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ベネズエラ(カラカス)へ


カラカスへ向かう途中、アマゾン川の源流上空を飛ぶANA 747-400

カラカスへ向かう途中、アマゾン川の源流上空を飛ぶANA Boeing747-400

■南アメリカの北端の国へ

 ペルーのリマまで飛んできて、しばらく仕事の関係で飛ぶことができませんでした。勤務する高校で土日を利用した文化祭があり、通常の出勤だったからです。文化祭も終わり、その代休が9/24・25に取れました。24日はカミさんと珍しくドライブ。かなり遠出して乗鞍スカイラインに行き、天気もよかったので、乗鞍岳にも登ってしまいました。山頂で上空を飛ぶ飛行機がきれいに見えました。翌日は、ゆっくり家で休養をとることにしていましたが、またしてもFSで飛ぶことになってしまいました。「avsim.com」でダウンロードしたANAのBoeing747-400のテスト飛行をかねて飛んでみようと思い立ってしまったのです。まだ、1度も飛んだことのない機体で長い距離を飛ぶのは危険でもありますが、思い立つと我慢ができないのが私の悪いくせ。さっそく機体をリマの空港へ引き出しました。さーて、リマからどこへ飛ぼうか?と考えましたが、とくにこれといって目的もない。ふと思ったのが、「そういえば、アマゾン川をまだ見てなかったな。それにあの奇怪な山々が広がるギアナ高地も…」ということ。そこで、できる限りそれらの近くを通る国へということで、ベネズエラのカラカスまで飛んでみることにしました。南アメリカの北端になり、日本に戻るには、できるだけ北に向かっておいたほうがいいだろうという考えもありました。FSNavigatorでのフライトプラン作成作業をして、機体に異常はないかも確認しました。とくに外見的には問題はないようです。この機体は、POS(Project OpenSky)というグループの人たちが作ってくれたものです。今回もありがたく使わせていただきました。心配は、飛行特性がわからないので、実際に飛んでみたら問題発生ということはありうることです。巡航高度まで無事上がり、水平飛行へ入るまでが要チェックです。

 2002/09/25(水)の8:20準備を終えて、リマの空港を離陸しました。とくに問題もなく離陸できたので、高度2000ftで自動操縦に切り替えました。上昇角度も適切で順調に高度を上げていきます。約20分ほどかけて高度35000ftに達し、そこから290ktsの速度(マッハ0.83)で水平飛行に入ったときは、ひとまずホッとしました。上昇中に失速する機体もときどきあるからです。あとは、しばらく景色を眺めたり、本を読んだりという内職もできます。6000m級の山々が連なるアンデス山脈を越えると、そこは、アマゾン川に流れ込む多くの源流にあたる多くの川が見えてきました。飛行機の高度が高いため、ぼんやりとしか見えませんが、上にスナップを撮ってみました。川がたくさん見えますよね。このスナップの向こう側にアンデス山脈そして太平洋があります。このような森林と川の光景がしばらくつづきます。コロンビアに入ると、多少高原状のところも出てきます。リマからカラカスまでは3時間以上かかりますので、途中で何度か休憩をとりました。パソコンの前に坐りつづけだと腰も痛くなってしまいますから。自動操縦にしているときには基本的に操縦桿(ジョイスティック)には触りません。機体によっては、その操作でバランスを失ってしまうものもあるからです。何度も飛んで機体の特性をよく知っているものは、少しは操作もできますが、今回のように初めての機体の場合はそうはいきません。まずは一度基本通りに飛んでみる必要があるのです。

 11:30頃には高度も少しずつ下がって、目指すカラカスの空港が近づいてきました。カラカスの空港といっても、カラカスのすぐ近くにはBoeing 747のような大型ジェット機が着陸できるような大きな空港がないため、今回はカラカスの近くにある海沿いのSimon Bolivar Intlという空港へ着陸することにしました。一旦カリブ海の方へ出て、海岸線に沿って空港を目指しました。空港は海岸線の少し海に突き出たところにあります。もうすぐ、着陸です。機体の下はカリブ海です。ギア・フラップを降ろしていつもの着陸態勢に入ります。3時間以上も飛んできて、ここで失敗すると大変なので、着陸は毎回本当に気を使います。滑走路が正面に見えてきました。今回は長くて疲れたので、ILSを使って自動操縦での着陸にしました。うまく行ってくれればいいのですが。滑走路脇のマーカーの色が順に白から赤に変わり、そこを通り過ぎたところで着地。すぐに逆噴射をかけながらブレーキング。速度がおちてきたところで、途中の誘導路からターミナルの方へそのまま機体を移動して、停止。11:43に無事到着しました。長い飛行でした。

■アマゾンの森林と地球の温暖化

 アマゾンの森林がどんどん伐採されて、森林面積が急激に減少しているそうです。それに伴い、光合成による二酸化炭素の吸収が少なくなり、地球の温暖化にも影響が出てくるというような話を聞いたことがあります。はたまた、光合成の際に放出される酸素の量が減るので、地球の大気に含まれる酸素の量にも影響が…ということも。確かに地球の大気に含まれる二酸化炭素の量は少しずつ増えているというようなデータが公表されていますが、じつは二酸化炭素の増加と地球の温暖化を結びつける根拠はそれほど確かなものではありません。というより、環境問題一般にいえることですが、ある仮定があって、それにふさわしいようなデータだけが選別されて、公表されている可能性が高いのです。自動車の排気ガスもすごいものがありますが、それだったら飛行機だってもっとすごい排気ガスを出しています。しかし、不思議なもので飛行機の排気ガスについて「もう飛行機を飛ばすのはやめよう」というような意見をほとんど聞いたことがありませんよね。環境問題はじつは経済問題ではないのかと私は思っています。

 二酸化炭素の増加が大気の温暖化を引き起こし、さらには南極や北極の氷を溶かすために海面が上昇して、低地にある都市や国に多大の被害をもたらすと喧伝されています。でも、私の素朴な科学知識で考えてみても、もし気温が上がるんだったら、当然海水温も上がり水蒸気の蒸発も活発になります。それらの水蒸気は極方面にも運ばれますから、そこで雪となってまた降り積もることになり、南極などの周辺部でおこるであろう氷の融解分を補充してしまうのではないかと思えるのです。何か氷が溶ける方にだけ関心を誘導されているように思えます。二酸化炭素の増加→温暖化→二酸化炭素減少対策→原子力というような構図がまずあって、そのような方向へ向かうようにデータや情報が操作されている可能性を強く感じます。環境問題を真剣に論じている人に悪気はないのかもしれませんが、結果的に特定の国や企業の後押しをしているように思えるのです。

 アマゾンの森林から話がおおげさになってしまいましたが、結論から言えば、アマゾンの森林がなくなっても二酸化炭素の量が増えたり、酸素が減ったりすることはまず考えられません。地球の表面の面積の7割は海なのです。二酸化炭素は量がある程度増えてくると大気中での分圧が増して、海水中に取り込まれることが考えられます。つまり、海の水は二酸化炭素の量を自然のサイクルの中で調節してくれる働きがあるのです。酸素にしても、海の海藻類からの補給の方が断然多いのです。問題なのは、「地球の温暖化」ではなくて、大気温度が高くなることによる「異常気象の多発」ではないかと考えます。どうも「地球の温暖化」を理由に(誰も反対できない錦の御旗のように)して地球規模での商売を目論んでいる国あるいは会社・団体等があるような気がしてならないのです。こういう「風が吹けば桶屋が儲かる」式の話は、眉につばをつけて聞いているくらいがちょうどいいのではと思っています。いろいろな意見をいう学者さんたちも商売ですからね。

 2002/10/05 (土) 13:40:17

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