ヴァイオリン・チャットのかわり'99/05

カイザー#25 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:05月29日(土)23時53分04秒

 パガニーニに始まり、ヨアヒム、ハイフェッツ、メニューインと天才といわれる人の名前
や、あるいはその演奏を聞かされるにつけ、なぜうちの子どもたちには同じような才能が
ないのだろうと、思わずにいられません。
 毎日こんなに一所懸命やっているのにできないのは、脳のどこかしらに軽い知的障害が
あるのではと、真剣に悩んでしまいます。近所にある精神科のセラピーなどの看板に「お気
軽にご相談を」なんて書いてあるのを見ると、本気で相談に訪ねたくなってしまいます。
強度の乱視が原因ではないか? 右脳と左脳が入れ替わってやしないか? 
 親というのは実に、他人が見たら馬鹿げた悩みを悩むものです。

 次男、ササキ・アキミツは、今日カイザーの#25を立派に弾き終わって次に進みました。
彼にとって、これら一連のマルテラートの練習はなんの意味があるのでしょう?
 アキミツは、澄んだみそ汁のだしに絵を描くのが大好きな、遊びに関しては天才を発揮す
る子どもです。親が勝手に決めたヴァイオリンという道をまっしぐらに進まなければならな
い理由がどこにあるのでしょうか?
 長男だって似たようなものです。毎日ちょっとでも気をゆるめれば、ヴァイオリンをやる
動機も目的も消し飛んでしまいます。親の私でさえがそうです。
 ただときどき子どもたちがロボットではなくなる瞬間を見せるときがあります。その一瞬
のためだけに、続けているのかもしれません。そのときの音楽は稚拙でも、なんか私と子ど
もたちの間で「呼びかけ」があり「応答」があるような感じです。私の一方的な思いこみか
もしれませんが、それはそれでいいわけです。

 長男は先日プレヴィン指揮N響を、オーチャードまで友だち3人と聞きに行きました。
翌日から私は毎朝ベートーヴェンの交響曲7番を黙ってかけているのですが、そのたびに
彼は首をひねり、
「この曲どこかで聞いた気がする…」
 と云っているのを、私はニヤニヤしながら見ているのです。


感動・・・・。 投稿者:kaoru  投稿日:05月29日(土)23時35分06秒

>佐々木さま。

早速のresありがとうございます。
佐々木さまのコメント・・・とっても感動しました・・・。(単純なわたし)
分かり合えること、、、、素敵なこと。本当にそう思います。
私もヴァイオリンにおいては、かなりの「障害者」ですが・・・・。

それから川端さんのお話。
演奏会に行った際にいただくチラシに入っていたのを
見たことがあります。
でも、どんな音色をされるの、聴いてみたいですね。
同じく全盲のピアニスト、梯剛之さん。
私は彼の演奏を聴いて、涙しました。
ロン=ティボーガラコンサートで初めて彼の演奏を聴いたのですが
ラヴェルのピアノ協奏曲。特に2楽章・・・。
本当に清らかで美しい音色だったのです。

きっと、川端さんも美しい音色されるのではないのでしょうか?


カワバタ・ナルミチ 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:05月29日(土)22時27分50秒

 KAORUさん>
 とてもレアな情報に驚きました。
 私はミッテンヴァルト・レーベルから発売されている、全盲の川端成道さんを一度聞いて
みたいと思って、今日まで聞けずにいます。
 まだ20歳そこそこだと思いますが。

 目が見えないのにどうして楽器が弾けるのか? これは考えると眠れなくなっちゃいます
ね。
 パールマンもそうですが、障害者に対して健常者という言葉があるのだと思うのですが、
たとえばその中間の人というのもいるはずですよね。
 だから本当は、障害者と健常者のはっきりとした境界線ってないんだと思います。

 この話も難しいので簡単な話にしますと、下の23人のなかでは私はシャハムが好きですが、
シャハムよりは大進のほうが達者かなとも思います。
 ダイシンは20歳ですし、私も18歳ぐらいのときは20歳前後の年齢のアーティストの「語り
かけ」が、すごくよく理解できました。
 げいじゅつ、というのかどうかはわかりませんが、同じ世代の人が語ることというのは、
それは価値のあるものだと、思います。40歳を過ぎてもその思いは変わらず、たぶん60歳を
過ぎても変わらないと思います。
 だから今、ダイシンに出会えるということは、ダイシンがレーピンよりもうまいかとか、
ヴェンゲーロフよりもうまいかということよりも、ダイシンの「語りかけ」が理解できると
いうことのほうが大事なのだと思います。

 健常者もいて、障害者もいて、その中間の人もいて、ちょっとだけ障害者とか、この部分
だけは健常者という人もいて、そういうなかでスーパーマンだけがすべてのトップだとは
私は思いません。
 例えば諏訪内晶子のようになんでも1等賞が取れる人から見たら、ヴァイオリンが弾けな
い多くの人はみんな「障害者」になってしまいます。
 でもそうではなくて、うちの子どもたちのように、決して天才でもなんでもないけどヴァ
イオリンを弾き続けている人も大勢いるわけだし、どう考えたってうちの子どもたちはヴァ
イオリンでは「障害者」になってしまうでしょうが、でも、同じ世代の音楽という言葉での
語りかけは理解できるわけです。
 だから、分かり合えるということのほうが、本当は音楽ではずっと素敵なことだと私には
思えます。


(無題) 投稿者:kaoru  投稿日:05月29日(土)21時51分11秒

佐々木さま。こんばんは。

お久しぶりです。とはいっても、
掲示板はいつも拝見させていただいていました。
実は、最近佐々木さまの書き込みがなかったので、
お体の調子でもお悪いのかしら?と
密かに心配しておりました。。。お元気そうで良かった・・・。

さてさて、先日音楽現代という本を読んでいたら
ポスト・パールマンはだれ?という記事が
のっていました。(元々はアメリカの新聞に掲載されていたそうです。)
その記事によるとパールマンは現代最高のヴァイオリニストでは
ないかと書かれています。

ポスト・パールマンに選ばれているのは次の面々。

1、ナージャ・サレルノ=ソネンバーグ 2、ディミトリー=ショスタコーヴィチ
3、アンネ・ゾフィー=ムター     4.MIDORI
5、ギドン・クレーメル        6、ウラディミール・スピヴァコフ
7、マーク・オーコナー        8、ギル・シャハム
9、ピンカス・ズーカーマン      10、アニ・カヴァファイン
11、チョン・キョンファ        12、ウィリアム・プルーシル
13、チョー・リャン・リン       14、ナイジェル・ケネディ
15、ヤープ・シュローダー       16、サラ・チャン
17、チー・ユン            18、スー・ユン・トリシア・パク
19、ヒラリー・ハーン         20、カレン・ゴミョウ
21、ワディム・レーピン        22、ジョシュア・ベル
23、シュンスケ・サトウ

以上の面々です。中には知らない名前もあり、、、。(単に私の勉強不足でしょうけど)
それでも樫本さんの名前がないのは。。。残念なことですが。
やはりアメリカでの知名度が低いせいなのかな??

ワタクシ的に
23名の中で気になるのは、ゴミョウカレンさんとサトウシュンスケくんでしょうか?
確かお二人ともディレイ先生に師事していると何かで読んだことあるのですけど。
やはり素晴らしい先生に師事しないと、世界では活躍できないのでしょうか?
日本の先生だけでは駄目なのでしょうか??
また、上の件とは別ですが、昨年日本音コンの覇者、長原幸太くんも注目しており、
演奏会に通っております。

長くなってスミマセン。


フーガについて 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:05月29日(土)21時12分14秒

  BACH のフーガについて古楽器で教えてくれました。わかりやすく、私にはとても参考に
なりました。
 予想よりはるかにおもしろい番組だったと思います。
 シューマンが弾いたというピアノの音も良かったし。ああいうふうにかちゃかちゃと木の
音がするピアノはいいなぁと思いました。
 でも、ワーグナーは(メロディは好きなのですが)一種のヒットソングというか憑依状態
で聞く音楽ではないかなぁと思いました。私はあまりワーグナーの音楽に「入門」したいと
いう気分にはなれませんでした。
 久々に、マタイ受難曲など重たい曲が聴きたい気分になりました。 BACH のオルガン曲も、
素朴な音質の録音で聞き直してみたい気分です。


さて、こんばんは… 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:05月29日(土)19時04分32秒

8時からのデュトアの番組でも見ようかと思います。
9時ぐらいにその感想でも書こうかと思います。


今日の1食目 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:05月26日(水)11時07分25秒

 今日の朝食は、お茶の水まで行って『東京都がんセンター』の胃カメラでした。味はいま
いちですが、支払いは新宿区持ちなのでオススメです。
 胃カメラの後の1曲目は、ヴィヴァルディにしました。オイストラフとスターンのデュオ
の協奏曲集です。しかし、ヴァイヴァルディのこれらの曲を、ほかのデュオが録音したという
話を聞いたことがありません。アッカルドあたりがやってもよさそうなものなのにと思いま
すが、どなたかご存じでしょうか? 私はヴィヴァルディのヴァイオリン曲はたいがい好き
です。


感動した演奏会 投稿者:N.M.  投稿日:05月26日(水)07時39分15秒

悪態をついた覚えはまったくありませんが、音色についての好みは人それぞれ、
ということで引き合いに出した例は適切なものではなかったかもしれません。私
も美音の代表格のD.オイストラフやハイフェッツ、彼らに匹敵するヴェンゲーロ
フの音を「汚い」という知人にはびっくりしたものです。ただ、これによって好
みは人それぞれ、という確信を強くしました。ちなみに彼はロマン派の珍曲マニ
アで古楽器はいっさい聴かないそうです。

感動した演奏会ではまず、昨年12月のリッチが挙げられます。パガニーニのコン
チェルト1番です。80歳だから、という次元を超えて本当に立派でした。音色も
美しく、50年代の同曲の録音よりもずっと素晴らしかったです。

次は感動まではいきませんでしたが、今年2月の戸田弥生のリサイタルです。ベ
ートーヴェンの「クロイツェル」ソナタとシューマンの2番のソナタは熱演でし
た。

よくなかった演奏会については建設的でないので書きたくないのですが、HPに
も書いているとおり、大好きな演奏家なのでお許しいただきたいと思います。そ
れは去年スイスで聴いたレーピン/メニューインのベートーヴェンのコンチェルト
です。このコンビはモーツァルトのCDで圧倒的な名演を聴かせてくれたので、
凄く期待していたのですが、技巧的にもミスが目立ち、集中力も欠けていました。
今度の来日公演では真価を発揮してくれることを期待しています。

http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Kouen/3124/


確固とした価値観 投稿者:YOSHI  投稿日:05月26日(水)00時38分41秒

へっぽこヴァイオリン弾きさん、
私の大進君に対する印象は以前と「まったく」変っていませんよ。ご心配には及びません。
大進君の音色に感銘を受けられたN.M.さんも、もし昨年秋のヴェンゲーロフのN饗との共演を

お聴きになっていたら、新たな発見があったかもしれません。それくらいヴェンゲーロフの音
色は素晴らしいものでした。

私は幼稚園に上がる前からヴァイオリンを手にし、今の大学生のおよそ倍の人生をヴァイオリ
ン中心に送ってきました。その間、現在は他界したり引退した巨匠達のうちの何人かの生の音
色に接する機会にも恵まれました。ステージ間近で彼らの演奏をこの目で見、聴いたときの身
の震えは今でも鮮明に覚えています。そのときの感動がなかったら、苦しい練習を乗り越えて
今までヴァイオリンを続けてくることなどできなかったと思います。

LPやCDはそれほどたくさん持っていませんが、生の演奏会なら親の趣味もあってそれこそ数限
りなく足を運んできました。

今は、弾くだけでなく教える方もしていますし、ときには不本意ながらヴァイオリンの演奏に
順位をつける立場になるときもあります。

ですから、ヴァイオリンの演奏に関しては、確固たる価値観と明確な基準を持っています。
そして、それは他人の意見で揺らぐほど柔なものではないのです。

さらに、私と同じようにヴァイオリンを職業とする人達のヴァイオリンの音色に対する価値観
は、大同小異です。これに対して、不思議なことですが、ヴァイオリンをお弾きにならないか
もしくは大人になってからご趣味として始められた方で、もっぱら録音や録画で育ってこられ
た方々のなかには、私達と大きく異なる価値観をお持ちの方も少なくないように思います。

感じ方はひとそれぞれです。趣味としてのヴァイオリンなら誰にも縛られることなく楽しむこ
とができるでしょう。

音大を目指したり、コンクールに出場するとなった途端、ある意味で自由を失ってしまうとも
いえるわけですが…

ところで、へっぽこヴァイオリンさんは、今どんな曲を練習していますか?
どんな曲が好きですか?
困っていることはありませんか?
よかったら、ここでお話してみませんか?
ヴァイオリンの先生に聞けないことでも遠慮なく気軽に聞いてください。


追伸?というわけではないけど、書き忘れ。 投稿者:へっぽこヴァイオリン弾き  投稿日:05月24日(月)18時22分54秒

yoshiさん

 あの、 別に、NMさんが、「実際に足を運んですばらしかった」とおっしゃったからといって
 yoshiさんがyoshiさんの樫本さんに対する印象を変えられる必要はないと思います。
 お二人ともが、「実演」に接せられて、お感じになったことなのですから、
 どちらも、お二人にとってそれぞれ真実なのではないでしょうか?

 同じ演奏会場で同じ演奏を聴いても、人それぞれ感想・印象・評価が
 違うというのは、自然なことなのだと、前々から私も思っていますし、
 ここでも、ずっとそういう姿勢で皆さまが、お話になられているのは、
 過去ログからも、よくわかります。

  

  


こんにちは。 投稿者:へっぽこヴァイオリン弾き  投稿日:05月24日(月)18時05分41秒

こんにちは、久々におじゃまします。

まず、

レスを入れてくださったみなさま。
 なにかと、ありがとうございます。
 おすすめの通り、過去ログおよび、N響の方のサイト拝見しました。

 それと、お詫び。前回の掲示で「素人をふりかざして」すみませんでした。
 レス読んで、「素人だ」と名乗るのも、予防線はるみたいで、
 いさぎよくないことに気づいた。いけなかったですね。 

佐々木さん
 すみません。私の前回の掲示を読み返して、どきっとしてしまいました。
 元々、この掲示板をよくご存じの方ならともかく、ふらりと訪れた訪問者が、
 目にしたら、掲示板の評判を落としかねないコメントだったと反省しています。
 もっと深慮するべきでした。以後気を付けます。


トリオ・ソヌリーのラモー 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:05月23日(日)17時30分55秒

 高田馬場のタイムで税込み900円でした。新品なら税抜き2,400円ぐらいか。
 CDです。曲は「クラブサンのためのコンスール」…なぁんてフランス語で書くとワケ分か
りませんが、要するにピアノ3重奏のチェンバロ版です。
 ジャン・フィリップ・ラモーは1700年代の前半にパリで活躍したらしく、テレマンとほぼ
同時代の作曲家です。オペラなども作ってるようです。
 
 まだ全部聞き終わっていませんが、『フィガロ』のレチタティーヴォ部分のようなコロコ
ロとよく転がるチャーミングな曲集という感じです。チェンバロがややうるさい感じで嫌う
人もいるかも。これはラモーの曲作りのせいで、ある程度聞き込むと慣れると思います。ラ
イナー・ノーツの言葉を借りると「インティメイトなインタープレイ」が繰り広げられるの
が、ラモーが曲作りの際に心がけた点だそうです。(私の英語力はかなり当てずっぽう)

 後半はかなり明るい曲が続き、まさに「インティメント」な雰囲気のトリオです。小学3
年生の娘は、やや踊り出しそうなステップで歩き回りました。

 古楽アレルギーの方へのオススメ度は、60点ぐらいでしょうか。モニカ・ハゲットのアマ
ティが相変わらず伸びとつやのある音を聞かせます。いきなりバロック・ヴァイオリンを聞
くより、このようなトリオ編成からとっかかるとアレルギーはかなり防げると思います。

 買いはしませんでしたが、LP ではメニューインのブラームスのソナタ集、ヴィオラを弾く
メニューインなど、オイストラフではドヴォルザークの3重奏曲「ドゥムキー」や BACH の
伴奏付きソナタなどが目につきました。(いずれも500円ぐらい。珍品ではありませんがコレ
クターズ・アイテムでしょうか?)
 CDではヴェンゲーロフの「妖精の踊り」、タルティーニの3枚組Vn.協奏曲集(イ・ソリ
ステ・ヴェネティ)、ブラームスのヴィオラ・ソナタ集(EMIの…ヴィオリストの名前忘れ
たけど幻の名盤を探せシリーズ)、それとなぜか私はこの曲だけは大好きというブラームス
のセレナーデ1番(ハイティンク)などが目につきました。ただしCDはあまり安くなく、
1600円平均でしょうか。
 LPは安いので「それ買っといて!」という要望があれば買いに行きます。うちから500メー
トルぐらいの距離なので。


三善晃&海野義雄 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:05月23日(日)10時20分46秒

 ミヨシアキラのヴァイオリン協奏曲について、あまり好意的とはいえない感想を
書いてしまいました。
 2度と聞く気になれないほどやかましい曲という印象ですが、今また2回目を聞いていま
す。3回ぐらい聞けばまた違った印象を持つかもしれません。そのときはまた追加して訂正
するかも。
 こういう曲が聞けないという私も、年をとったのだなぁとも思います。

http://www01.u-page.so-net.ne.jp/ta2/quniqo/9904.html


お詫びとお礼 投稿者:YOSHI  投稿日:05月22日(土)01時41分04秒

N.M.さん、
私達が笑い転げたのがN.M.さんの投稿を見てだったのかも、またそれがどこにあった記事
だったのかも、今となっては定かではありません。記憶にあるのは、電車での移動途中に、あ
る知人のノートパソコンを何人かで覗きながら、生と録画や録音での印象の相違について話し
ていたときだったということです。
ですから、そのときの笑いの対象も、ご投稿なさった方ご本人ではなく、メディアが生む「幻
想」「誤解」に対してだったのです。
とはいえ、N.M.さんの気分を害してしまったことは事実ですし、それ以外の方々にも不快
な印象を与える表現であったことを深く反省しています。

また、それが「幻想」ではなかったことを実演で確かめられたとのことですから、誤解してい
たのは私達の方で、本当に失礼しました。

ヴェンゲーロフがお好きとのことですが、彼は私達の間では最も高い人気と実力面での評価を
誇るひとりです。現役の中ではなみいる名手を退け、群を抜いてトップです。
反対に、キョンファについては、私達の間でははっきりと好みが別れてしまいます。彼女を支
持する人でも一番に推す人はあまりいませんし、そもそも音色や技巧で勝負するタイプではな
いと思います。もっとも、私個人は彼女ならではの魅力を解しており、来日時にはリサイタル
に足を運んできました。
私達の好みの一端がおわかりいただけたでしょうか。
音色に関しては当然好みがあるでしょう。
私達の周りで一致しているのは、D.オイストラフ、若い頃のメニューイン、ハイフェッツは
それぞれみんな美しい音色の持ち主であり、今の現役で美しい音色の筆頭にあげられるのがヴェ
ンゲーロフだということです。
樫本大進も、ときおり彼に劣らないようなうっとりするような音を聴かせてくれるのですが、
曲によって、またコンディションによってかなりムラがあるような印象を受けるのと、音程感
の悪さが今後の課題だと思っています。
実を言うと今私が最も応援しているうちのひとりがその樫本大進で、だからこそ厳しいことも
書くのです。常に前向きな姿勢で。


西尾さん、
暖かいお言葉ありがとうございます。
西尾さんの鋭い洞察力に感心するばかりでなく、心から感謝しています。
実を言うと、みなさんが心置きなくお話できるために今後参加を控えさせていただくことを考
えました。その直後にいただいたのが西尾さんのご投稿でした。
ここに参加させていただくようになったのも佐々木さん御自らのお誘いがきっかけだったわけ
ですし、それ以前からの常連でいらっしゃった西尾さんの寛大なご意見に助けられ、再びこの
投稿をすることにしたわけです。


へっぽこヴァイオリン弾きさん、はじめまして。
気をつけるべきは気をつけます。
ですから、できればもう少し具体的に、いつの投稿のどの部分の断定的な表現が問題であった
のか例をあげて教えていただけませんでしょうか。
ここに書きにくければメールでも構いません。
もし、ここにお書きいただける場合は、よろしければメールアドレスを明記になって堂々とお
話しましょうよ。素人だとか、下手だとか、そんなことは関係ないと思いますよ。
ただ、私にとってのヴァイオリンは楽しいだけでなく苦しい時期もありました。
そうした立場や境遇の違いを超えて平等に議論できるのがインターネットのいいところではな
いでしょうか?

P.S.プロの演奏家は、冷静で正しい判断のできる聴衆の批判をむしろ歓迎する傾向があります。
 ご参考までにN饗の根津さんの「ひとりごと」の3月1〜9日あたりをご覧になってみて下さい。
              ↓

http://www.path.ne.jp/~a-nezu/tubuyaki.99.03.html


にぎやかになってきましたね。 投稿者:西尾  投稿日:05月21日(金)20時48分00秒

こんばんわ。
毎日書き込んでいますが、窓際族でもありません。(笑)(笑)
(誰もそんなこと書いてないっちゅーに!)

軽いボケも程々に、へっぽこヴァイオリン弾きさん、初めまして。
> 素人が自由に気楽にのびのびと、意見をかけるようにあまり断定的な形でなく、
>「自分は〜思う」とかという風にお持ちの知識を教えていただけると嬉しいです。

最近の文章のみを読むとそう見えるかも知れませんが、YOSHI様は決してそんな方で
はないですよ。だって、私のような、超ド級の素人がこうやって書き続けています
からね。(笑)(以前の私とYOSHI様の投稿参照。)

YOSHI様はプロ意識をしっかり持った「職人気質」の方です。職人というのはレベル
が上であればあるほど「確信」をズバッと突いてくる言い方をするので、読んだ人
はグサッと来ます。
  自慢ではないですが、私の師匠もそれはもう、口悪いでっせー。(笑)
(いや、ホント)

でもこれで良いではないのですか?。議論とは本来、本音で語り合うものですよ。
「ナアナアで、仲良く・・。」なんてのは議論ではないと思っています。
  せっかく、プロの方と話せる機会が佐々木様のおかげで実現しているのですから
本音で話さないと損ですよ。

> 意見かけません。しくしく。

そんなこと言わないで、書き込んでください。(って、私、管理人ではなかったで
すね。^^;;;)

最近、長文の西尾より。
でわでわ。


西六郷小学校 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:05月21日(金)11時20分30秒

 同窓会のお知らせではありません。今夜9時半、NHKのドキュメント番組、ご覧ください。
 土屋君と石塚君、幼稚園時代からの友だちでした。1年生になってまもなくの昼休み、
校内放送で私たちは「音楽室」へ呼び出されましたよね。
 鎌田先生は合唱団の上級生たちを叱りつけていましたから、私たちも怒られるのではと
ビクビクしていました。
 私たちはひとりずつ、なにか短い歌を歌うように「命令」されました。
歌い終わると、合唱団でソロをとっている上級生にも同じ歌を歌うように命令しました。
 私はその人の歌声が、ほとんどウィーン少年合唱団かと見まがうものすごいボーイ・
ソプラノだったのに度肝を抜かれ、仰天し、感激しました。
 その上級生を鎌田先生はさらに叱りつけ、また私たちに歌わせました。
 なんの訓練も受けたこともない私たちは、ただただ、普通に歌いました。
 鎌田先生は私たちを指さし、
「声というのはこういうふうに出すのだ」
 と1年生の私たちをその場にたたせたまま、合唱団員たちを延々叱り続けていました。
途中でウィーン少年合唱団のレコードもかけたりして、それと比べて怒っていましたよね。
 
 思うにたぶん、鎌田先生が手塩にかけて育てた上級生のソリストが変声期にさしかかり、
ふだん冷静な先生もさすが逆上したのかもしれません。
「なんで声変わりなんてものがあるんだ!」
 とかって…。

 私たちのときは確か「少女」はいなかったですよね。(少女たちは放課後鎌田先生から
クラシック・バレエを習っていました。小学生の少女たちを暗くなるまで居残りさせ、こん
なとんでもない先生、聞いたことありません)
 
 翌日から、私たちはそのまま「西六郷少年合唱団」員でした。

 土屋君、石塚君、まさかこの掲示板、見てないでしょうねぇ…。
 私は4年生直前に転校してしまい、合唱団解散の案内もいただけませんでしたが、
鎌田先生がいなければ、私がこれほど音楽に親しむこともなかったと思います。
 
 心より尊敬申し上げます。
 やっぱり、同窓会のお知らせでした。


へっぽこヴァイオリン弾きさん、ようこそ。 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:05月21日(金)10時01分35秒

 こんにちは。
 カウンターもなく、訪れる人も少ない私のHPにようこそおいでくださいました。
心底、歓迎! です。
 ハンドル・ネームはどちらかの掲示板で見かけた記憶があります。「大人から始める
ヴァイオリン」のほうでしたでしょうか? それとも「樫本大進ファンのページ」でしたか。

 うちの子どもたちは下手くそですが、それより問題なのは「ヴァイオリンを弾く」という
ことへの動機づけです。エチュードなども退屈らしく、寝ながら弾くのだけは得意です。

 私はヴァイオリンを弾きませんが、それでも『カイザー』の教本を見るのはすごく楽しい
です。
 先生から指示されたのは全音楽譜出版の『カイザー』でレッスンはこちらを使いますが、
ピアノ伴奏譜をきっかけに音楽之友社版も「読む」ようになりました。巻末の付録の部分が、
ヴァイオリンの読み物としてとても面白いので、楽器を弾かない方にも一読をお勧めしたい
ぐらいです。「おたまじゃくし」の部分は見てもわかりませんが。(楽譜売場で立ち読み
でも面白いですよ)

 とくにモルデントとか回音などの解説は、バロック好きの方にはいい読み物になると思い
ます。 

 なんか話が逸れましたが、子どもたちをアンサンブルに誘ってくれるような、そんなお話
などももしあれば子どもたちの「動機づけ」にはうってつけなのですが。

 よろしくお願いします。お気軽になんでも書き込んでください。


・・・びっくり。 投稿者:へっぽこヴァイオリン弾き  投稿日:05月20日(木)23時56分09秒

>yoshiさん&N.M.さん

こんにちは。ヴァイオリンがとても好きになり、
つい最近、自分でもならい始めたものです。

ヴァイオリンが好きな人たちとお話できるかと思い、
この掲示板にやってきたのですが、ちょっとびっくりしてしまいました。

もっと楽しくお話ししませんか?
音楽って楽しいのに。なんか、こわい。

音楽が好きな方同志なのに、なぜ、好きな音楽について、
楽しく議論できないのかな、と不思議に思いました。

私のような素人に言われるのはしゃくだと思いますが、
特に、批判的な、もしくは、マイナス部分を指摘する場合は、
「それが好きな人が読んでも不快にならないような」
表現を工夫するというのは、音楽の議論に限らず、
一般的な常識だと思います。
批評ってよーく気をつけないと、どうしても、
口調によっては批判に聞こえがちなものです。   

西尾さんが書かれたのによると、yoshiさんはプロの方とか?
でしたら、素人が自由に気楽にのびのびと、意見をかけるように
あまり断定的な形でなく、「自分は〜思う」とかという風に
お持ちの知識を教えていただけると嬉しいです。
じゃなきゃ、私なんて、0−10で分がわるくって、意見かけません。しくしく。

またおじゃまします。さよーなら。

佐々木さんのお子さんよりずっとへたっぴだけど、
練習が楽しくて、毎日、楽器を持つたびどきどきする 
へっぽこヴァイオリン弾きより。


etc 投稿者:西尾  投稿日:05月20日(木)22時00分40秒

こんばんわ。

> 詳しくは知りませんが、都心部ほど遅れてる感じです。
え〜、そうですかあ?。私、東京の方が先行して設置されていて、その便利さを知って
いましたから、出るヨダレを我慢してISDN買わずに288モデム使っていましたよ。

> 最初の設置工事が1階高くなるごとに6000円かかるそうで、我が家はなんと14階
>なんですよ!!!!!!★★

  これはおかしいですね。CATVの目的は、Perfect TV 等に負けない有線TVシェアを
  確保する事ですから、必ずマンションの各家庭に繋げることができるように配線
  してきます。その上で、光ケーブルの容量を生かしてInternet事業もしようと考
  えているわけです。
    ですから、一階高くなるごとに、数千円取るというのはシェア取りに不利にだ
  けなので、やらないと思います。Internet接続だけという場合は、わからないで
  すが。
    しかもPerfect TVも衛生Internet接続をやろうと企んでいますから、ますます
    不利になります。
    
  あ、そうそう、経験からひとつ情報を。
  正式開業の半年くらい前から、モニターを募集するはずです。それを逃さないよ
  うにしてください。正式開業のときに設置料金を取られますが一般より割安な上
  に半年早く始められるし、モニター中は1000円くらいで使用できます。
  
N.M様>
  まあ、そんなにカリカリなさらずに。
    せっかくYOSHI様が名前を伏せてかいておられるのに、わざわざ名乗り出できて
  悪態つく事もないと思いますが。
  
  好きな演奏家を悪く言われる悔しさはわからないでもないですが、それを知人
  (?)の名前を借りて、悪口言い返す事もないでしょう。
  もし、指摘したいのであれば、「いつの演奏」又は、「CD NO.」位は書くべ
  きです。その上で、どこの部分が悪いと指摘すれば、「ただの悪態」から建設
  的な意見になります。
  (むろん、技術的な話をしてもプロのYOSHI様にかないませんが。^^;;)
  
  ハイフェッツ、オイストラフの音色が「汚い」と言われるその知人さんは、
  バロックVnのノン・ヴィブラートが好きな人なんではないですか。だって
  この二人はヴィブラートを深くかける演奏家の代表のような方ですからね。
  
  それから、樫本大進以外に実演に行かれて、良かったと思う演奏家を教えてくだ
  さい。
  
  意見は悪口に非ず、言うべき時は建設的に。
  でわでわ


N.M.さん、ようこそ 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:05月20日(木)20時38分24秒

 レスが遅くなりました。
 いろいろお世話になりながら、N.M.さんの知識を受け売りにしてあちこちで物議をかもし
ている私ですが、諸々ご容赦ください。
 ご近所なのになかなかお目にかかる機会を持てず、ご無沙汰しています。

 私は樫本大進をとても支持していますが、今夜は体調も悪くこれ以上のことを書く元気が
ありません。
 子どもたちはチャップリンの映画に目覚めたらしく、今も見ています。(独裁者)

 学業のほうもお忙しいとは思いますが、末永くおつきあいくださいませ。
 よろしくお願いいたします。


RE:サラ・チャン、その他 投稿者:N.M.  投稿日:05月20日(木)07時51分00秒

YOSHI様、「はじめまして」。樫本大進の音色についての昔の書き込
みで笑いころげられてしまったN.M.と申します。
私は彼の実演にも何度か行きましたが、彼の音色についての印象は変
わっていません。トータルとしては最初に聴いたFMの演奏をはるかに
上回る感銘を受けました。
音色についての好みは人それぞれでしょう。チョン・キョンファとベ
ルが好きだという私の知人は、私が若手では樫本大進の次に好きなヴ
ェンゲーロフの音色を「汚い」と言っていました。彼によればD.オイ
ストラフとハイフェッツの音色も「汚い」そうですが。

http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Kouen/3124/


そうそう、それいいですね 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:05月20日(木)06時29分08秒

西尾さん ありがとうございます。
その話、聞いています。
東京は遅れてまして、そのサービスが受けられる区域は限られているようです。
詳しくは知りませんが、都心部ほど遅れてる感じです。
電話料金がかからないというのはホント魅力ですよね。
ただ最初の設置工事が1階高くなるごとに6000円かかるそうで、我が家はなんと14階
なんですよ!!!!!!★★

それから昨日雑誌を見ていたら、MP3はMDよりさらに音質が悪いそうです。
私も、程度の良いカセットデッキにも劣るのではないかと疑ってはいたのですが。
YAMAHAのHPへ行くとNTTと共同開発したもう少しいい「SoundVQ」なるものが
あるそうです。

 昨日からミヨシ・アキラのヴァイオリン協奏曲とタケミツ・トオルのヴァイオリン
とオケのための曲と、イチヤナギ・トシのやはりVn.協奏曲を聞いていますが、
ミヨシ協奏曲を演奏する海野義男についてどう考えればいいのかは、少し時間をください。
(昨日は聞いていたら体調が悪くなってしまった/スピーカーで大音量にしたら近所迷惑が
気になり集中できず)
 ほかの2曲は徳永二男で、この人はコンサートを聞きに行ったことがあります。
そのときはブラームスのホルン三重奏だったと記憶していますが。


追記 投稿者:西尾  投稿日:05月19日(水)21時42分10秒

そうそう、書き忘れていました。下記のURLは大阪CATVです。
関東(というか、**区)でたぶんあると思うので、探してみてください。

でわでわ。


Internet 接続 投稿者:西尾  投稿日:05月19日(水)21時36分16秒

こんばんわ。このところ毎日登場の西尾です。(^^;)
リストラはされていません。念のため。(笑)

佐々木様>
  大きいファイルを送受信するのであれば、ケーブルテレビ(CATV)のInternet接
  続を試されてみてはいかがでしょう。
  
  専用線を引き込む形なので、モバイルには向きませんが、
  上り速度(パソコン−> プロバイダー)は6Mbps、下り速度(プロバイダー −> 
  パソコン)は9Mbpsあります。
    感覚としては、すいている時間だと、1MBのファイルDLで約20〜30秒位でDL
  できる感じですね。
  
  価格は会社によりますが6000円/月で、24時間繋ぎ放題。電話代はもちろん不要
  です。リンクに参考URLを示しておきます。
    ただし、このページは上記の接続を想定で作られているので、ダイヤルアップだ
  と重たい(ISDNだとそうでもないかも)と思いますが、これがササッと表示される
  ようになります。
  
  ご参考までに。でわでわ。

http://www.zaq.ne.jp/


タイムプラスにしました 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:05月19日(水)18時19分33秒

市内通話3分10円から5分10円になるNTT「タイムプラス」に申し込みました。
今申し込んでも6月18日からの利用になるそうです。
(電話料金が今の半額になるかどうかは8月ぐらいのお楽しみ)

so-netは4月からホームページが無料になっています。
私の場合月額2000円のコースを使っていますが、夜はあまり使わないので実質無制限状態
でインターネットにアクセスしている感じがあります。夜のアクセスが増えると3000円近く
になるのであまり安くもありませんが、何か新しいコースが出来る度に安くなる感じがして
います。
 仕事で重いファイルなどもやり取りしますが、その上限が5メガまでというのもまぁ現在の
ISDNのスピードから考えて過不足のない数値かなとも思います。(10メガ以上のファイルは
自転車で届けたりバイク便のほうが速いのですが)
 niftyのように上限を1メガとされてしまうと辛いものがあります。

小学3年生の娘がファミリー会員としてやはりso-netに加入しました。
そのうち娘のホームページが出来るかも。


Etc。 投稿者:西尾  投稿日:05月18日(火)23時06分32秒

こんばんわ。

YOSHI様>
  YOSHI様はいつも特等席(ソリストの近く)で聞いておられるのですからうらやま
  しい限りです。(厳しい訓練の見返りと言うべきか。^^;)
    樫本大進の実演に接してこられたということから察するに、もしかして大フィ
    ルのメンバーさんではないかと・・。そうでなければ京響の方か。樫本の事に
    詳しくないのでよくわからんですが。
      (大フィルの方だったら、前回まずいこと書いちゃったなあ・・。(^^;;;))
    
  ま、その話は深く追求せずに話題を変えて、答えにくいかも知れませんが質問を。
  YOSHI様が聞いた中で、良い演奏家(ヴェンゲーロフ以外)と悪い演奏家をお教え
  願えませんでしょうか。(別にお仲間内のお話でも結構です。遠慮なし、正直に
  言ってくださって良いです。私が好きな演奏家でも非難OK。)
  
佐々木様>
  >「ゴミ捨て50円」「洗濯物たたみ50円」という世界
  私も小さい頃に肩叩き30円でバイト(?)した覚えがあるなあ。あのときは
  小遣い500円/月でしたから、いいバイトだったように記憶しています。
  
さて、問題です。いったい私の年齢はいくつでしょう?。
(って、どうでもいいか。(笑))

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
P・S:おもしろいTV番組の紹介。
  火曜の21:00〜 テレビ朝日系でやる「人気者で行こう!」の「芸能人格付けチェッ
  ク」で、音感テストなる物があります。

1回目は二者択一で、片方にイタリア製のジュゼッペ・ロッカ(Vn・1500万円)
片方に通販のヴァイオリン(5万円)で、どちらが本物かを当てるというもの。
    
ビデオにとって何回か繰り返し聴かないとわからなかったけど、まあ、何とか正解
できまして、2回目の今日、チェロがありまして、片方はガルネリで1500万円らしい
(本物ならもっと高いと思うんだけど。)、片方は通販15万円。
私は・・・、  見事にハズレ!!(いや〜、私の耳もじぇんじぇんダメです。(笑))

Vnの時もそうでしたが、また奏者(Vc:平井丈一郎氏)が安い楽器弾くときは、ヴィ
ブラート効かせまくるんでわからんですよ、これが!。

そんなバカな、「俺(私)ならわかる!」という方、お試しあれ。(^^)v

でわでわ。 (^o^)/~~~


ペグとか音叉とか 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:05月18日(火)09時08分39秒

 YOSHI さん
 いろいろ教えていただきありがとうございます。我が家では金属製のふつうの音叉を使っ
ています。子どもたちはうまく弾けたり大人から誉められたりすればやる気を出しますが、
普段はなかなか楽器の手入れのようなことには手を出したがらないので、親としてはその
あたりへの興味の持たせ方をどう工夫すればいいのかなぁと、考えてしまいます。
 紙ヤスリとか工具とかそういうものも結構自分たちで取りそろえていて、でもそれらは
ヴァイオリンのためではなくミニ四駆やラジコンのときに1時間ぐらい平気でいじくり回
していますが、それぐらいの熱意を楽器の手入れに向けてくれたら、と思うわけです。
 私が子どものころはラジコンなど夢のまた夢だったのが、今ではコンビニでも買えそう
なほど手の届く玩具になってしまったので、ヴァイオリンという楽器に対して興味と愛情を
持続させることそのものがひとつの難題になっているようです。

 うちの近所にはESP学院というロックのミュージック・スクールがあり、ギターを背負った
若者がぞろぞろ歩いているのですが、彼らぐらいの年齢になれば自分の楽器に対する愛着、
手入れ、皮のケースなどに対するこだわり、など持つのかなぁ、早くそういう年齢になって
ほしいと思います。(オイストラフファンさんは確かまだそのぐらいの年齢でしたよね)

 所詮、自分のお年玉で買った楽器ではなく、また買えるはずもなく、そういうものに対し
愛着を持てというのも無理があるのかもしれません。
 青山の中古ピアノ屋さんを一家で訪ね、40〜50万円のピアノ・プレイヤー付きの中古の
アップライトを、子どもたち3人の「お年玉全部合わせれば買えるね」とそそのかしてみた
りもしましたが、その場ではほしがっても、実際に小学生が40〜50万の買い物を決断するの
は難しいようです。
 子どもたちは「ゴミ捨て50円」「洗濯物たたみ50円」という世界で暮らしています。中古
とはいえ、40万円のピアノを自分たちで買うとなったら「ひぇ〜」と頭抱え込んでしまうで
しょうねぇ。

 こういう現代に比べると、アンデルセンやメンデルスゾーンが生きていた時代の子どもた
ちは、物資が乏しかっただけに自分の楽器に対する愛着も強かっただろうなぁと、うらやま
しい思いです。
 YOSHIさんも現代人ではないとのこと、なんとなくその気持ちはわかるような気がします。
時代錯誤といわれるぐらいでちょうどいいのでは、という思いは私にも確かにあります。

 純正律の玉木さんのサイトへ行くと、中央線の東中野付近で飛び込み自殺が多いのはJRの
チャイムが純正律ではなく、上を走る山の手通りの歩行者用信号のメロディもひどい音で、
車の騒音も最悪だからだと主張していますが、この件ではJRやチャイムの作曲者から抗議さ
れたとか。でもこのぐらい時代錯誤でいるべきだと私は思っています。

 そうそう、ペグは確かに子どもの力でも回るのですが、新作楽器のためか気候にものすご
く敏感らしく、蓋を開けたらペグががちがちに固まって動かなくなっている日が結構ありま
した。石鹸の件はこんど子どもに教えておこうと思います。

 下は昨日ブックマークしました。読み応えのあるサイトです。

http://w2322.nsk.ne.jp/~kiyoto/index.html


サラ・チャン、その他 投稿者:YOSHI  投稿日:05月18日(火)00時35分56秒

サラ・チャン独奏のパガニーニは、4月30日の朝9時を少し回ったくらいからNHK-BS2で放送さ
れた「'95 ベルリン・フィル ヨーロッパ・コンサート 〜フィレンツェ」の中で演奏されまし
た。この番組自体は、2,3年前に一度放送されたと記憶しています。今回は再放送です。
パガニーニのコンチェルトは、1楽章のみ、それも大幅にカットされていました。
拍手もそれほど盛大でもなく、逃したからといって悔しがるような名演でもなかったと思いま
すよ。

私は、一般の人より生のヴァイオリンの音を聴く機会が多いと自負していますので、テレビや
FMの音と生の音との違いは認識しているつもりです。一般にはやはり生に勝る者はないでしょ
う。でも、生よりも格段にきれいに聞こえることも結構あるらしく、FMで聴いた樫本大進の演
奏が、他の現役ヴァイオリニストからは滅多に聴くことのない音だったとどなかかオタクっぽ
い方がインターネットのどこかに書いていらっしゃったのを見て、彼の実演に何度も接してい
る私達は笑いころげてしまった(失礼)覚えがあります。これなどメディアがつくりだした
「幻想」「勘違い」の典型だと思います。
彼に限らず、線の細いソリストなどは、録音技術に助けられて実際よりもパワー感が出たり、
艶やかさが強調されることもあるでしょうし、マイクの位置によって雑音がうまく消し去られ
たりもすることも多いと思います。

ところで、曲の一部をカットしたり、楽譜の一部を自分の好みや弾きやすさにあわせるためか
平気で改変したりするのは、ジュリアード出身の人に多いような気がしています。
これで思い出したのですが、一般の音楽ファンの方の中には、CDやLPのジャケットに書いてあ
る演奏時間によってテンポの速い遅いを議論する人をときおりみかけますが、あまりあてにな
りません。本当にそれを見極めたいのであれば、パッセージごとにストップウォッチで計るな
どしなければわからないでしょう。それと、速いパッセージを原典の指示に忠実にごまかすこ
となく弾いているかも重要なポイントです。

また、電子チューナーですが、私は使っていません。おそらく私は現代人の中に入れてもらえ
ない古い世代の人間なのでしょう。ただ、調弦を正確にすることはうるさくいっています。
調弦が正確にできることは基本中の基本だと思っています。
練習の途中で狂ったときも必ず調弦し直させます。狂ったまま練習するのは、大変危険です。
狂ったことを判断できるだけの耳(音感)もヴァイオリンを勉強する上ではとても大切なこと
です。正しい音感は、ヴァイオリニストにとって命です。
重要なのは、A=440Hzであるか、A=442hzであるかよりも、ピアノなど合わせる楽器に正確に
合っていることであって、そのAの音に他の3の弦が相対的にぴたりと合っていることなのです。
ヴァイオリンはAの音さえ正しく拾えれば他の3つの音は耳で正確に合わせられます。
ペグの回りが場合は乾いた石鹸を塗ってみて下さい。反対に滑る場合は、チョークの粉を塗っ
てみて下さい、それでもだめなら信頼できる楽器屋さんに相談です。正しく調整された楽器で
あれば、少年の力でもペグは滑らかに回るはずです。


4月30日の再放送のようです 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:05月17日(月)11時51分45秒

 YOSHIさんの書き込みによればですが。


サラ・チャンやってました? 投稿者:西尾  投稿日:05月17日(月)11時37分22秒

音楽の友でBSなどは一応チェックしていますが、書いてなかったですよ。>サラ・チャン
TVは音が良くないことが多いので、どんな演奏家でも少し悪く聞こえます。
(シャハムは音が細すぎて聞こえにくかったしね。)

私はTVチェックしていても予約録画をセットするのを忘れるので、忘れ防止に
スケジュールソフトをシェアで買いました。(笑)
今月は忘れてないです。(^^;)

でわでわ。


サラ・チャンどんなでした? 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:05月17日(月)08時17分26秒

 うちは都営住宅で、共同のBSアンテナがつくつくといわれながら一向にそんな工事が始ま
る様子もなく、買い控えているうちに知事が代わってしまいました。
 サラ・チャンはいつもBS に出てくるので以前のチャイコフスキーは知人に録画してもらっ
たのですが、そのときもデュトアと顔を見合わせながらの演奏スタイルでした。
 私はこのときの N響を見て、デュトアでもサラ・チャンでもなくオケを誉めないといけな
いなと思った記憶があります。
 今朝はそのビデオを見ています。


悪い演奏と良い演奏 投稿者:西尾  投稿日:05月16日(日)20時49分37秒

こんばんわ。

失望した演奏家ですかあ!?。
  これは、以前投稿したとおり、ぶっちぎりに「古澤 巌」でしょう。
  フーガ楽章がないバッハ・ソナタなんて初めて聞きました。(笑)
  和音がまともに出てないわ、隣の弦はこするわ、まあ、すごかったですよ。
  
  実は「技術とその価値」を書いているときはこの演奏を思い出しながら
  書いていました。
  
  他にもアッカルド(単に調子が悪かっただけと思うけど、がっかりした。周りの
  人は「日本人ファンをなめてる!」とか怒っていましたが。)とかありますが、
  この演奏会の場合は何よりも協賛と関係者の方々に感謝してます。なんと言って
  も協奏曲で5000円ですからね。実演が聴けただけでも感謝しなければ。
    
誠実な演奏について。
  これは上記にも書いたとおり、価格設定とその内容・態度で、私でもわかります。
  私はVnリサイタルと聞けば、有名・無名に関わらず出かけます。無名な人ほど
  安いのですが、そういう方ほど一生懸命弾いているのが伝わってきますので、
  ミスはありますが満足して帰ってくることが多いですよ。
  
  たとえば、吉本奈津子(伴奏付きで2000円)曲目も聞いたことない構成だったで
  すが初めて現代曲(ベリオ・セクエンツァ NO.8)を聞いてみたいと思わせる演奏
  家でした。(ミスは少なかったと思う、たぶん。^^ゞ)
 
  あとは、Vnリサイタルではないですが、大阪フィルのメンバーが行う「室内楽
  の愉しみ(2000円)」です。コンマスをやっておられる岡田様という方のVnの音
  色がとても美しい。でもその音色が目立ちすぎて、バランスを崩す、というよう
  な何とももったいない演奏会があります。私@素人などの観客を対象に曲の解説
  付きで聞かせてもらえ、雰囲気が非常に楽しいです。
  
他にも安いけど良い演奏会はありましたが、長くなるのでこの辺で。

でわでわ。


『ただのヴァイオリン弾き』(2) 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:05月16日(日)18時41分33秒

 このアンデルセンの小説について書くのは2回目かな。長編自伝小説です。

 主人公の少年は、隣家の可愛らしい少女と固い信頼関係で結ばれています。少女はやがて
引っ越してしまい、アンデルセン少年もデンマークのどこかの港町で行商人として働きに出
ます。行商人といっても船に乗ってものを売り歩く仕事だったようです。
 つまり親元を離れ、船のなかで寝起きしています。
 彼の唯一の趣味は一丁のヴァイオリンを弾くことです。行商人だかの親方に習い、船出の
際、楽器も親方からプレゼントされます。

 冬は海が凍り、対岸のノルウェーまで徒歩で行商に行ったりします。3月ぐらいに氷が解
けだすので、戻る時期を1週間間違えると命を落とす危険な旅を経験したりもします。

 夜は毎晩、舳先(へさき)でヴァイオリンを弾きます。
 ある運河で、夜いつものようにヴァイオリンを弾いていると、運河のすぐそばのお屋敷か
ら声がかかり、そのお屋敷のパーティーで演奏してくれるよう頼まれます。
 宴会には主人公と同年齢の子どもたちが集まっています。そう、なんという偶然!
 パーティーの主は幼いころの遊び友だちの、あの隣家の少女だったのです。

 主人公は、少女が何かいたずらをしたとき身代わりになってかばってやったことがあり、
そのせいで二人のあいだには固い信頼関係があったはずなのですが、せっかくの再会は、
主人公にとって絶望すべき事態になってしまいました。(詳しい事情は忘れました。何か
少女が彼に金品を施そうとしたのが意にそぐわなかったような…)

 少年はまた船に戻り、ひとりでヴァイオリンを弾きました。
 何年か経ってまたその運河に来たときもヴァイオリンを弾いてみましたが、お屋敷の窓は
今度は開きませんでした。

 ざっと、こんなあらすじの小説です。メンデルスゾーンがこの小説に感動してあの協奏曲
を作ったというものです。

 アンデルセン全集はちょっとやそってでは手に入らないと思いますが、この小説は全集
にしか収録されていません。(新宿区の中央図書館にはあります。児童書庫でなく、れっき
とした大人の書庫のほうに)

 私がこの小説の断片をいつも忘れ難く思うのは、この小説が持っている雰囲気、運河があ
り、ヴァイオリンの音が流れ、その音に惹かれて開く窓があるような街、家々、行商人、
そういうもののすべてが好きだからです。

 もうひとつ、子どもたちが我が家のアパートの地下室でレッスンを始める度に、この小説
のことを思い出します。それは、アンデルセン少年はいったいどうやって音合わせをしたの
だろうか? ということです。
 少年の指の力で、固いペグを微妙に回して音合わせが出来たのだろうか?

 それとも昔の人は、結構いい加減なチューニングでもそれなりに音楽を作り出していたの
だろうか、そう、きっとそうにちがいない、なんて思ってしまいます。

 音叉はあったでしょうがたぶん今のような精度は出なかったでしょうし、電子チュー
ニングなど技術に頼りたがる現代人よりずっと、澄んだ音階を生み出していたような気が
するのですが。


いらっしゃ〜い! ようこそ! 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:05月16日(日)17時11分50秒

 今朝方まで nifty のほう、工事中でしたか?
オイストラフファンさんの掲示板に書き込む場合、あそこでよかったのでしょうか?
工事が終わったようなので、ゆっくり見に行かせてもらおうと思っています。
多少の意見の違いなども出るでしょうが、今後とも肩肘張らずにおつきあいください。
よろしくお願いします。


はじめまして 投稿者:オイストラフファン  投稿日:05月16日(日)13時25分50秒

いきなりで悪いのですが、僕のページのアドレスを書きます・・・。
http://member.nifty.ne.jp/yuki-nao/
です。
暇な時に見てくれるとうれしいです。

http://member.nifty.ne.jp/yuki-nao/


エチュードやスケールのこと 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:05月16日(日)10時31分08秒

 一方次男のほうはカイザーの#25で、徹底的に右腕を伸ばす動作に手こずっています。
コーチとしての私は、先週1週間、腕を伸ばすことよりも速い弓の動きのなかで音を響かせ
ることに重点を置かせてしまい、それ以外のことはレッスンに立ち会うことを禁じられてい
たので見ずにいましたが、その間、またすっかり腕が縮こまってしまいました。
 腕の長い次男は、肘から先をさっと伸ばすのがやはりつらそうで、なんとか今週中にその
動きを取り戻させたいと願っています。
 1/2サイズのときに出来ていたことが3/4サイズでまた出来なくなってしまった感じで、
先は長いなぁと思います。

 長男のほうは、フレッシュの「ダブルの音階」に初めて入りました。


ブルッフ協奏曲、3楽章へ 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:05月15日(土)19時49分26秒

 先週、扁桃腺を腫らして停滞してしまった長男のブルッフの2楽章ですが、今日は最高の
出来で終わることができました。長男の演奏としては私がこれまで聴いたなかでベストです。
3つ同じ音を並べるなというようなかなり細かい指示も完璧にこなし、それ以上に長男独自
のものと思われるような「盛り上がり」の構成も見せたりしました。

 小学生がこの曲のロマンティックな雰囲気をどこまで理解しているか、親である私にもわ
かりませんが、CD を丸暗記して覚えたような官能的な表現があるかと思えば、少しそれが
不足する部分もあり、それ以外に彼独自の表現というものが顔を出したことに私は本当に驚
きました。

 オイストラフの無伴奏が聞きたい、という他愛のない私の見栄から生じた「究極の再生装
置」を作り上げるという私の目論見は、少しばかり嬉しい誤算の方向へ変わりつつあるのか
もしれません。

 このように非人間的な父親の囲い込みのなかから、少しづつ殻を破るようにその姿を露わ
に現れてくるものを、私自身生まれて初めて目にしました。
 自分の子どものなかにほんのわずかながら心底尊敬できる部分があるという幸運に、私は
巡り合わせているのです。

 5ヶ月かかった1〜2楽章。その遅れを取り戻すように、今日のレッスンは3楽章の半分まで
一気に「譜読み」を進ませました。オクターブ、10度の和音、そんなコトバさえ知らない彼
は難なく通過しました。「そこまで出来るなら最後まで見てきてね」
 先生はいつものように素っ気なく云います。その素っ気なさが心憎く、頼もしい限りです。


朝練 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:05月15日(土)08時27分08秒

 先日、次男が「朝練」するというので朝の6時から7時まで地下へ行きました。
私は仕事もあったので Powerbook 持参でついていきました。エックレスのソナタのとき、
ちょうど「大人から始めるヴァイオリン」のサイトからダウンした midi ファイルがあった
のを思いだし、ピアノ伴奏付きでレッスンすることができ、二人でとてもいい気分でした。
 
 ちょうどゴミを出す時間帯で、ほかの住民の方々が通りがかり、さすが伴奏付きでレッス
ンしているとちゃんと音楽に聞こえるらしく、ちょっとした人だかりが出来たり、コンサート
のチケットを差し上げましょうという人が現れたり、朝からちょっとしたミニ・イベント気
分を味わいました。

 とはいえやはり恥ずかしかったので、ゴミの日の朝練はやめようと思いましたが。


プロ意識 投稿者:YOSHI  投稿日:05月15日(土)00時28分30秒

西尾さん、

まったくおっしゃる通りだと思います。
「誠実」というのは語弊がありました。撤回させていただきます。
「正直」の方がまだ私がいいかったことに近いかもしれません。

ただ、バッハの無伴奏は、中学高校生の格好の練習曲であることは事実です。
小学生でも弾くでしょう。フィンガリングとボーイングを磨くために。
でも、人前でバッハを弾くことの難しさがそんなところにあるのではないことは、西尾さん
ならご存知でしょう。

できなければ演奏しなければいいのです。
納得できる演奏ができるようになったとき、はじめて人前で披露すればいいのです。

でも、どうでしょう。
弾きもしないのに講釈ばかり一人前の人もプロのなかにも少なくありません。
そんななかで、自分なりの解釈を世に問うような演奏もあります。
「完璧な演奏はできないけども、皆さん聴いて下さい。これが今の私なりのバッハです。
まだまだ未完成ですが、これが今の私の姿です。」とでもいいたげな…
それは、ある日本人ヴァイオリニストの演奏会でした。
たしかにプロのソリストとしては技術的には未熟でしたが、訴えるものはありました。
あるがままの自分を正直にさらけ出した演奏で、潔さがありました。
チケットも小ホールでリサイタルと行う最低限の額だったと記憶しています。
このことを誠実と言ったのですが、やはり言葉が不適切だったかもしれません。

>「それなりの値段を取るなら、それなりの演奏を。」
プロならもちろん当然ですね。

ところで、失望させられたのはどんな演奏家ですか?


技術とその価値 投稿者:西尾  投稿日:05月14日(金)22時39分25秒

YOSHI様、こんばんわ。

> パガニーニのコンチェルト1番ですが、
> それほど簡単ではない曲だったことがおわかりだったと思うのですが。

すみません、誤解させてしまうような文章でしたね。「簡単な曲」と言ったのは
ソリストとの連携の事ではなく、オケパートのことです。
(ソリストと併せにくい曲というのは、私でも一応わかります。^^;;;)

パガニーニは作曲当時、盗まれないようにするために演奏会当日に楽譜を配り、プ
ロのオケなら初見で弾けるような簡単なオケパートを書いたと、どこかで読みました。
  確かにオケのパートだけ聞くと凝ったオーケストレーションとかもなく、繰り返
しも多いですよね。ですので、簡単な曲=指揮者にとってはあんまりおもしろくない
曲という意味のつもりだったのです。

> バッハの無伴奏を人前で演奏するのは、とても難しいです。バッハは奥が深いです。

以前の投稿で書いた清水玲子氏も、同じ事を手紙に書かれていました。
「バッハは特に緊張してコントロールが難しい。」と。

で、私@素人は「バッハは難しいから演奏会が少ない。」と思っていたところに、
元祖Chatでも、今回のYOSHI様も「練習曲」と書かれていたので、「簡単なんかなあ
??」と、思ってしまった次第です。

> その人は誠実だったといえるかもしれません。

  私のような者が言うのはなんですが、「協奏曲並の値段取るんだったら、もっと
練習してこいよ〜。(泣)」といいたくなる演奏があるのは事実です。
  話は変わるようですけど、 私はVnほど難しくはないけどある職種の職人をやって
います。そこで師匠に
  「その技術でメシを食ってんなら、口でなく結果で勝負せえ!」と言われます。

「難しい、奥が深い、etc・・・」は厳しく言えば、言い訳なのです。
できなければ初めからやらなければ良いのです。自信がないけど挑戦するというの
であれば、「安価で演奏するけど、失敗したらごめんね」というような方法もあり
ますからね。

「それなりの値段を取るなら、それなりの演奏を。」
私が言いたいのはこれだけです。


でわでわ。


ありがとうございます 投稿者:YOSHI  投稿日:05月13日(木)22時55分39秒

「MTBお父さんのプロフィール」どうもありがとうございました。
ご趣味が多彩で素晴らしいですね。
私は自転車に関してはど素人のなかのど素人です。ついこの間まで、マウンテンバイクには
エンジンがついていると思っていましたから。

盗難防止法についてお尋ねしたのは、鍵がかかったまま持ち去られた知人が何人かいて、
その人達の参考になればと思ったからなのです。
オートバイ用の鍵でも、電柱に立てかけたり、道ばたに転がしておいたりでは、そのまま
トラックで持っていかれたりしないのか心配です。
大阪ではそのような話をよく聞きます。
いずれにしても、ヴァイオリンの話でなくて失礼しました。


西尾さん、
プロのコンサートではずれが多いのは、(佐々木さんのおっしゃるのとは質が異なるかもしれ
ませんが)ある種のメッキが剥がれてしまった演奏だったのかも知れません。でも、その人は
誠実だったといえるかもしれません。
バッハの無伴奏を人前で演奏するのは、とても難しいです。バッハは奥が深いです。
まして、アンコールではなく、特にオールバッハのプロをリサイタルで披露できるのは、自分
の演奏に納得している人か、誠実な人かだと思います。
あるいはその正反対の、佐々木さんのご指摘なさったノヴォトニーのような、ある種エンター
テイメント性を持っている人でしょう。
残念ながら私はそのノヴォトニーの演奏を聴いたことがありませんので、それが真の技術の上
にのみ成り立つ種類のテクニックなのか、バッハに真正面から向かうことから逃げるためのご
まかしに類するテクニックなのかは知りません。
機会があったら聴いてみたいと思いますので、よろしければそれがわかりやすい録音を紹介し
ていただけませんでしょうか?

どんな曲でも、練習曲として練習するのと人前で披露するのとでは本質的に異なるものがある
と思います。また、エチュードを練習曲として訳すと、日本語になってしまった途端に意味が
異なってくるとも思います。

また、パガニーニのコンチェルト1番ですが、最近では、4月30日にBS2で、サラ・チャ
ン独奏メータ指揮ベルリンフィルの演奏が再放送されていましたね。
ご覧になっていたら、メータとサラ・チャンがしきりにお互いを見ていたさまが見て取れたと
思います。でも結果はどうだったでしょう?ソロとオケをぴったりあわせるのが、それほど簡
単ではない曲だったことがおわかりだったと思うのですが。
サラ・チャンは、ときおりミスもありましたが、メータと目が合った時の笑顔がなんとも印象
的でした。

「スコ幻」については、またの機会に。


私も耳たこですが 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:05月13日(木)13時10分19秒

 シャハムの「スコ幻」のビデオを聞いています。3楽章を省略しているのではなく
3楽章の一部を省いているだけのようですが、どこかわかりませんでした。

 ところでシャハムはいつ聞いてもいいなぁと思います。技術はあまり細かいことに
こだわらない性格のようで、練習量も十分とは思えませんが、音楽を作っていく感じが
すごく好きです。
 だからシャハムはやがて指揮者に転身すると、私は予言してしまいます。(大胆にも)


結論とお礼 投稿者:西尾  投稿日:05月12日(水)23時26分01秒

こんばんわ。

> 「スコッティッシュ」の3楽章を2度ほど聞いてみましたが、というか全体を2、
>3度聞いてしまいましたが、

私も同じです。(笑)
私は比較用にアッカルドと諏訪内版も3回ほど聞いていますので、「スコ幻」がタコ
に化けて耳にぶら下がりそうです。(笑)

> 指揮者の立場からすると「自分のテンポ感を維持できた」という言い方をしてほし
>いだろうと思います。
うーん、なるほどそうですね。気を付けます。

> これはN響の根津さんが「よくできた演奏は指揮者が誉められるけれども、実は
>オケが頑張っていたかもしれない、そのへんを見極めてほしい」
こりわ、ムリだわ。私@素人  (^^;;;)
LDのように繰り返し見られたらいいのですが、コンサートの場合そうはいかない
です。
もし、やろうとしたら、審査員のような気持ちでアラ探しをしないといけない。
  そういう楽しみ方もあるのでしょうが、お金を払って音楽(音を楽しむ)できな
  いのはツライですね。

>それは結局、正確なリズム感やテンポ感を西尾さんが維持できている証拠
>だと思います。
自分の好きなCDとの聞き比べが元々好きなのですが、これはだれでもできるこ
とです。私は演奏家を追いかけないで好きな曲を追いかけるので、同じ曲が
何枚もあるのですよ。

> こういうときにMP3などで「この部分だよ」と指摘しあえればいいのですけどねぇ。
私が楽譜読めればなあ、「何小節の・・」とか言えるのですけど。
こんな時に素人はつらいですね。(^^ゞ

気になるところがあるにしろ、オイストラフの演奏はとても良い物に変わりはない
です。ブラームスVn/conに続いて2位ですね。

この件ではいろいろ教えて頂き、ありがとうございました。また勉強させて
ください。

でわでわ。


気にはなるのですが 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:05月12日(水)04時37分03秒

「スコッティッシュ」の3楽章を2度ほど聞いてみましたが、というか全体を2、3度聞い
てしまいましたが、まぁ仕事をしながらだったのでとくに気になることもなく過ぎてしまい
ました。
 3楽章というのは5分ぐらいの長さがあって、確かハープと絡んでくるのはその真ん中あ
たりでしょうか?
 4楽章でもやはりハープと絡む場所で3分半ぐらいに、テンポ的に疑わしい場所があると
いえばあるような気がしますが、やはりよくわかりませんでした。

 他の人の演奏は、この間録画したギル・シャハムのがあるのですが、確か3楽章は省略し
ているとかでした。

 実は私のほうにも今ひとつ自信がないのは、このLPは売ってしまい、ビデオにHi-fi録音
したものだけが私の手元に残っています。
 それをMDにさらにダビングしたのですが、記録があいまいだったため、2楽章と3楽章の
切れ目がわからなくなっています。
 MDというのは自分で「切れ目」をつけられますので、たぶんここであろうと、3楽章を
決めました(!)…(なんというズサンな!!!)
 一応NMさんなどに電話で聞いて他の人の録音とも照合し、(確かキョンファだったような
気がするのですが)まずここが3楽章であろうと決めたのですが、もしかしたら間違ってい
るかも知れません。
 シャハムは8ミリに録画したので、なかなか省略された3楽章がどこであるのか、テープ
の場合は音を聞きながら早送りできず、確認のヒマがありません。

 こんな状態なので私もあちゃあ〜。*_*)という状態なのですが、今日の昼間、また確認し
てみようと思います。

 ただ、このように同じ録音を聞いてもぜんぜん違う感じを抱くことは、とくにヴァイオリ
ン曲の場合は多いような気がしますし、モニカ・ハゲットの BACH が「まったくあかん」と
いう人も多かったことなどからも、こういうことはよくありうることだと私はあまり気にし
ないことにしています。
 確かに気にはなるのですけどね。(^^;;;)

 というわけで、私にはズレて聞こえないので、ホーレンシュタインの力量もいまひとつピン
とこないのです。
 ただ一般的にオイストラフはかなり微妙にテンポを揺らすので、指揮者の場合は、確かに
しばしば「よく従いていってる」と云われがちですが、指揮者の立場からすると「自分のテ
ンポ感を維持できた」という言い方をしてほしいだろうと思います。

 これはN響の根津さんが「よくできた演奏は指揮者が誉められるけれども、実はオケが頑
張っていたかもしれない、そのへんを見極めてほしい」とおっしゃることをふまえて、私も
協奏曲の場合はオケと指揮者とソリストのだれが本当に良かったのか、ということを注意し
ようと思っています。

 それで指揮者の立場からすると「ソリストによく従いていってる」と云われてもあまりう
れしくないだろうなと思います。だからホーレンシュタイン、あるいはオケを誉める場合は
オイストラフはどうせいつものように微妙にテンポを揺らせているに違いないから、それに
してはしっかりしたバックのサポートだなと(ズレてなければの話ですが)いうことになる
のだと思います。
 つまりオケか指揮者かよくわからないけれども、微妙にテンポを揺らしているに決まって
いるオイストラフに対し、「よくそれに引きずられることなく」しっかりテンポ感を維持し
ているなという意味で、つまり言い方を変えれば「よく従いていってない演奏」ということ
になりますですね。(ややこし〜)

「よく従いていってない演奏」が「よく従いていっている演奏」と同義語だということにな
り、オイストラフの演奏ではしばしばこういうことが起こるのを私は感じます。
 BPO を指揮したオイストラフの Mozart の3番の2楽章の出だしなどがその好例だと思い
ます。そういう意味で私はこの Mozart の録音を最高位に評価しているのですが、これをい
いという人をあまり見かけません。
 それにしては「スコッティッシュ」の評判はいいので、それで私はあえて「オイストラフ
にしては普通の出来」と感じ、まぁお遊びのランキングでは「11位」に置いたりしているワ
ケです。

「よく従いていってない演奏」が「よく従いていっている演奏」と同義語だということをも
ういちどよく考えると、あるとき突然テンポがズレていると感じる瞬間が生じるかもしれな
いとも考えられます。

 おそらく西尾さんが感じるのはそういうテンポのズレで、それは結局、正確なリズム感や
テンポ感を西尾さんが維持できている証拠だと思います。私にはそれがわからなくなってい
るかもしれません。

 3楽章だけCDの制作ミスという可能性もゼロではありませんが。一応ステレオ録音のよう
なのでそういう変な操作も不可能ではないらしいです。
 こういうときにMP3などで「この部分だよ」と指摘しあえればいいのですけどねぇ。


etc. 投稿者:西尾  投稿日:05月12日(水)01時10分07秒

こんばんわ。
佐々木様のLPも録音は同じ物でしたか。(あちゃあ〜。*_*)

元祖Chatで皆さんが絶賛していたとの事ですので、急に恥ずかしくなってきました。
もし違っていたら、「録音違いますね。」と逃避できたのですが。(^^;;;)

ここは一つ、無謀にも質問を。
> 遅れているように聞かせながらも自分の「テンポ感」を押し通すことができたホー
>レンシュタインという人の力量が評価
と書かれていましたが、それではなぜ、1,2楽章はピッタリ合っていたのでしょう。
3楽章だけ「先行」させるからおかしく聞こえるのでは?。終楽章は一部先行してる。
  私が「音色に酔っていたのに、ずり落ちた。」と書いたのはこのためです。
  でもねー、何回も聞いていてずれてると感じるところは、ハープが絡んでいるよ
  うな気がしますね。(段々わからんようになってきました。)
  
  過去chat_logを読みました。さすがはTAKI様です。私のような素人が読んでもわか
りやすく解説してくださっていました。(TAKI様、お元気なんでしょうか?。)
無論、楽譜を用いて、「ミミ〜・・」とかやるところは、「??」でしたが。(笑)

YOSHI様>高校生もパガニーニやバッハですか。でもプロのコンサートでこの曲目が
         少ないのはなんででしょうね。パガニーニはオケが簡単すぎるから
         指揮者が嫌がるとか・・。そんな裏話はないですか。あったら聞かせてく
         ださいまし。(笑)
	 バッハも何人か聞きに行きましたが、ハズレが多いです。

演奏が少ないのは、最近ではこの二人の曲は練習曲程度の位置づけしかないので
しょうか・・。         

でわでわ。




今朝のかすかな音での1曲目 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:05月03日(月)07時39分32秒

 朝の7時ですが、小さな音でかすかに聞こえるぐらいの音量で聞いているのは、ポール・
メイエのシューマンの曲集です。
 クラリネットにも2、3の流派があるらしく、フランス式とかいうのだったでしょうか。
 いつだったか HMV でクラリネットの曲が聞こえ、見るとミニ・ステージで、赤坂達三と
いう若い男性のクラリネット奏者が、このポール・メイエのように吹いていました。ピアノ
伴奏はシンセでしたが、シンセらしくない音も良かったのを覚えています。
 この赤坂達三という人の新譜がタワー・レコードに並んでいました。ドビュッシーなどが
メインのおしゃれな選曲で、好感度高し。
 これはいけないかもしれませんが、クラリネットだとヴァイオリンのようにシビアに聞こ
うという気になれず、気楽です。(メイエと赤坂の両者がヴァイオリニストだったら、私
はこんなのんきなこと書かないと思いますが)

 朝の7時だからかすかな音で聞いているのではなく、一家でピクニックへ出かけようとい
う矢先、娘がかぜをひいたらしく寝込んでしまったからなのです。
 やはりシューマンはシックな気分に合う、みたいですね。
 
 子どもたちは丹那盆地の「おらっちぇ」なる有機無農薬牧場へ出かける予定がふいになり、
沈黙しています。「今日は1日ヴァイオリンのレッスンから解放される!」と思いこんだ直
後のこの落胆!
 
 やはりシューマンしかないですよね。
(私も仕事再開。次の書き込みは午後に。ララ・セントジョーンズの予定)


加藤知子に敬意を表します 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:05月02日(日)22時37分47秒

 偶然、見たので録画はしませんでした。いいです。いずれ CD を買いますから。
音程がかすかに不安でした。緩急の差もオイストラフならもう少しつけたかもしれません。
けれども曲の趣旨、オイストラフをしのぶという意味において、文句なしの演奏であったと
思います。
 細かいことを云々するにはやや短い曲ではありますが、楽器の音をよく、あそこまでオイ
ストラフの音色に近づけられたこと、なによりもスヴェトラーノフのオイストラフについて
の思いに深い理解を示し得ていること、技術以前に音楽は共感であること、私のようなど素
人がこのような生意気を申し上げることの非礼を重々承知の上、感動を次の出会いまで保ち
続けたいと思います。
 私は女流嫌いであり、藤川真弓の演奏にも渡辺玲子の演奏にも不満はありました。
 加藤知子を応援したいと思います。スヴェトラーノフとういややはったりの強い作曲家に
ついても、まぁそれはロシアとうい国の美点であろうと考えようと思います。
 ややアルコールが入っていますが、連休の夜の速報ということで、ご容赦。


世界一有名な左利き 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:05月02日(日)08時44分24秒

 図書館から借りた2枚目は、ワルター・ラングという新進のジャズ・ピアニストの
デビュー・アルバムで、音楽がとってもわかりやすいトリオ編成。『チャップリン・オン・
ピアノ』というアルバムです。ちょっと聞くと「イージー・リスニング?」と思えてしまう
けど、これが今回借りた3枚のなかではいちばん良かった。
 なんといってもチャップリンの曲集であるという点。決してセンチでもなく安っぽくもな
いピアノの録音。

 極め付きは、ジャケットのチャップリンがヴァイオリンを弾いている写真。
1日4時間、ヴァイオリンを練習した時期もあったというチャップリンだそうですね。
世界中の左利きヴァイオリニストはこの写真を額縁に入れて、毎日拝みましょう(^o^)/

 チャップリン以外では、ジミー・ヘンドリックス、アストル・ピアソラが左利きです。


グレガー・ヒューブナー 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:05月02日(日)08時29分54秒

 久しぶりに図書館で CD を借りました。3枚借りたのですが、1枚はジャズ・ヴァイオリ
ンでグレガー・ヒューブナーという人です。ノン・ジャンル音楽なんだけど一聴してやん
なってしまった。天満敦子お得意の望郷のバラードなどが入っています。それから、バル
トークのルーマニア・ダンス、ピアソラのムムキ、オーネット・コールマンのロンリー・
ウーマン、他はピアニスト作曲のものなど。
 まず使っているヴァイオリンの音が気に入らない。全体にリリシズムにあふれた、という
静かめの曲が並んでいるのに、A線の音が割れている。グリッサンドも効かせすぎなのが気
になる。
 3曲目「ロシアのフォークソング/ステンカ・ラージンの歌」がヒューブナー自身の作曲
でちょっとした技巧曲だが、ここまで聞いて「なんだこれはクラシックだったのか」と思わ
される。ところがピアノが出てくると録音の仕方がクラシックとは本質的に違うようなとこ
ろがあって、音だけはジャズの音なので混乱することこの上ない。しいて云えばこの3曲目
だけはクラシック曲として聞けないわけではないような気がするけど。

 ヴァイオリンの音がセンチメンタルで「流し」のヴァイオリン弾きみたいな音がするし、
ピアノの響きがバーのピアノというほどではないにしろ、思いっきりリリックというわけで
もなし、中途半端に聞こえてしまう。

 そんななかでバルトークの曲がこんなにセンチで耳障りが良かったっけ? なんて発見は
面白かった。ただピアニスト自作の曲もルーマニアっぽくて、バルトークよりこっちのほう
がむしろ感覚的に理解しづらい。理解しづらいけど、このピアニストはかなり暗い人なんだ
なというのはわかり、その部分の気骨は買います。
 
 ピアソラの曲は、やはりオリジナルには比べるべくもなく、ヴァイオリンでやる以上少な
くともクレーメルをしのいでほしい。しかしそれさえも…という感じ。

 短いバリオリッジなども出てくるけど、ジャズ・ヴァイオリンだから繊細じゃなくても
いいなんて理屈は通らない。これならエレクトリック・ヴァイオリンに頼ったほうが結果は
いいと思うけど、あくまでもアコースティックにしがみついているところがどうにも、?…

 オーネット・コールマンの曲でようやく私はダルブッカを叩いてみる気になりました。
アヴァンギャルドでもなんでも音楽は太鼓叩かせてくれなきゃ、ですよ。

 ピアニストはリッチー・バイラークという人で、こちらのほうがこの『ニューヨーク・
ラプソディ』というアルバムの主役だったようです。