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オーストラリア(シドニー)へ


シドニー空港へ向けて着陸体勢に入るANA A320-200

4時間の長い飛行の末にようやくシドニー空港へ。オーストラリアはあまりにもでかい!

■オーストラリアの斜め横断

 元日に飛んで以来、落ち着いて飛ぶ時間もなく、気がついたら11日間も飛んでいませんでした。オーストラリアのダーウィンまで飛んで来ていましたが、どうも断続的に飛ぶのは好きではないようで、いつの間にかきちんと連続して飛ぶようになってしまっていました。吾ながら几帳面だなと苦笑。地図を見ては、ダーウィンから次はどこへと考えたのですが、どこへ行くにもかなりの時間がかかりそうです。それならば、いっそのことオーストラリアを斜めに横断して、太平洋岸のシドニーまで飛んでみることにしました。というのも、一度は実際に行ってみたい(そして、できればその山に登ってみたいと思っている…クック山)国:ニュージーランドへFS2000で飛んでようすを見てみたいという欲求が出てきたため、とにかくその近くまでと考えたのです。

 2002/01/12(土)10:55、ダーウィンの空港をANA A320-200で離陸しました。いつもお世話になっているFSNavigatorのフライトプランでは、飛行時間は4時間5分の予定です。さすがに、オーストラリア大陸は広いですね。ぶらり旅なので、大陸中央部にある有名な「エアーズロック」も見学したいと思ったのですが、今回はやむなくパスです。ニュージーランドからの帰途にまた寄れることもあるでしょう。ダーウィン空港から離陸後、約20分ほどで高度32000ft、速度460ktsに達し、水平飛行に入りました。もちろん、自動操縦にセットしました。あとは、3時間半も時間はあるので、読もうと思いながら放ってあった数冊の本を取り出してまずは読書。少しおいて、コーヒータイム。今朝は、朝食をとらなかったので、軽くご飯を食べる。このところ、正月の食べすぎで体重にまた警戒警報発令中。そうそう、センター試験も近いので、『大学入試2002 センター試験問題研究 物理TB』教学社を眺めながら、今年の問題の予想などもしてみる。これは私の仕事の1つでもあるけど、受験生ではないため、斜め読みして12年分の問題を一瞥。答えはていねいな解答がついているので、それで確認。こういう長い飛行のときは、この手の本も面白いと再認識しました。4時間もパソコンの前に座っているのは、退屈でしかたないので、こうして長い飛行のときはオートパイロット(自動操縦)にして、いろんなことをしています。でも、ちょくちょく見にきてはスナップなどを撮ってはいるのです。

 午後になって、眠くなったので、居間のコタツで少し仮眠。その後、パソコンの前に戻りましたが、景色はほとんど変わらず、平坦で乾燥地のような光景がつづくだけです。地図でみても、オーストラリアで一番高い山は2200mほどで、山と言ってもせいぜい1000mほどしかないのです。あとは、ほとんどが平地です。これじゃ、雨も降らないだろうし、乾燥地になってしまいますね。こういうところを飛んでみると、日本国内のように場所、場所によって実に多様な風景の楽しめるところは素晴らしいなと感じてしまいます。日本は現在は冬ですが、FS2000の世界でも、同様に冬になっています(ディフォルトで)。オーストラリアは言うまでもなく、南半球にありますから、現在は夏です。FSでもその辺は実によくシミュレートされています。

 15:00近くになり、ようやくシドニーに近づいてきました。前方に太平洋が見えはじめ、都会らしき様子も感じられます。すでに、飛行機の高度はぐんぐん下がってきて、3000ftを切っています。シドニーの有名なオペラハウスらしいものも確認できます。もうすぐ空港です。ギア・フラップを降ろし、滑走路を捉えます。上のスナップは、滑走路に向かい、下降をつづけるところを撮ってみました。そのまま、滑走路に進入して、15:09無事着陸。タキシングでターミナルまで移動して、翼を休めました。長い飛行でした。ホント、疲れました。お疲れさま。

 2002/01/12 (土) 22:20:43

■大人と趣味

 明日1/14(月)は、「成人の日」ですね。以前は1/15に決まっていたように思いますが、いつからか日にちが変動するようになったのですね、知りませんでしたf^^;)。毎年、各地で成人式の荒れもようが報じられ、式自体の是非をめぐって議論が持ち上がっています。みなさんは成人式にでましたか?私は、まったく興味がなく出ませんでした。今思うと、ひねくれ者だったのか、「成人式などやったって”大人”になれるわけでもあるまい」となめてかかっていたようです。大人になるには、本人の意思も必要ですが、社会的な認知というのも必要なのですね。大人になるのも大変なことです。

 話は、ころっと変わって、大人になると子供のとき以上に「趣味」にのめり込む人が多いように思います。子供のときは、遊びの中にわざわざ趣味などという領域はないのですが、大人といわれる年代になると、どうしても「お仕事」という生計維持のための活動が入ってくるためか、その反動かは知りませんが、自分が打ち込める(時間を忘れて没頭できる)何かをもつ人が出てくるのでしょう。それが、何かは人によってさまざまですが、どうも周囲を見渡すと、物心つく頃から高校生くらいまでに自分で好きになったものをつづけることが多いのではないでしょうか?私の場合は、まだ小学校に入る前から飛行機には惹かれていましたが、本格的に飛行機に興味が高まったのは、以前にも書きましたが、小学校の中頃だったと記憶しています。その頃のノートが数冊残っていますが、授業中にも飛行機の絵などばかり描いていたようです。教科書の隅だとか、ノートのあちこちにそれらの絵が描いてあります。家に帰ると、プラモデルや木工細工で飛行機を作ったりするのが、好きでした。実家は田舎でしたから、それほど贅沢なものは作れませんでしたが、自分では満足していたと思います。

 高校生になって目が乱視であることがわかるまでは、本気でパイロットへの道を考えていました。夢は破れ、考えもしなかった教職の道を歩むことになって、しばらくは飛行機のことも忘れかけていました。しかし、結婚を機に住むことになった神奈川県の大和市には、厚木飛行場がありました。毎日、私とカミさんの入ったアパート(その当時は、新婚さんはアパートからが定番)の真上をF4Fファントムなどが鋭い金属音と爆発のようなエンジン音を響かせて超低空で飛んでいました。これが、私の眠っていた飛行機熱に再点火したのです。自転車に乗ってすぐに行ける(もちろん歩いても行ける)ところに滑走路がありましたから、数え切れないほど通ったものです。ギアを出し、フラップを下ろした飛行機が滑走路に進入してくるときのゾクゾク感。離陸してゆく飛行機の浮遊感。カミさんなどは「うるさい、うるさい」と言って嫌っていましたが、私は好きで堪りませんでした。不思議なことに、私はこれが他の人から見ると、「私の趣味」だという意識がなかったです。好きなのですから、当たり前のことだと思っていたのです。

 飛行機(FSやプラモデル作りなど)や登山などは、自分では趣味でやっているという意識は正直なところ今でもないのです。私は熱中していると舌で唇をなめながらやっているそうです(親やカミさん・子供によく指摘される)が、自分ではほとんど意識がないのです。数学や物理の問題に解いているときも、どうもそうらしいのです。周りのことが気にならなくなり、どんなうるさいところでも、そういうときは集中してしまうのです。これを書いている今も下の居間からカミさんの声がしたらしいのですが、聞こえずにいました。上に上がってきたカミさんに「また、パソコンに熱中しているのだから…」と叱られてしまいました(^_^;)。もはや、これは一種の病気ではないかと自分でも思うようになってきました。

 「老人になると趣味がある生きがいにつながるから、趣味をもつようにしましょう」みたいなことが、よく言われています。私には、趣味って持とうと思って持てるのかな?と疑問です。それに、趣味はそれほど楽しいとも限りません。たまに楽しいと感じる程度ではないのかなと思います。胃の痛くなることも多いですし、楽してできることはそれなりの充実感しかありません。仕事でも趣味といわれるものでも、真剣さはどうも同じではないかなと思えます。「あなたの趣味は、何ですか?」と聞かれたときに、「飛行機!」と答えることは私にはまずありません。自分では、一体「自分の趣味は何か?」なんて考えることはほとんどないためです。大人になった(これは社会的にはそうとしか言いようがありませんね)自分の中にあるのは、あの幼い日から細々とつづいてきた、大空への漠然としたあこがれみたいなもののような気がします。「自分の趣味ね…どうもわからんな」というのが、本音です。

 「あなたの趣味は何ですか?」

 2002/01/13 (日) 10:57:42

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