ヴァイオリンチャットのかわり2000年4月


続・ヴェンゲーロフ in クラシカ・ジャパン 投稿者:kojima  投稿日:04月30日(日)23時00分43秒

 さきほどの続きです。

 演奏が終わった後、一瞬会場は静まり返ったかと思うと、その後また割れんばか
りの喝采となります。それに応えてもう一曲アンコールとして演奏されたのがイザ
イの無伴奏です。
 
 聞くところによると、イザイの無伴奏はヴェンゲーロフさんの18番なのだそう
です。鬼気迫る迫力と妖艶なムードの絡み合った凄みのある音楽は、同じ無伴奏で
もこうも違うものかと感じさせるもので、作曲者のイザイさんが聞いたら感心する
ことしきりなのではないでしょうか。もちろんヴェンゲーロフさんですから、あの
難しいパッセージも目を閉じたまま楽々です。これで会場にまた火が点き、再び、
文字どおりのブラボーの「嵐」、そして最後はスタンディング・オベイションとなっ
たのでした。

 ところで、よくうまい演奏家を評して、楽器が自分の身体の一部になったような
といういいかたをしますが、ヴェンゲーロフさんほどヴァイオリンが身体の一部に
なっているヴァイオリニストは珍しいのではないでしょうか。レーピンさんや樫本
大進さんの構え方や弾き方がお師匠さんのブロン先生の影響を強く受けているのと
は対照的で、ヴェンゲーロフさんの構え方や身体の動かし方はブロン先生とはまっ
たく違いますね。

 ヴェンゲーロフさんの演奏を聴いて、改めて彼は音律の理論を超えた美しい音程
を持っているなぁと実感しました。お約束の音程と音律についての続編は、近いう
ちに公開する予定です。

http://www.simple-j.com/kkk/kbbs.cgi?bn=490143


ヴェンゲーロフ in クラシカ・ジャパン 投稿者:kojima  投稿日:04月30日(日)22時56分17秒

 お久しぶりです。

 ヴェンゲーロフ掲示板でN.M.さんがご紹介なさっていたクラシカ・ジャパンの
番組を見ました。といっても、わたしはスカパーに加入していないので、友人にビ
デオに録画してもらって一緒に見ました。
(N.M.さん、どうもありがとうございました!)

 演奏は、シベリウスのヴァイオリン協奏曲と、アンコールとしてバッハの無伴奏
パルティータ第2番よりサラバンド、イザイの無伴奏ソナタ第3番「バラード」で
97年のケルンでの演奏会の模様だそうです。共演はバレンボイム指揮シカゴ響で、
今や世界3大オケといわれるだけあって、会場は空席一つ見当たらない満席です。

 まず、シベリウスですが、これはヴェンゲーロフさん自身の同曲のCDとまった
く同じコンビでありながら、CDとはやや趣が違うようにわたしには聞こえました。
CDではワイルドさを前面に出し、存分にアコーギクを効かせ、録音自体も弓が弦
を擦る様子や弦を押さえる際に出る音などを強調した感じですが、ケルンでの演奏
は贅肉を削ぎ落とした筋肉質でいて端正な演奏です。特にホールに響き渡るその美
しい音色は、ホールのほどよい残響を伴って、それこそ他のヴァイオリニストから
は聞かれないほど極上のものだと思います。

 第一楽章の出だしから、もうぞくぞくするほどの音色で見事に初球先制ホームラ
ンを決め、そのまま「炎のレッスン」で樫本大進さんが小澤征爾さんに難しいから
やめといた方がいいと言われたスタイルを、ヴェンゲーロフさんとバレンボイムさ
んはさらりと決めます。第2楽章では、まさにヴァイオリンで歌うとはこういうも
のかと納得させられる見事な歌で涙を誘います。そして、圧巻は第3楽章。それこ
そこれ以上ないほどの最速という感じで飛ばしに飛ばすのですが、まったく破綻が
ありません。最後までミスはまったくありません。さすがです。
 
 そして、ブラボーの嵐となります。オケのメンバーも楽器を置いて、惜しみない
拍手を贈っていました。会場割れんばかりの拍手とブラボーの歓声に応えて、何度
かのカーテンコールの後、バレンボイムさんは、ヴェンゲーロフさんの背中をステー
ジの方へ押しながら、なにやら言葉を交わした後、自分だけステージの袖に戻られ
ました。ヴェンゲーロフさんは「ちょっとだけ」という意味のしぐさを親指と人差
指でして、いよいよアンコールです。

 ここで、ヴェンゲーロフさんはチューニングに入るのですが、なんと指で弦をつ
ま弾くだけでペグを動かして、調弦を終えたのです。わたしには驚異でした。

 おもむろに「バッハ」とだけ言った様子がユーモラスで会場の笑いを誘いました。

 静寂のなか、弾き始められたその演奏は、最初の一音から胸にぐっとくるものが
ありました。そうです。これはメニューインさんのシャコンヌの冒頭に感じたもの
とまったく同じです。ビブラートを控えめにし、見ていないとボウイングの返しが
どこで返しているのかわからないほどやわらかで、音のまんかかを膨らませるバロッ
クヴァイオリンの奏法の要素を効果的に採り入れながら、とにかくこれまでメニュー
インさん以外からは聴いたことのないほど美しく心を打つバッハでした。音程の取
り方も含めて、もうそれは神々如く思えるほどで非の打ち所がまったくありません。
それはちょうど、樫本大進さんのバッハがとても人間臭く暖かみにあふれているの
とはまったく対極にあるいっていいかもしれません。
 
 メニューインさんのシャコンヌと同じく、ヴェンゲーロフさんのサラバンドは、
優秀といわれる演奏家のなかの、そのまたほんのごく限られた音楽家にしか手に届
かない境地にあるように思えます。これこそが虚心の境地なのではないでしょうか。

 私は、ヴェンゲーロフさんの泉のように湧き出る純粋で美しい音色に、とめどな
く涙を流したのでした。

http://www.simple-j.com/kkk/kbbs.cgi?bn=490143


今晩TBSラジオ 投稿者:佐々木公明  投稿日:04月24日(月)16時21分22秒

 純正律について、今晩9時、玉木先生がTBSラジオに登場します。
これまでチャンスを逃した方や、純正律に興味のある方はぜひどうぞ。
 また連休明けにも小さな会合があるそうです。
 純正律メーリングリストも用意されつつあるそうですので、
以下のホームページも興味ある方はチェックしてみてください。

http://www.midipal.co.jp/~archi/


木野雅之:エクスタシー 投稿者:西尾  投稿日:04月22日(土)23時36分55秒

引き続き、木野雅之:エクスタシーの感想です。

はじめて聞いたときは、「メルヴェイユより響きが少ないなー」と思ったのですが、
しばらく聞いていると「メルヴェイユの方が録音エンジニアの技術色が少し強い」
と思うようになりました。

で、演奏の方なんですが結論から言うと、重音の美しい演奏家は何を弾いても美しく
聞こえる、というと大げさでしょうか。どの曲も美しさを前面に出した演奏で、ヴィ
エニャフスキの華麗な変奏曲は「華麗」と言う感じがピッタリの演奏だと思います。
エルンストの「ハンガリーの歌」幻想曲は結構楽しい感じがしました。でもパガニー
ニ・魔女の踊りは美しさも欲しいのですが、もう少し楽しそうな感じがあるともっと
良かったと思います。

でもね、木野さん、CD一枚に収録6曲・51分は少ないんではないかい?(^^;)
もう、1、2曲欲しい気がしますね。

この録音も良かったのですが、やはり私の愛聴版は録音エンジニアの技術色が
強いと言っても「メルヴェイユ」の方ですね。無伴奏作品はやはり面白いです。(^^)
今度はぜひ、無伴奏バッハかパガニーニ・カプリスを期待したいです。


レクイエム 投稿者:西尾  投稿日:04月22日(土)23時35分43秒

こんばんわ、お久しぶりです。

先日、金城武主演の映画「スペース・トラベラーズ」を見てきました。内容はパロディ
系なのですが、少しこじつけっぽい感動のラスト・シーンに何かの声楽曲が挿入され
ていました。それがとてもきれいな曲で映画の内容よりその曲に感動してしまいました。
最後のキャスト等が流れるテロップに曲名がないかなと捜したら一瞬でしたが
「フォーレ・レクイエム」と書かれていて、今それをCDで聞いているのですが、
本当に繊細できれいな曲ですね。ソプラノは今話題(らしい=良く知りません^^;;)の
キリ・テ・カナワ、指揮はデュトワ。

このカナワの声のきれいなこと!。頭というか背筋の芯まで通ってくるような澄んで
いる声です。声楽曲は苦手だったのですが、これなら抵抗なく聴けました。

今度はバッハの「マタイ受難曲」に挑戦です。

p・s:
  上記のように書いてしまうとつまらない映画かと思うかも知れませんが、少しこじつけっぽい感動のラスト・シーンがあるもののパロディ映画としては良くできています。
笑える面白い映画だと思います。(^^)


bariolage 投稿者:佐々木公明  投稿日:04月22日(土)18時35分57秒

http://www.classiccd.co.uk/instruments/violin/techniques1.html

http://members.gotnet.net/pernambuco/frame2.html

http://www.cdnow.com/cgi-bin/mserver/SID=203396983/redirect/leaf=switch/from=
sr-698561/target=buyweb_purchase/itemid=789078?newlanguage=JAP

バリオリッジについていくつかのサイトを検索しました。結局、古いものはタルティー
ニの悪魔のトリルの2〜3楽章(?)、それにヴィヴァルディあたりが(有名な『作品
3-6』?)最初のようです。

 いちばん上と2番目のサイトは、バリオリッジ以外にもいろんな奏法の解説があって
その奏法が聞ける曲が紹介してあるのが興味深いです。
 英語が読める方の手助けがほしいところですが。

 3番目の超長〜いURLは、ギル・シャハムの新譜のようですが、ここでもバリオリッ
ジがヒットしたのには驚きました。また、伴奏のゴーセンブルクSOは、あのヨルゲン
さんの住んでいるスェーデンの町のオケだと思います。とても興味深いです。
 北欧(フィンランド?)の作曲家ニールセンもオケのためのバリオリッジという曲
を作っているようです。フランス人の現代作曲家なども、バリオリッジとシャコンヌ
といったテーマで作曲しているようです。またクラシック・ギター奏法のひとつである
と解説したサイトもありました。

 とりあえずシャハムの新譜は注目ですね。

 わがやの近況報告ですが、長男は中学校に入りブラスバンドでバスを担当するよう
です。次男はあいかわらず、ヴィブラートのかけかたを練習させられています。
 3番目の娘(4年生)が、ブラスバンドに入り、かみさんがフルートを買い与えま
した。私はいささか呆れています。(フルートったらエリック・ドルフィーかい?)
 あと、プリ・アンプを買い替えました。リモコンでヴォリュームつまみやセレク
タ−つまみが回転するので、みんなびっくりです。


リリース2 投稿者:佐々木公明  投稿日:04月16日(日)22時56分17秒

『佐々木公明全書込み1997年版』を手直しして「リリース2」としました。
目次をつけました。
また各ページに柱をつけ、今のページが何月なのかわかるようにしました。
少しですが、写真や楽譜も入れてみました。

目次をつけたので内容が少し探しやすくなったかも。

 その他、今日は一日1998年版を整理していました。
こちらは文字量が'97年版の約6割ほどと少ないので、
豊富に写真を入れようと思っているのですが、スキャナするのが大変です。

 まぁ、自己満足の世界なので気長にやるつもりです。
 次男はBWV1041の3楽章に入りました。またバリオリッジです。

http://www01.u-page.so-net.ne.jp/ta2/quniqo/profile.html


シューマンPT(その2) 投稿者:佐々木公明  投稿日:04月09日(日)18時03分52秒

 以前にも書きましたが、私はオイストラフ・トリオの演奏ではメンデルスゾーンの三重
奏曲1番、2番が大好きです。もちろん飽きるほど何度も録音されたシューベルトの三重
奏曲(op.99と100)もこのトリオのおはこで、世評に高い必携盤でしょう。
 ベートーヴェンの三重奏曲3番、4番も面白い曲です。とくに4番の通称「幽霊」は、
当時のベートーヴェンがまるでキース・ジャレットかチック・コリアのようなピアニスト
だったことを示すシンコペが1ケ所出てきて、印象的です。
 オイストラフによる最も有名な「大公トリオ」は、私にはなんだかやかましいばかりの
曲に聞こえ、しかも1時間近い大曲なので、正直いまだに良さがわかりません。
 このほかにも、ドヴォルザークの通称「ドゥムキー」か、31番のどっちかがすごく良か
った。(←すいません。小学生なみの表現で)
 で、グリンカかスメタナのどっちかいつもわからなくなるんだけどたぶんグリンカの三
重奏曲もすごかった。(←!)
(ピアニストとチェロが違うけどショスタコの三重奏曲もすごい)
  
 こんなふうに「すごい」のと「よくわからない」のがあるオイストラフ・トリオの演
奏なのですが、今回発掘されたシューマンの三重奏曲は「とびきりすごい」の部類に入
ります。これが言いたくて長々と書いてきたんですが、私はシューマンの良さが今回初
めてわかったような気がしました。
 乱暴な言い方をすると、オイストラフ・トリオのシューマンへのアプローチは、シュ
ーベルトの三重奏曲の場合とほとんど同じといえます。シューベルトよりも感情の「揺
れ」というか振幅がやや大きく、またときどきベートーヴェンのように子どもっぽく跳
躍したりする部分もあります。
 つまり、このトリオが演奏するシューマンはシューベルトとほとんど同じにもかかわ
らず、シューマンとシューベルトの違いを、私のようなクラシック音楽についてまった
く素人の人間にもよくわからせてくれる、そういう基本的な部分をまずわかりやすいポ
イントとして示してくれる、そういうピアノ三重奏曲になっています。
 今までシューマンを敬遠していた人にも、最初のシューマンの一枚としてお薦めでき
ると思うんですよね。


シューマンPT(その1) 投稿者:佐々木公明  投稿日:04月09日(日)18時02分52秒

 最近オイストラフ・メーリングリストで話題になったもののひとつにシューマンの
ピアノ三重奏曲#1(d-moll, Op63)があります。
 これはTRITON(トリトーン)という日本のレーベルから日本国内のみという条件付
きで発売されたものです。他に『レオニード・コーガン大全集』や、オレグ・カガン
のCD(全15枚!)などが発売されてるレーベルです。実際には'97年秋に発売されたも
のでしたが、私もメーリングリストで話題になるまで気づきませんでした。(曲につ
いてはn'Guinさんのサイトに詳細があります)。
 
 TRIRONのホームページでは、シューマンの名前もオイストラフの名前も見つけること
が出来ません。カップリングがベートーヴェンのトリプル・コンチェルトで、ただ単に
「ベートーヴェン/三重協奏曲」という表示があるだけ。これでは演奏者さえわかりま
せん。
 というわけで私も長年気づかなかった、世界中のオイストラフ・ディスコグラフィ−
のどこにも載っていない、非常〜〜〜〜〜に珍しいCDです。しかも小品ではない、30分
に近い演奏時間です。ソースは「モスクワ・ラジオ・オスタンキノ」。もしこれが1948
年当時のSPで発見されたなら、コレクターによってとんでもない高値がつけられたかも
しれませんが、どうも発売されたことがない初音源のようです。
 オイストラフ没後の発売音源に「あまりいいものはない」というのが私の一般的な感
想ですが、オイストラフ・トリオなら話は別です。
 
 オイストラフの室内楽の演奏は、TrioのほかにQuartetやQuintet、Octetまで私の手元
にあるのですが、チェロはクヌシェヴィツキーのことが多いようです。しかしトリオでは
ミローシュ・サードロもあり、サードロの突出した個性に較べクヌシェヴィツキーは地味
な感じも受けかねません。
 またトリオのピアニストは大部分がレフ・オボーリンですが、曲によってはババジャニ
ャン、ショスタコ、ゴリデンヴェイゼルなどの記録が残っています。とくに、アレクサン
ドル・ゴリデンヴェイゼルはオイストラフ・クァルテットでシューマンの四重奏曲op.47を
録音していますが、このエンジェル(英コロムビア)での録音も現在オイストラフのディ
スコグラフィーから洩れている「超大物」楽曲のようです。
(TRITONからは、アレンスキーという珍しい作曲家の作品をゴリデンヴェイゼルの演奏で7
曲収めたアルバムも発売されています。また、輸入盤CDですが私はカトワールのヴァイオ
リン・ソナタを持っています。そのときオイストラフの伴奏者をゴールデンワイザーと書
いてしまいましたが、これがつまりゴリデンヴェイゼルだったわけですね。私の持ってい
る本にはゴリデンウェイゼルという表記もありました)。

http://www.dml.co.jp/classic/index.html


木野雅之さん 投稿者:しょうこ  投稿日:04月05日(水)14時10分46秒

なんだか彼が少し話題に出ていたので、いてもたってもいられなく
なってしまいました・・・。おひさしぶりでございます、みなさま。
某レコ〜ド店で、なんともたまらなく厚く濃い音を耳にしました。
「誰だ!?」と思って店員さんに伺ったところ、「木野雅之」という
ヴァイオリニストだったんです。私が求めていた音、それがまさに、
木野さんの音だったんです。生で聴いた事がまだないので、
演奏会などあったら是非行ってみたいと思っております・・・。
ではでは・・・。


佐々木公明全書込み1997年版pdf 投稿者:佐々木公明  投稿日:04月04日(火)01時28分00秒

 出版しました。プロフィールの最後に追加してあります。
私自身、書込みの重複を避けるのに重宝しそうです。
(私の度素人ぶりもばれてしまいますが)
 260kと軽いPDF書類ですが、単行本140頁ぐらいの文章量です。
結構、読みでがあります。

 読むためには Adobe Acrobat Reader 3.0 以上(フリーソフト)
が必要です。
 ワンクリックでダウンロードが始まります。(二回叩かないように)
初めてのPDFなので、何か不都合があったらご連絡いただけると嬉しいです。
 そのうち写真なども入れて改良していくことも考えています。

http://www01.u-page.so-net.ne.jp/ta2/quniqo/profile.html