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日本(新東京国際空港:成田)へ
<世界紀行最終レポート>


離陸準備を終え、出発を待つJAL Boeing747-400

(1)ハワイのホノルル空港で離陸のときを待つJAL Boeing747-400

ホノルル空港を離陸して、真珠湾上空を上昇するJAL機

(2)ホノルル空港を離陸して、真珠湾上空を上昇中のJAL機

カウアイ島上空を順調に飛びつづけるJAL機

(3)カウアイ島上空35000ftを順調に飛びつづけるJAL機

銚子上空に達し、成田に向けて着陸態勢にはいるJAL機

(4)銚子上空に達し、成田に向けて着陸態勢に入るJAL機。利根川河口が見える。

新東京国際空港(成田)に着陸し、ターミナル近くで翼を休めるJAL機

(5)長い飛行を終え、成田空港で翼を休めるJAL機。遠くに筑波山が見える。

■日本に向けての最後の飛行

 気ままに飛びつづけてきた「世界紀行」の旅も、今回が最後の飛行になってしまいました。ほぼ1年にわたって飛びつづけてきたことになります。当初の構想とはちがい、いつの間にか「世界一周」の旅になっていました。でも、別段計画的に飛んだのではなく、そのときの成り行きまかせで飛んでいました。ちょうど50回のフライトで世界を一周してきたのはかなりの偶然でもあります。今回の飛行も長い飛行になりそうです。

 2002/10/26(土)、とうとう最後の飛行の日がやってきました。前日から明日は最後の飛行をしようと決めていました。10月中にはどうしても飛んでおきたかったので、これが最後のチャンスでした。幸いにもこの日は何も予定が入っていませんでしたから、早朝に起きて、ウォーキングを済ませ、軽い食事をすると飛行の準備をしました。本当は羽田空港に着陸するつもりでいましたが、羽田は毎日のように着陸訓練をしているところでもあり、長いフライトの最後としては躊躇しました。そうなると、選択肢は新東京国際空港(成田)しかありません。成田は滑走路がまだ1本しかなくて(FS2002では)、もし着陸時に他の飛行機とバッティングすると面倒なのですが、そのときはATCで確認して手動に切り替えての着陸をすればいいと考えました。とにかく、安全に日本までもどることです。FSNavigatorの設定をして、7:46いよいよ、ホノルル空港を離陸開始です(スナップの(1)が離陸前のようす)。前回着陸してきた方向(西方向)に向かって、離陸しました。高度2000ftで自動操縦に切り替えました。ゆっくりと上昇をしてゆきます。(2)のスナップは上昇時にあの有名な真珠湾上空を飛んでいるときのものです。中央の島はアメリカ海軍の基地になっています。島の右に小さな点状のところがありますが、ここは真珠湾攻撃のときに沈んだアメリカ海軍の戦艦(現在は記念館?)です。実際に行ったことはないため詳細は不明ですが、私の父親の話ではそうでした。

 離陸後20分ほどで高度35000ftに達し、290kts(マッハ0.83)で水平飛行に移りました。8:08にオアフ島の西北西に位置するカウアイ島の上空です。このときのスナップが(3)で、きれいな島の周辺のようすもよく見えます。この島のすぐ隣にあるニイハウ島を過ぎると、もうそこは何も見えない太平洋上になります。ここからは単調な飛行になります。フライトプランでの予想飛行時間は7時間もありますので、何をするかも大切です。私はこの間、主に読書や雑用などいつもと同じように過ごしています。飛行機を飛ばしているときには、パソコンで別の仕事をしたりはしません。飛行機が飛んでいる姿をみるだけでも、とても気が安らぎます。パソコンの画面をボーッと眺めているだけでも気分はいいですね。これってFSのときだけですよ…(パソコンでのお仕事はあまり好きではありませんf^^;))。11:15頃に、日本までのちょうど中間点を通過しました。昼食の時間も近づいてきたので、居間に下りて行き1時間ほど昼食と休憩をとることにしました。

 昼食のあと、用事ができて車で30分ほど出かけてきましたが、もどって飛行機のようすを確認すると順調に飛行していました。周囲は変化なし。海と空と雲の世界がずーとつづいています。この間に近くの本屋さんで何気なく買った野口悠紀雄『ホームページにオフィスを作る』光文社新書という面白い本を読んでしまいました。ホームページ作りは私自身も日々楽しみながらも苦労の多いものなので、読んでみてとても参考になりました。このページもホームページに載せるために書いているのですから、何のことはない、私にとっては必読書なのかもしれませんね。そうこうしている内に、14:25前方に横たわる島影を確認。いよいよ日本が見えてきました。

 近づくに従い、それが房総半島であることが地形からわかりました。FSNavigatorのマップを見ると、飛行ルートではちょうど銚子辺りから成田へ進入するようになっている。銚子の犬吠埼がどのように見えるのか楽しみです。まもなく上空に近づくと残念ながら灯台は見えませんでしたが、利根川の河口がきれいに見えました。まもなく成田です。少し左に旋回してから成田に向かいます。そのときのスナップが(4)です。時間は14:50頃です。少し直進してから高度をぐんぐん下げながらゆるく右旋回しながら、滑走路からの誘導信号を捉えます。ATCで他に離着陸の飛行機のないことを確認していよいよ滑走路に向かいます。滑走路を正面に捉えるとその前方には筑波山も見えてきました。まもなく着陸です。緊張します。滑走路が大きくなり機首を少し上げて着地。すぐに逆噴射。ブレーキングを効かせながら減速して、途中の誘導路からそのままターミナルへ移動。AI機のBoeing747が停止している近くまで飛行機を持って行き、並んだところで停止。ホッとため息をつく。時間は15:01。何とも長い飛行でした。おそらく、実際に飛行機に乗っていれば、それほどには感じないと思うのですが、FSでは長く感じます。飛行機の周辺を見ると、昨年の山岳会の忘年会で登った筑波山(私はすでに何度か登っていた)が見えたので、すかさずスナップ(5)。何とか無事に日本に戻れたので、今はただホッとするだけです。1年間かかった長い世界紀行(世界一周の旅)でした。

■世界紀行を終えるにあたって

 とうとうこれを書くときが来ました。飛行の方はすでに10/26に終えていたわけですが、この飛行レポートを書きホームページに載せるまでが1つのフライトだと思っていましたから、このレポートを終えて正式に「世界紀行」の終了になるわけです。飛行の最中は時間を計ったり、気づいたことをメモしておいたり、スナップを撮ったりといろいろやることがあるため、飛行を終えてもすぐには飛行レポートを書くことはまずありません。しばらく置かないと不思議なもので書けないのです。この作業は、全部自宅のパソコンでやるため、帰宅後に時間が取れたときや土曜日に一気にやることが多いのです。自分で読んでも、何かブツ切れだなと思うことが多いのは、そんな状態で書いているせいかもしれません。それに、一番の原因は私の文章構成力が乏しいことでしょう。話すことは商売でもありますから、何とかできるものの、書くのはけっこう疲れる作業です。でも、これを終えないと飛行自体が終わらないのですから、自分に叱咤激励して書きつづけてきました。飛行のスナップを並べるだけの方が手軽にできることは百も承知で、この手法を取ってきました。フライト日記というより、自分がその日そのときをFSで飛んだという記録を残して置きたかったからでもあります。

 FSの操作法や飛行機の原理、FSにまつわるトラブルや対処法などを書くことも面白いのでしょうが、私は「飛ぶこと」自体を楽しみたいといつも思っていますので、いつの間にかこういうスタイルの飛行レポートになってしまいました。学術論文を書いているわけでもないので、他のサイトを参考にしたりということはありません。インターネットもメールとHP更新、そして飛行機関連のサイトからの機体などのダウンロードくらいしか使いませんから、参考にしようにもできないのが現状でした。ですから、同じようなサイトがあれば、その方も好きで飛んでいるのだと思います。私もただ好きで飛んでいただけです。そして、きょうも飛んでいます。むしゃくしゃするときは、厚木の飛行場からF/A-18Hornetですぐに飛行開始。急上昇して曲技飛行の連続。富士山の周りをぐるぐる回って火口をめがけて急降下…などなどして、厚木にもどると、何となく1日が静かに終えられるのです。床につくと、枕元のCDカセットデッキで「ジェットストリーム(城達也氏ナレーション)」を聞きながらいつの間にか寝ています。ジェット機のあのエンジン音はうるさいというのがふつうの感覚だと思うのですが、私にはまさに快音なのです。もちろんプロペラ機のエンジン音はそれにもまして好きです。こんな「飛行機オタク」が好きで書いていることを読んでくれている人が世の中には思っていた以上におられることを知ったのも、ホームページ上でこれらの飛行レポートを載せてからです。いつも読んでいただいている人には、とても感謝しております。できるだけ毎週いろいろな場所に飛行して、その雰囲気をお伝えできればと思い、つづけてきました。でも、一つの区切りとしての終わりがあることも大切なのでしょう。ちょうど日本にもどったところで、この「世界紀行」をひとまず終わりにしたいと思うのです。

 まだ、企画が煮詰まってはいないのですが、ひょっとすると「世界紀行パート2」みたいなものをはじめるかもしれません。それともFSそのものの技術的解説(これもすばらしいサイトがあるようですね)やNaviの説明などをやってみようかななどと考えたりしています。が、いずれにせよ、来年の3月までは事情で仕事が忙しそうなので、ゆっくり企画を立てたいと思っています。私のサイトから飛行機関連が消えてしまうのは、もうホームページをやっている意味が半減してしまうので、細々とでもつづけてゆきたいです。

 このコーナーをいつも読んで(見て?)頂いた方々、どうもありがとうございました。感謝申し上げます。この「世界紀行」の途中でFS2002(日本語版)が発売され、FS2002に引き継いだ形で飛行をつづけてきました。画像処理その他まだまだ未熟な点があり、見ていただいた方に十分な内容のものを提供できたか、自分でも満足はしていないのですが、それは今後の課題ということで、また精進をつづけるつもりです。

 またの再会を期して、お礼を述べつつ、この世界紀行を終えたいと思います。本当にありがとうございましたm(__)m。

 2002/11/16 (土) 13:33:01

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