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北朝鮮(平壌:ピョンヤン?)へ


38℃線上をとぶDassault Falcon50

韓国の金浦空港を飛び立ち、38度線上の西岸上空を飛ぶDassault Falcon50

■FS2000にピョンヤンの空港は?

 韓国のソウル近郊の金浦空港まで飛んでみたので、ついでといっては失礼ですが、北朝鮮の平壌(ピョンヤン)まで飛んでみようとおもい立ちました。2001/10/30(火)の夕方近くでした。帰宅しておもい立ったのです。さっそく準備にかかり、飛行機は先日flightsim.comからダウンロードした「Dassault Falcon50」という機体を使ってみることにしました。ダウンロードのゴールドメダル賞を受けていましたから、相当に人気のある機体のようです。さて、金浦空港に飛行機を引き出し、目的地の平壌(ピョンヤン)の空港をFSNavigatorのマップを使って探すと(このデータの中にはFS2000にあるデータはすべて含まれている)、さっぱり見当たりません。北朝鮮の首都なのにどうしたことだろうとおもいまいしたが、ないものは仕方ありません。FS2000では、平壌の近くにある順安(スンアン Sunan)というところに空港がありました。そこで、これを勝手にピョンヤン空港に見立て、そこまで飛んでみようと計画しました。距離的には近い(もともと一つの国だったのだし、そう大きな国ではない)ため、時間は30分前後で飛べるだろうと判断しました。

 18:00ちょうど、FSNavigatorの設定も済ませて、金浦空港を離陸しました。一旦南下して、それから朝鮮半島の西岸上を辿ってゆくコースです。全く未知の場所で不案内なため、その前に『グローバルアクセス 世界地図帳』昭文社というかなり面白そうな地図を買ってきました。今までは学校に生徒が捨てて行った『新詳高等地図』帝国書院などという高校生用の地図を拾って使っていたのですが、いかんせん細かいところが出ていないのと発行年度が昭和62年と古いので、この際だからと自分用の新しい地図を買ったわけです。この地図は眺めているだけで楽しくなるので、よく見ています。この地図を広げながらどの辺を飛んでいるのか、チェックしながら飛んでいました。ちょうど上に載せたスナップの辺が、韓国と北朝鮮を分ける「38度線」の上空のようです。海岸線ですから、スナップの上のほうに見える川を右手に遡っていくと板門店があるはずです(地図帳によれば)。この海岸線のようすはほぼ地図帳にぴったりです。FS2000の地形は粗いようでいて、それなりに正確であることがわかります。あるところで聞いた話ではFS2000の地形のメッシュ(1コマの1辺の距離)は1.5kmということですから、高度を上げたときの地形のほうが正確に近くなるのはすぐにわかりますね。このスナップでの高度は20000ft(約6000m)です。今回使った飛行機は、とても飛行特性がよくて、なるほど人気があるはずです。

 地図など眺めていたら、もう目的地の空港が近づいてきました。今回は前回とちがって、高度もフライトプランに通りにきちんと下がっていましたから、そのまま自動操縦で着陸してみます。一応ILSが機能しているようなので、今回は大丈夫でしょう。しかし、万が一のために、油断は禁物です。無事着地しても、逆噴射をかけて速度を落とすのは手動です。ブレーキも自動ではかかりません。次第に滑走路が近づいてきて着地。F2キーを押して逆噴射です。あとは少しずつブレーキをかけながら減速してゆきます。途中でターミナルに向かう誘導路に方向を変えてタキシングしながらゆっくり移動。と、ところがターミナル近くにいつもの燃料スタンド(赤色)は見えるのですが、誘導路が途中で切れていて、そこまでゆくことができません。仕方なく誘導路の端まで行って停止。ちょうど18:35でした。

■現実の世界では「撃墜」もの?

 最近では少しずつ交流が増えてきたとはいえ、まだ韓国と北朝鮮の往来はかなり困難なようです。現実の世界で何の交渉もなく北朝鮮上空を侵犯すればおそらくすぐに戦闘機が飛んで来て撃墜されてしまうでしょう。今回のような「お気楽飛行」は現実にはありえないことです。でも、こういうことができてしまうとことがFS2000のようなバーチャルなSimulatorのいいところなのでしょう。同じようなところは、以前のソビエトのシベリア上空もそうでしたが、今ではそこも開放され自由な飛行ができるようになり、多くの航路が拓かれています。おそらく、遠くない将来には今回飛行したルートを現実に飛べる日がくるだろうと予想しています。そのとき、まだ私が元気でいれば、同じルートを辿って中国北部へと旅行してみたいとかんがえています。

 おもい出せば、まだ東西冷戦の時代にアラスカ州アンカレッジから成田を目指していた大韓航空のジェット旅客機が千島列島付近でソビエト空軍の戦闘機に撃墜された事件がありました。領空は目で見えるわけもありませんから、もし侵犯してもそれと注意されなければ気づかないこともあります。もし、ミスで侵犯してしまったときに、いきなりミサイルなりの攻撃を受けたら、旅客機はひとたまりもありません。旅客機が安全に飛べるというのは、つい9月11日のテロ事件をおもい出すまでもなく、平和が保たれていることが前提になっています。不可抗力の墜落を除けば、飛行機がそれほど簡単に墜落を起こすことはなくなっています。秋の澄みわたった群青色の空をキラキラと機体を輝かせながら高空を飛行機が飛んでゆくのをみると、安全に目的地に到着できることを我知らずに願っていることが多くなってきました。飛行機の最大の夢を壊さないでと願わずにはおれません。

 閑話休題。FS2000の話ですが、FS98ではフルインストールすればCD-ROMなしでも起動できました。おかげでCD-ROMドライブに他のソフトのCD(ゲーム用ですが)を入れておけてたすかりました。それが、FS2000では一般的(?)には、CD-ROMなしでは起動できないように設定が変えられました。不正コピーを防止するためというわけでしょうが、Microsoft社にしてはあまりに**の小さい小細工でした。べつにコピーなどされたっていいじゃないか!と私はおもいました。OSから何から何までいろいろ儲けているくせにゲームの一部がコピーされたくらいで一体どれほど損をするというのでしょう。それに、普通にかんがえてそれほど不正コピーをする人が多いともおもえません。コピーをする人は、CD-R(&W)を持っていなければできないのだし、FSのソフトがそんなにバンバン売れているとは聞いたことがありません。いくら世界的に見ればFSファンが数百万人いるとしても、その中でいつも不正コピーしたものを使っているというのも何かありえないようにおもえるのです。不正コピーが出るくらいだとしたら、それはそのソフトの優秀性を物語っている証拠です。むしろ、賞賛に値することなのです。世界のMicrosoft社が小さいことでガタガタ文句を言っているのを聞くと、あのビル・ゲイツに神経質そうな顔(親父は弁護士だったかな?)がおもいだされて、情けなくなります。もういいかげん自分の儲けのことばかりかんがえないでほしいとおもうのです。

 今度のFS2002ではフルインストールでCD-ROMなしで起動できるように、またなりました。このちょくちょく方針を変えるのもいかにも継ぎはぎ継ぎはぎやってきたMicrosoft社の体質がモロに出ています。今後は、こうした小細工はやめてほしいものです。ついでに、いろいろなゲームにもCD-ROMなしでは起動できないものがかなりあります。せっかく気に入って買っていた「Jane's」のフライトものもそうです。CD-ROM圧縮のソフトも効かないようにしてあるため、いつもCD-ROMドライブを占有して気分を害しています。Microsoft社のCombat Flight Simulatior2もそうです。全く迷惑以外の何ものでもありません。不正コピーをする人がいることはもちろん情けないことですが、多くのFSファンはきちんと自分で購入しているのです。そういうファンの期待を返って裏切るようなことはできる限りやめてほしいというのが「今回の怒り」です。FS2002はすでに英語版が発売されて、日本国内でも購入してもう飛んでいる人がいます。しかし、大半の人は、日本語版の発売を待って購入するはずです。私も、日本語版を待とうとおもっています。それまでには初期のバグが必ず見つかり、修正パッチが出るので、修正のすんだ日本語版を待ったほうがいいだろうとかんがえています。以前は、英語版をそのまま購入していましたが、Microsoft社の「売ってから、修正版をだす」という手法を嫌というほど、知らされているので、多少でも時期をずらすようにしているのです。関係ないけれど、私が職場で使っている「Visual C++6.0」などもうサービスパックと称してSP5まででているのです。それも全部で109MBもあるのですから驚くしかありません。「独占するのもいいかげんにしろ!」と叫びたくなるのは私だけでしょうか?「Windowsをやめればいいんじゃない?」といわれるかもしれないが、そこが「FS」にはまってしまったものの弱み。他のOSでは、FSは無理なので、背に腹はかえられない状態で使っているわけです。情けない…。

 2001/11/03 (土) 14:33:21

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