もろもろの機器を買ってきた。午後には佐々木君も手伝いに来てくれて、あっという間にネットへの接続も済ませた。LANケーブルを子供の部屋へ引き込む作業には少し難儀したが、あれほどのことはとくに問題でもない。これで、女軍団から文句をいわれなくなるとおもえば、簡単な作業であった。作業の途中から、もう娘たちはネットに接続して、勝手に遊んでいるのには、ちょっとムッとしたが、そこはガマンである。父親に仕事をしてもらっても、感謝のひとつもない女の本性を垣間見た気がした(ちと大げさか…)。こうして、娘たちがことある毎にいっていた「パソコンできないの私たちだけだよ」という文句を封じるための下準備はできた。あとは、暇をみて、WordやらExcelやらを教え込んで、パソコンの鬼(女)に仕立て上げようとおもっている。おそらく、もう操作を覚えようとはしないとおもうが…。

■パソコンの家電化

 今回のパソコン設置で感じたのは、もうパソコンは以前のような貴重品という感覚は全く不必要なものになってしまっているということだ。このパソコンを設置するために、6年くらい前に自作したパソコンをパソコンラックから移動させた。この自作機を作る際には、けっこうな気合がはいったものだった。CPUもPentiumUの200MHzを使い、当時としては最速のマシンであった。HDDも4.3GBと当時では、かなりの容量を誇ったものであるが、今にして見れば、もう現役ですらない。DOS/V機などという言葉も死語に近い。〜電気などという大型家電店には、きらびやかなノート型、ミニタワー型などのパソコンがずらりと並べてある。ほとんど使わないようなソフトを満載して…。「こういう雰囲気でパソコンの世界に入る人に、昔話は虚しいよなー」などとふとおもってしまう。

 我が家でも上述のようにネットに2台のパソコンが接続するようになったが、実質的にはカミさんを除くと、1人1台という感じでパソコンを使うようになった。もう、完全にPC(Personal Computer)である。携帯やMDみたいに一人ずつが使う家電の一つになったといっていい。娘の大学でも、講義の履修届けなどはネットで接続して手続きをする。これは、多くの大学でも同じであろう。近いうちに、高校でもそうなるかもしれない。もうすでに、PCの家電化などというのは、進行し切っているのかもしれない。遅れていたのはわたしだけか。

 そんなことをツラツラ考えていたら、大学生の息子がどうもパソコンを買う予定でいるらしいことを知った。カミさんと電話でやり取りしていたからだ。そのために、バイトをして、何とか費用のほうは工面したらしい。カミさんの話では、大学へ提出するレポートなどもネットを利用して、送るという。そのために、大学では学生一人一人が自分のパソコンを持つように指導しているとのこと。ネットに接続していないと講義についていけない風潮ができつつある。大学にきちんとネット接続したPCがいつでも使える環境があれば、自前で持つ必要などない、とわたしはおもうのだが、大学は平気でそういう要求を学生に(父兄に)してくる。困ったことである。そこで、親として何にもしないわけにもいかず、あまり余計なソフトなどが入っていなくて、手ごろな値段で高いスペックの性能をもつショップブランドのノート型を紹介しようと考えている。入れるソフトは、手元にあるので、それを入れて使うようにすればかなり安くなる。せめて、それくらいしかやってやれないのが実情である。何だか、持つのが当たり前になりつつあるパソコン。これを使わないと大学の講義ができないというほど、優れた内容をやっているとは到底おもえないのだが…。まあ、形だけでも最先端みたいな風にするのも、学生への受けか。

■パソコンは用意した、果たして使い切れるか?

 自宅で自由にパソコンを使える環境にはなったが、どうも娘たちはそれほどは使っていないみたいである。せいぜい、ゲームとインターネットだけのようだ。USBで接続してあるマウスが突然動かなくなったら、慌てて声をかけてきた。USBは差し込むだけなので、よくこういうことが起こる。パソコンの後を見て、一旦マウスの端子を抜き取り、再度差し込んだら直った。娘たちは、パソコンの調子が悪くなるのをはじめて見たようで、こういう現場をよく見ておくことが、本当のパソコンとの付き合いになることを感じ取ってくれたかとおもう。

 大学生になった娘に、Excelの使い方を少し教えた。わたし自身、Excelの操作法を習ったことがあるわけではないが、いつの間にかある程度のことはできるようになった。仕事上で困ることはない。授業でも生徒に何年間か教えていた(今年は教えなくて良くなり、ホッとしている)。表計算のソフトは、昔の「マルチプラン」などという時代から一応はいじっている。「Lotus123」にもはまった。しかし、もともと、こういう事務的ソフトにはあまり興味はない。仕事で使うと便利だという程度でしかない。だから、娘が「みんな(子どもは皆そういう)軽くできるんだよ」といっているを聞くと、可笑しくなる。内心では「こんなの誰でもすぐにできるようになるのに…」とおもっているが、真剣に悩んでいそうな娘にちょっと同情。簡単なやり方を教えてみた。「ヘェー、おもったより簡単なんだ…」「だ、ろう…?」かなりの生徒に教えてきたが、Excelの操作などよほど機械オンチのもの以外はだれでもできるのだ。ある程度までなら。高度になれば、それには修行も必要になるが、学生がちょっとしたレポートで使う程度のものならば、それほど深刻になる必要などない。そのうち、娘もきっとわたしなどに訊くこともなくなるだろう。

 パソコンの操作などは、毎日使っていれば、知らず知らずのうちに覚えてしまうものだ。だが、パソコン全般を汲まなく知り、我が身のように使いこなすには、道のりは険しい。パソコンで少し遅れを取った感のある我が家の子どもたちであるが、わたしがどれほどの時間をパソコンに集中してきたかは、小さい頃から知っているはずだ。パソコンも結局は集中力だ。時間をかければ上達するというわけでもない。いかに、集中してのめり込むかだ。そういう意味では、わたしは、子どもたちに何も教えないどころか、これ以上は望むべくもないほどのものを、身体で教えてきたとおもっている。だから、今度はそれを真似しながら自分の身で試しさえすれば、きっとパソコンなど軽く使い切ることができるだろうと信じている。パソコンが使えるとかできるとかは、別段どうでもいい。それを使って何ができるのか?が大切だ。それができなければ、パソコンなど使う意味はない。それをしっかりとわかってくれれば、それでいい。

 2004/04/24(土) 15:00

<<追記>>

■■とうとう息子までも

 娘たちのパソコン騒動がひとまず落ち着いたかとおもっていたら、今度は長男が「パソコンを買いたい」といい出した。こちらは、費用の方は一応バイトで用意してあるという。はじめて買うので不安があるのはわかるので、わたしの自宅の近くにある家電店で見てみようとなった。コンピュータの専門家である友人の佐々木くんも来てくれて、心強い。当初、わたしは、はじめてのPCであるし、それほど凝ったものもいるまいと軽く考えていた。パソコン本体、液晶モニター、プリンターなどがセットになったもので、12〜13万円くらいのものがいいかなとおもいながら、出かけた。しかし、家電店2つを回った時点で、やはり、それらのものはあまり推薦できる品物ではないとおもえてきた。佐々木くんもあまり言葉がない。やはり、家電店のものはプロバイダ契約を含めていくら…というようなお荷物つきで、見た目の安さをいっているが、実質的にはそれほどでないと判断できた。それに、息子はすでにプロバイダも決まっており、NTTの電話端末もセット済みとのこと。それならば、やはり買いなれているパソコン専門店のショップブランドがいいようにおもえた。OSからソフトまで一揃いはあるし、何も余計なソフトばかり入っているメーカーものはいらないだろうと決断した。

 見るべきものは見て、おなじみの「DOS/Vパラダイス」へ向かう前に、自宅に寄って在庫の確認をするためにネットで見てみた。そうすると、初心者用ではあるが、じつにいい性能のものがある。さすがである。パソコン本体と液晶モニターで8万円を切っている。HDDを40GBから80GBへ換えてもそれほどの値段アップにはならない。これで上出来である。それに店まで足を運ばなくてもネット上で注文できるのは、何度も頼んでいるから楽である。もう、これしかないとネット上で注文してしまった。息子に全額出させてもいいのだが、親バカぶりを発揮して、半額だけ払わせることにした。

 そのPCが今夜届く。まだ、OSも入っていないものなので、これからじっくりインストールして、全部セットアップできたところで、息子のアパートまで運ぶ予定にしている。佐々木くんにもしばしお手伝い頂いて、完璧なものにして仕上げたいとおもっている。あとは、息子自身がスキルアップして使いこなしてくれることを願うのみである。

 2004/05/09 (日) 14:12:15

■パソコン完成!設定終了

 昨日、息子のアパートへソフトのインストールを終えたパソコンを運び、インターネットなどへの接続もして、無事終了した。インターネットへの接続には、フレッツADSLを利用しているのだが、最初ルータと同じ感覚でいたら、かなりてこずった。ADSLモデムのため、説明書に添付してきた「フレッツ接続ツール」というのを使わないと接続できないことに気づき、それをインストールしていみたら、無事つながった。わたしは、自分のルータ接続の際、これとは逆に、必要のないこの「接続ツール」をインストールして失敗した苦い経験があったので、モデムの場合はマニュアル通り「接続ツール」をインストールするのでは?と気づいたのがよかった。これに気づかなかったら、自宅からは離れた場所なので、そう簡単にも行けず、再度の設定まで手間取ってしまうところであった。メーラーの設定などはすぐにできるが、たまにしかやらないインターネットへの接続設定などでは、仕事で慣れている佐々木くんがいつものように同行してくれたので、助かった。わたし一人でもできないことはないだろうが、半日でぜんぶ仕上げるのはできなかったかもしれない。こういうときに、友のありがたさがしみじみとわかる。

 息子の部屋はきれいであった。もちろん、人が来るから掃除もしたであろうが、元々小さい頃からそれほど部屋を汚く使う子どもではなかったから、きちんと整理整頓ができているのを見て、安心はした。家を出て、もう4年近くになるので、一人暮らしにも慣れているはず。今度はパソコンで簡単にネットに接続できる環境になったから、せいぜい悪質サイトなどで「魔の手」に引っかからないように注意してくれればいい。といっても、もう成人の身。学費などは仕送りしていても、もう自分のことは当然自分でやるのがあたり前の年齢だ。わたしもそうしてきたし、友人の佐々木くんも同様。親元から離れて行ける精神的な独立心をしっかりもっていれば、たとえ、親の身に何があってもやっていける。もう、親としてやってやれることも少なくなった。寂しい気持ちもなくはない。しかし、その寂しさよりも、自立してくれることの喜びのほうが大きい。アパートを去るとき、日本酒の空き瓶がおいてあったので、どうも友達と飲んでいるらしい。ビールは苦手だ、といっていた息子であったが、日本酒を少しやるみたいで、口にはしなかったが嬉しくもあった。酒に飲まれては困るが、酒を飲んで友と語り明かすのも若者にとっては大切なことだろう。今度の夏に会津に帰省した際には、おいしい日本酒を送ってやろう。自分だけのパソコンを手にして嬉しそうにいじっている姿に若い頃の自分が重なって見えた。大いに学び、遊び、そしてすばらしい友を見つけ、あとで振り返ったときに「いい大学時代だったなー」といえるような学生生活を送ってほしい。

 2004/05/16 (日) 12:36:01

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