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ハワイ(ホノルル)へ


ロサンゼルスを飛び立ち、サンタ・クルズ島の上空を飛ぶANA Boeing747-400

ロサンゼルス空港を飛び立ち、サンタ・クルズ島の上空を通過中のANA Boeing747-400

オアフ島がきれいに見えてきた。島の周囲の海がじつにきれいだ。

オアフ島のすぐ南を、高度を下げながら飛行中。一旦島の西部まで行き、そこから右旋回する。

ホノルル空港へ西側から進入する。もうすぐ着陸だ。

ホノルル空港へ西側から進入して着陸する直前。緊張感が走る。海の色がじつにきれいだ。

ホノルル空港に無事着陸して、ターミナルへ。

ホノルル空港へ着陸後、ターミナルまで移動して、翼を休めるANA Boeing747-400

■太平洋は広すぎる

 ロサンゼルス空港から一気に太平洋を横断して日本まで飛ぶ予定でいましたが、フライトプランを立ててみたらおよそ12時間もかかるとの予想。いくら何でも12時間もパソコンの前にすわって飛ぶわけにもいきません。そこで、定番ではありますが、とりあえずハワイまで飛んで、そこで一休みして、そこから日本まで戻ることにしました。太平洋はやはり広すぎます。高速のジェット旅客機でもその横断に半日もかかるのですから。休日でもFSで12時間の飛行をしたことはまだありません。現在の生活事情ではとてもこの時間はかけらせそうにないためです。定年後まで元気でいたら、そのときはじっくり飛んでみようと思います。

 2002/10/14(月)外は晴天。早朝のウォーキングをすませて一息ついた7:00頃に、飛行の準備に入りました。FSNavigatorでフライトプランをセットして、7:28いよいよホノルル向けて離陸開始。飛行機はANA Boeing747-400です。順調に高度を上げて行き、高度2000ftで自動操縦に切り替えました。アメリカ本土を離れて、ハワイのオアフ島までの長い飛行のはじまりです。飛行機の下には何個かの島が見えてきて、ちょうどサンタ・クルズ島の上空にさしかかったときに撮ったのが、一番上のスナップです。ここを越えると、あとは延々とつづく大海原です。空と雲と海だけの世界です。7:51に高度35000ftに達し、290kts(マッハ0.85)での水平飛行に移りました。ここで、一息です。アドオンで追加した機体の中には、この水平飛行に移る直前に失速してしまうようなものもあり、この水平飛行に移れるかどうかまでは見届けないと危険だからです。この高度に無事達すれば、その機体は一応は合格というわけです。今回のおおよその飛行時間は5時間の予定です。さきは長いので、ここで、朝食タイムにしました。

 ときどき休みを入れながらも、15分に1回くらいのペースで飛行状態をチェックします。あいかわらずの風景が淡々とつづきます。FSNavigatorのマップで見ても、1時間ほど経ってもそれほど移動していません。こういうときは、本当に時間の経つのが遅く感じられるものです。本を読んだり、地図帳を見たりといろいろなことをしても、思ったほど時間は経っていないのです。10:00頃、ようやく飛行ルートの半分ほどを飛びましたが、まだまだ先は長いです。ここからの時間はとくに長く感じるので、外に出て先日来カミさんに頼まれていた小枝の刈り込みをすることにしました。もう、10年も放っておいたために屋根の上まで伸びてしまっていたのです。先の伸びる枝きりはさみとのこぎりで枝を刈り込んむ作業をしました。これだけで1時間もかかってしまいましたが、その途中にも何度か飛行機のようすを見に家に戻りました。まだ、大丈夫のようです。一仕事終わった、11:40にようやく前方にマウイ島が見えてきました。しかし、まだホノルルまでは時間があるので、軽く昼食に。コーヒーも飲んでいよいよ、着陸へ向けてパソコンの前にすわります。

 上から2枚目のスナップを見ると、オアフ島の南側を一旦西側に向かって飛んでいるのがわかると思います。これは、何度か試したところ、FSNavigatorの自動操縦でホノルル空港へ東側から進入すると、その近くの山に激突することがわかりましたので、問題のない空港西側からの進入にするために、フライトプランを組んだのです。ハワイ諸島が近づいてきて、マウイ島とモロカイ島の間を抜けて、ラナイ島の上空から進路を西北西に取りながら、ほぼオアフ島に平行に少しづつ高度を落としながら、飛んでいるのです。島の西側まで出たところで、右旋回をしながらホノルル空港の滑走路に進入を開始しました。3枚目のスナップがそのときのものです。ギア・フラップを降ろし、正面に滑走路を捉えています。この瞬間は一番緊張します。5時間近く飛んできて、これで着陸に失敗すれば、もう一度ロサンゼルスからやり直しですから。ATCで他の飛行機が離陸または着陸していないのを確認してあります。あとは無事に着陸するだけです。滑走路が大きくなり、軽いショックで着地。時間は12:23でした。そのまま減速しながら滑走路を2/3ほど行ったところで、一旦停止。すぐに誘導路を使い、ターミナルまで飛行機を移動しました。ホノルル空港にはいろいろな飛行機が絶えず出入りしているため、空いているところを探して、ようやく停止。そのときのスナップが最後に載せたものです。他の飛行機会社のBoeing747が止まっていたので、仲良くツーショットです。ほぼ5時間の飛行はやはりなかなか疲れます。

■もう半分飛べば、そこは日本…

 ほぼ1年かけて、世界をほぼ1周近く飛んできました。最初は、世界の珍しいところでも飛んでみようかなと思い「世界紀行」と名づけて単発的に飛ぶ予定でいましたが、いつの間にか世界一周の旅に変わってしまっていました。私の生真面目な(?)性格を反映してか、どうしても目標を目指して飛んでしまうクセが出てしまったようです。でも、飛ぶときはかなり行き当たりばったりでしたから、ニュージーランドまで行って、その先がないときには焦りました。また同じところを戻るのも面倒だし、どうするかけっこう真剣に悩んだものです。この歳になると、1年間というのは長いようで、じつは本当に短く感じてしまうようです。人さまのことは、よくわかりませんが、私には確かに短く感じるのです。ちょうど、去年の秋に飛び始め、何気なく飛んだ韓国への飛行が最初でした。あれから1年間飛び続け、あとは静かに日本に帰るだけになりました。

 せっかくハワイに来たので、少しプロペラ機を使って島の周辺を飛んでみました。真珠湾(パールハーバー)やダイアモンドヘッドの周りをのんびりと飛んでいると、1年前に「アメリカ50州ー州都の旅」の最後の州都としてホノルルまで飛んで来たときのことを思い出しました。あのときは、最終目的地がホノルルでしたから、飛んで来て無事着陸したあと、うれしくて今回と同じようにオアフ島の周辺を飛んでみました。まだ実際には行ったことのないハワイですが、もう何度も行ったことがあるような気持ちになっています。他界してすでに13年以上も経つ母が、ハワイに行ったときのことを病の床で思い出すように「ハワイにもう一度行ってみたい」と言っていた言葉が耳に残っています。私は、ハワイそのものにそれほど行きたいとも思いませんが、父や母が一度行って感動したその場所にいつかは実際に行ってみてもいいかなとは思っています。海面すれすれに飛んでみると、波が海岸線に白波となって押し寄せていてきれいな光景が見えます。日本人にはなじみの島のようですが、できればあまり混んでいないときに行ってみたいものです。今の仕事にしている間はちょっと無理みたいなので、定年記念にでもとひそかに思っています。

 FS2002は日本語版が今年2月1日に発売されましたから、もう10ヶ月になります。ひたすら飛びつづけていて、気がついたらもう今年もあと2ヶ月もありません。この間、FS2000(まだ、正常に残っている)を飛ばす機会があるかなと思っていたら、今まで一度も飛ばないまま、この時期を迎えてしまいました。不思議なもので、飛ぶ気になればアイコンをクリックするだけで飛べるのに、そうしなかったのです。FSとの長い付き合いも、まだ今後もつづきそうですが、年内にFS2000も起動することがなければ、2003年を迎えたら思い切って削除するしかないかなと思っています。もう、飛ばすこともないかなと思うからです。削除するときは、本当にさびしい気持ちになるものです。その前に一度はFS2000でハワイの空を飛んでみようかな。

 日本に戻って、次の企画を考えることになりそうですが、今はまだ全く未定です。もう、こういう「フライト日記」みたいなものも多くの人が取り組んでいるようだし、私の自己満足的な飛行レポートばかりでは変わり映えがしません。私のHPには別のコーナーもあるのですが、そちらの方はこの企画をつづけていると、ほとんど手つかずの状態のままです。それらのコーナーにも少し本格的に取り組むことが必要かなとも考えています。本当のことをいうと、このHPは誰のために作っているかというと、じつは私自身のためでもあります。一番の読者は私自身だと思います。読んでくれる人がいるのはとても励みになりますが、私自身へのメッセージを書いているとも思えるのです。それでいいのだとも思っています。パソコンを使い、世界を旅することができるとは、FSをはじめる前は考えもしませんでした。でも、バーチャルではあってもこうしてそれなりの実感をもって旅することもできるのです。この旅をしている間、私の頭の中では、「今はベネズエラのカラカスにいるんだ…」というような不思議な感覚がいつもありました。こういう感覚は、おそらく同じように飛んでみると、だれでも起こることかもしれません。まだ、世界へ飛び立っていないというFSファンの方がおられましたら、ぜひ日本を飛び出して、世界の空へ飛び立たれることをお勧めします。なかなかいいですよ。

 2002/11/04 (月) 20:02:43

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