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イタリア(ローマ)へ


ローマ上空に達し、これより着陸態勢に入るBeechjet 400A

ローマの上空に達した。高度が高くてまだ詳細は見えないが、少しずつ建物も。Beechjet 400A

■すべての飛行機はローマをめざす

 かつて「すべての道はローマにつづく」と言われ、古代ローマ帝国の都でもあったローマは、現在でも魅力ある都市です。ちょうど今、文庫本で再読をはじめた塩野七生さんの『ローマ人の物語』新潮文庫は、読むほどにのめりこんでしまうような魅力をもっています。その舞台になっているローマは、飛行機をも惹きつける力をもっているようです。ギリシアのアテネから次は?と考えたら、もうローマしか頭に浮かびませんでした。

 梅雨らしい雲の垂れ込めた朝、軽い散歩をすませ、コーヒーを飲みながらの読書もすませました。今朝読んだ本は上記の本ではなくて、大好きな物理学者・寺田寅彦について書いた松本哉『寺田寅彦は忘れた頃にやって来る』集英社新書という本です。これ実におもしろい本ですから、みなさんもどうぞ。あ、ここは本の紹介のページではありませんでしたf^^;)。少し、遅めの朝食を取り、飛行機をアテネの空港に引き出したのは、10:00。5分ほどかけてナビなどの設定をすませ、出発OK。いよいよローマに向けて出発です。2002/06/15(土)10:05離陸開始。飛行機はBeechjet 400A。私の大好きな飛行機です。

 15分ほどで高度35000ftまで上昇して、そこで280ktsでの巡航飛行に入りました。眼下にはエーゲ海の島々と古代ギリシアのロマンを彷彿とさせるペロポネソス半島が大きく見えます。ほどなくすると、ギリシアとイタリア半島の間に挟まれたアドリア海の上にでました。ここは、映画「紅の豚」でもおなじみの場所です。第一次世界大戦時には複葉機での戦闘が繰り広げられたところでもあります。その上空を私の愛機Beechjet 400Aは多少フラフラしながら飛んでいます。これは、FS2002のディフォルトの機体ではないため起こる現象のようです。「aircraft.cfg」を書き換えれば直る現象なので、飛び終えたら書き換えようと思います。

 そうこうしている間に、もうイタリア半島が近づいてきました。左眼下にはターラント湾が見えてきて、まもなく半島上空にはいりました。しばらくはイタリア半島の東海岸に沿って北上して、フォッジャという町の上空から少し左に旋回してローマを目指します。今回の飛行では、めずらしくきちんと操縦席(パソコンの前ですけど…)にいます。イタリア半島の中央部を斜めに横切るようにして飛んでいます。約30分ほどで目指すローマが見えてきました。市街地のそばにはテヴェレ河が流れているのがはっきりわかります。上に載せたスナップは少し高度が高すぎて、いろいろな歴史的な建物は見えませんが、高度を下げればそれらも見えてくるでしょう。テヴェレ河の蛇行したところに1つだけ建物が見えます。スナップの左上に見えるのは、テヴェレ河が流れ込んでいるティレニア海です。ローマ国際空港は、海岸の近くにあるため、飛行機はこのあと左旋回をしながら高度を落として、着陸態勢に入りました。空港はもうすぐです。ギア・フラップを降ろし、滑走路を捉えます。速度を微妙にコントロールしながら滑走路に向かいます。11:36無事着陸。そのまま誘導路に入り、AI機と衝突しないようにしながら、ターミナル横へ飛行機を移動させて飛行を終えました。さすがにローマは飛行機も多く、私の飛行機の隣には3機ほど飛行機が動いていました。明日はセスナ機で遊覧飛行です。

■Flightsim.comはこのところ混みっぱなし

 インターネットはFlight Simulatorをやるには、欠かせないものですが、私がいつも定期的に訪問しているのは「FLIGFT INFO」と「Flightsim.com」の2つだけです。このうち、全世界のFSマニアが集まる「Flightsim.com」は私のリンク集にも載せてありますが、非常に有用でいろいろなファイルのダウンロードもできるため、アクセス数がすごいようです。といっても、先日のサッカーのワールドカップの売れ残りチケット販売時のものすごいアクセスほどではないです。それでも、このところの混み具合は半端ではなくて、さきほども飛行機を探すために10回ほどアクセスを試みてみましたが、混んでいて入れませんでした。土曜日や日曜日の早朝だと今までは問題なくすぐにアクセスできたのですが…。「First Class」(有料)を優先していますから、つながりにくいのはわかっていますが、それにしても何度アクセスしてもつながらないときには落胆するのは仕方のないことです。

 Flightsim.comなどからダウンロードした機体には、すばらしいものがたくさんあります。どの機体も実に丁寧に作ってあるのがわかり、その作者の熱意のほどが感じられます。ときには、それがすごすぎて、飛んでいるときに操縦桿がガクガク震えてしまうほどのパワーをもった機体もあります(笑)。無料で使わせてもらっているのですから、何も文句をいうことはありません。自分で好きに選んでダウンロードしているのですから。それよりも、こういう機体を作り、みんなに飛んでもらおうと思う、その気持ちに感謝しているほどです。私は飛ぶほうが好きなので、機体作りやシナリー作りに励むことはありませんが、FSの楽しみ方は各自それぞれで違い、私など想像もできないような楽しみ方をしておられる人も多いと思います。私が毎回載せているこのような「飛行日誌」もそれらの楽しみ方の1つに過ぎません。

 話をもどして、Flightsim.comはその規模が大きくなりすぎたせいか、次第に私のように無料でアクセスを試みるものには敷居が高くなっているのかもしれません。有料なら有料と決めてくれて、適正な費用でアクセスしやすいようにしてもらえれば、私もぜひ仲間に入ろうとも思います。現在は、無料でも時間帯や空いているときには、1回で簡単につながることもあり、有料の「First Class」に踏み切れないでいる理由にもなっています。どの分野でもある程度の人数が集まれば、知識や技術に格差は生まれてきます。ある一定の基準を設けて、対象を絞り込むことは当たり前のことであり、別にそれを「差別」だとか騒ぐつもりはありません。それなりのサービスを受けるためには有料も当然なのだという意識が、私だけでなく多くの人にまだないのが原因かもしれませんね。最初はあくまでも、FSファンに対する善意で始められた「Flightsim.com」も、多くの人がこの分野に参入してくることで、大きな曲がり角に来ているのかもしれません。そろそろ、私も決断する時期なのかなと考えているところです。

 2002/06/16 (日) 8:31:15

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