ヴァイオリン・チャットのかわり'99/07中半


(無題) 投稿者:C.Y.  投稿日:07月27日(火)13時12分15秒

小川さま

アッカルドさんってすごい演奏家なんですね。 私は、自分が安いお買い得のテープを買ったのが
アッカルドで、無知でしたから、安いテープというからには無名の演奏家か誰かが弾いてるのかt
勝手に思ってました。お恥ずかしい限りです。 ただ、無名なのかしら、と思いつつやっぱり
”この人のフルッフが一番素敵だな〜”とは思ってましたので、華々しいデビューをかざったすごい
方なのだと知って、とてもうれしいです。今度彼のパガニーニも聴いてみようかと思います。

Piyataさん

お久しぶりです。  いつも、思うんですけど、Piyataさんのおっしゃることって私、すごく胸にキュー
っとくるんです。なんででしょうかね。。。 たぶん、Piyataさんが本当にレーピンのことが好きで
それがすごく伝わるからだと思います。 演奏が失敗しても、評判が最高でなくても、世界で一番
素敵な魅力的な演奏家だというのは私も大賛成です。 レーピンのことをあまりよく知らない私が
こんなこというのも生意気ですけれども・・・ ましてや、何かと比べる対象となるヴェンゲーロフの
ヴァイオリンが大好きな私が一番素敵だというのは納得できないかなあとも思います。が、 
レーピンもヴェンゲーロフも生で聴いてものすごく引き付けられるものを感じたのはやっぱり
レーピンでした。

ところで、わたし、もっと色々聴きたいとおもい、エラートになる前のCDを買おうと思ったんですが、
廃盤といわれてしまったんです。ツィゴイネルワイゼンとか入ってるものどうしても欲しいの
ですが、どうしたらいいでしょうか?


(無題) 投稿者:C.Y.  投稿日:07月27日(火)12時50分04秒

佐々木さま

ピアノの調律が純正調とか、??? なのですが、エンヤのことならちょっとだけ、書けます。
エンヤ(ENYA)は30〜40才のアイルランドの歌手です。 ジャンルは本当になんと言っていいか分から
ないんですけれども、
洋楽ポップスの売り場に置いてあります。  CDの説明の中に、エンヤの音楽は”牧歌的”だと書いて
ありました。 英語だったり、ケルト語だったり、インストゥルメントだったり、色々あるんですが、
聴いていると、アイルランドや、スコットランドの広大な大地や、風が吹き荒れる丘、広い空なんかを
思い浮かべます。 有名な曲では、”オリノコ・フロウ”や、トム・クルーズ主演の映画
”遥かなる大地”のテーマ曲なんかです。 私の国語力では上手く説明できませんので、一度
お聴きになった方がいいかと思います。 ジャズやクラシックに精通してる方の耳にはどういう
風に聞こえるのか知りたいです。 ベストや12インチ以外の普通のアルバムは4,5枚でてます。
アルバムのタイトルをちょっと思い出せないのですが、私のおすすめは、”オリノコ・フロウ”の
はいっている ”watermark” と、”The memory of Trees” というアルバムです。
ケルトっぽい音楽に興味があるのでしたら、”The Celts”というのを聴いてみてはいかがですか?
私は、まだこのアルバムを買ってないのですが、一番古いアルバムで、BBCのケルト民族に
関する番組をやったときの、テーマ曲だそうです。
ポップスでもないクラシックでもない、ジャズでもない、エージーリスニングともまた違う、とっても
魅力ある歌姫です。
ぜひぜひ、聴いてみてください。


小川様、佐々木様 投稿者:Piyata  投稿日:07月27日(火)12時03分08秒

小川様

はじめまして。Piyataと申します。あなたがお書きになったこと大変悲しいです。
なぜなら自分のことを言われているような気がするからです。
空間に消えてしまい思い出にしか残らない音楽のことを、たとえどんな形であっても
自分の言葉で語ることをどうして責められましょう?
人それぞれ趣味も、年齢も違うし、聞いてきた音楽も人それぞれで、
それに対して万人がそれぞれの感じ方をするわけですから、
音楽に対して素人だろうと素養がなかろうとそんなことどうでも良いではないですか。
そんなことを言ってしまったら音楽はほんとに限られた人だけのものになってしまいます。
私は筋金入りのレーピンのファンですが、誰が彼のことをどのように言ったとしても、
またいつも満足いく演奏をしなくても、私は彼が世界一好きなヴァイオリニストで
あることは変わりませんし、いつも自分の感じ方が世界で一番正しいと思っています。
ただしその意見は他の方には押しつけず、分かって下さる方だけにお話しします。
若輩者の私が生意気なことを申し上げ、失礼いたしました。
私の申し上げたことは小川様の発言に対してのものであり、
小川様ご本人にはなんの悪意もありませんのでどうかお許し下さい。

佐々木様
はじめまして。いつも掲示板拝見しています。24歳のOLのPiyataです。
レーピンにジャズ・スピリットですか。とても興味深く拝見しました。
分かるようなわかんないような感じですけれども..。
私は幼少からピアノをやっていまして、
親に多額のレッスン代を出させて結局音大に行かなかった者なのですが、
クラシックで培った基礎がきっとジャズにも生かせるんじゃないかと、
大学時代一時期ジャズをかじりました。でもきっかけが国分弘子という
なんちゃってジャズファンです。
しかし、ジャズピアノとクラシックピアノはもうこれは違う楽器を
一から始めるようなものでした。なんでこんな和音が押さえられないの、
とすごいショックでした。
でも音楽理論はジャズの方が分かりやすいし、また違った観点で音楽というものを
見ることができました。セッションをやるような環境になかったので、結局ジャズは
断念し、ブルース、ソウル、パンクロックの3コードのピアノばかり
ロックバンドサークルでやっていました。
お陰でブルースのピアノソロなら何時間でもやっていられます。
一番はまったのはベン・フォールズ・ファイブのファーストアルバム全曲コピーです。
しかし結局一番好きな音楽はクラシックだと実感し、今はクラシックばかり聞き、
またクラシックピアノを弾いています。
このような私ですがよろしくお願いします。
ジャズのこともまた個人的に教えて下さい。

8月7,8日と斑尾ジャズフェスティバルに行ってきます。
マッコイ・タイナーがお目当てです。


ラカトシュ、樫本大進 投稿者:小川  投稿日:07月27日(火)10時43分01秒

>佐々木さん
ご返答ありがとうございます。
クラシックとジャズをわけて考えることは私も同じです。
だから、オイストラフとラカトシュを別の世界の演奏家として書いたはずです。
私の過去の発言には、どこにも伝統的なクラシックとジャズを同じ土俵で取り扱った
ものはないはずです。
子供の頃からオイストラフで育ち、オイストラフが正統派クラシックのスタンダード
となってしまっていた私ですが、最近ジャンル的な嗜好が変わったために、オイスト
ラフよりもラカトシュに魅力を感じるようになったと書いているはずです。
レーピンは、ブロン一門では唯一こちらへ歩み寄ってきているので、おおいに期待し
ているわけです。


>KAORUさん
樫本大進は、私の子供と年が近いこともあり、自分の息子のように思っています。
彼に限らず活躍している日本人の名前を海外で目にするのは、本当にうれしいもので
すが、なかでも樫本大進には人間臭さや日本人離れしたおおらかな人間的魅力を感じ
ます。
彼のCDはケルン音楽コンクールのライブとロン=ティボー国際コンクールでのライ
ブの2枚を所有しています。今もこちらに連れてきています。
この頃の演奏はまだ荒っぽく、音色もガリガリと変な共振が大きい点も彼のデリカシー
を疑うし、確かにところどころ音程もはずしたりしているようですが、コンクールと
いう特殊な場で弾いていることを考えると、非常に素晴らしい演奏です。
実演を聴いたのは東京で行われたロン=ティボーコンクールのグランド・ガラがはじ
めてでした。音色はヴェンゲーロフをやや細くした感じで、あきらかにレーピンとは
違いました。私はクラシックとしての美しさならむしろレーピンよりも樫本大進の方
が好きです。最も最近は、今年3月の彼のバースデーリサイタルですが、指摘されて
いた音程の甘さは不思議とまったくといっていいほどなくなっていたように思いまし
た。
以前インタビューで音程の甘さについて指摘されたとき、彼は「それは練習でもブロ
ン先生によく注意されますし、自分でも気をつけていますが、もともとぼくは他のヴァ
イオリニストみたいな音感がないのと、汗っかきですから特に本番では指が滑ったり
するんです。ヴァイオリンにとって音程は曲をつくる骨格で命でもありますすから、
それが表現みたいなものでカバーできるとは思っていません。」という意味のことを
はっきり語っていました。汗っかきですからというくだりなんか本当に彼らしくて実
に好感がもてます。
彼についてほんの断片しかご存じないのに、事実誤認のままいい加減なことをお書き
になるのは、彼に対する誤ったイメージを不特定多数の読者に向かって流すことにな
ることをもう少しご認識いただきたいということを申し上げたかったのです。

最後にもう一度、実演での音楽的・物理的要素の何割かは録画・録音の際に落とされ、
残ったものも多かれ少なかれ加工され変形された形でしか、CDやテレビでは伝わら
ないのです。これは私がこれまで数え切れないほどの実演や録音を聴いてきたなかで
悟った真理です。本当の演奏家の姿は可能な限り実演で判断してください。


ラカトシュ補足 投稿者:佐々木公明/父   投稿日:07月27日(火)08時11分39秒

 ラカトシュの CD は、ある人から送ってもらったですよ。私が自分で買ったもの
ではありません。
 わたしはその送ってくれた人をとても尊敬しているのですよ。
 で、その人が「これどう思う?」と尋ねるので、私は自分の知っていることを総
動員してめいっぱい書いたですよ。中途半端にお茶を濁すのはかえって失礼になる
と思ったものですから。
 私は実演はめったに聞きません。理由はお金がないからです。本当に子どもたち
に聞かせたいものだけ、年に1〜2回行ければいいほうです。レーピンがただで聞
けるなら、雨のなか自転車すっ飛ばしても行きます。バス代がもったいないですか
ら。ロバの音楽座のルネッサンス・ダンスの講習会だって家族5人で行ったら4万
円。行きたかったけど、子どもたちからルネッサンス・ダンスってなんだと訊かれ
てうまく説明できず学校のフォークダンスみたいなもんだと言ったら、そんなのつ
まらないとの答でした。4万円かけてつまらなかったらがっかりです。
 だから情報は細かいほうがいいでしょう?
 私はサインはもらわなかったけど、レーピンのサインの列に並んだ人の数をしっ
かり数えました。その数が多いか少ないか、私は判断しません。ただ、その数をみ
なさんに伝えたかったんです。

 ラカトシュの CD も、聞くたびに良くなります。でもそれはジャズとして良くな
るという意味です。ジャズだろうとクラシックだろうといい音楽はいい、というの
はその通りですが、楽器によって少し性格が違うと思うのです。
 ジャズ・ビオラとかジャズ・チェロとか・ジャズ・ファゴットとかジャズ・ティ
ンパニとかはめったにないです。
 一方サキソフォーンという楽器はジャズの世界では楽器の可能性を極限まで追求
されたといってもいいと思います。
 ギターは、クラシックのコンクールの勝者でも、ロック・ギタリストに技術的に
勝るかどうか怪しいものです。

 私はクラシックのギターもロックのそれも好きですが、両方を同じ気持ちで聞く
ことは、私の場合は正直言って難しい。気持ちを切り替えるようなことをします。

 ラカトシュもジャズに気持ちを切り替えれば、私はこの CD をずっと身近に置い
ておきたい気がします。8曲めの自作の曲も、ジャズとしてならくつろげる音楽で
好きですし、この CD を実演より先に聞いたとしても、ちっとも「ツライもの」は
ないと思います。

 ジャズとクラシックをごちゃ混ぜに話すなら、クラシックのヴァイオリンがピタ
ゴラス音律に基づいていることや、ラカトシュのような美しいハーモニーを生み出
す伝統音楽の音律がそれとは違う音律かもしれないということから、話をすすめた
いと私は思いました。
 私は音符も読めませんので、ピタゴラス音律や純正律といわれてもよくわかりま
せん。もしわかる人がこの掲示板を見ていらっしゃるなら、わかりやすく教えてい
ただきたいと思い、自分でもよく知らないことを書いています。

 玉木宏樹さんは、エンヤのピアノの調律が純正調に近いと説明してくれますが、
私はエンヤって、聞いたことも見たこともないのです。>C.Y.さん、ご存じです
か?

 私は純正律の信者でも回し者でもありませんが、自分が聞いているヴァイオリン
音楽がピタゴラス音律であり、でも純正律に調弦されたヴァイオリンがどんなもの
か知りたいのです。 
 たぶんモニカ・ハゲットがそうなのだろうと推測し、ラカトシュの話に続けてハ
ゲットの話も書きました。

 ラカトシュのジャズのセンスが、白人ですがハモニカのトゥーツ・シールマンス
に非常によく似ていることもつけ加えておきます。
 ラカトシュが好きな方なら、トゥーツ・シールマンスも気に入ると思います。
ラカトシュ・バンドのピアニスト、チェーキも、キース・ジャレットともチック・
コリアとも違う、でもなかなかジャズっぽいフィーリングを持っていると思いま
す。
 それはハービー・ハンコックに近く、むしろちょっと古い感性ですが、私はこの
3人のなかではハンコックがいちばん好きです。他の二人は白人だからというのも
あるかもしれません。

 このように刺激的な CD を送ってくれた私の友人に、私はとても感謝していま
す。また彼の耳の正直さにいつも感心します。
 私のホームページのプロフィールにも書きましたが、私は筋金入りのジャズ・
ファンです。これ以上私に、皆様にはたぶん退屈なジャズの話を書かせないでくだ
さい。

 そうそう、お送りいただいた CD 、遅くなりましたが今日返送できると思いま
す。2枚目も発売が近いのですか? また感想をお知らせください。

http://www.midipal.co.jp/~archi/talk.html


小川さん・・・・。 投稿者:KAORU  投稿日:07月27日(火)01時34分24秒

>佐々木様の懐の深さに甘えて、あえて非礼を顧みず率直な気持ちを
そのまま書かせていただきます・・・・・

上記のコメント、拝見させて頂きました。
なんだか、、、悲しいです・・・・小川様。

http://village.infoweb.ne.jp/~fwkw3224/index.htm


PHILIPSレーベル 投稿者:小川  投稿日:07月26日(月)20時28分34秒

>西尾さん
PHILIPSレーベルのCDのご紹介、どうもありがとうございます。
早速こちらで入手し聞いてみたいと思います。
小さい頃からクラシック一辺倒だった私ですが、最近、あまり正統派クラシックを聴
かなくなっていたので、久々にこれらのCDを聴くのが今から楽しみです。ただし、
安物のヘッドホンとパソコンしかないので、録音について正確な判断ができないかも
しれません。


>C.Y.さん、
ヴェンゲーロフとレーピンから音楽の世界が広がっているいらっしゃるのですね。

アッカルドはパガニーニ弾きとして華々しくデビューしたのが懐かしく思われます。
初めて実演を聴いたときは唖然としたものです。
でも、残念ながら私は、ブルッフのヴァイオリン協奏曲については、そのアッカル
ドのも録音もC.Y.さんのお好きなヴェンゲーロフの録音も聴いたことがないのです。
ですから今の段階ではこの曲の演奏についての私自身の主観的なコメントは申し上
げられませんが、試しに「Classical CD World Best Guide」を引いてみたとこ
ろ、最優秀盤とされているのは、ヴェンゲーロフ盤でした。評価ランクは最高のAAです。
売り上げやファン投票でもヴェンゲーロフ盤がトップになっています。
その他の楽曲でも、ヴェンゲーロフ盤はAAになっていますね。
レーピンの評価はそれより少し落ちるようです。
もちろん好みは人それぞれですし、ヨーロッパの人々と日本人では好みも異なって当
然ですから、あくまでほんの参考程度にみればいいわけですが。

とりあえず、西尾さんのおすすめもありましたし、私はPHILIPSレーベルのアッカルド
盤の方を聴いてみますね。

余談ですが、ヴェンゲーロフが以前ルイ・ヴィトンから借りていた1727年のストラド
ヴァリウス「ル・レーニエ」は、かつてはアッカルドが使用していたのだそうですよ。


メニューイン 投稿者:小川  投稿日:07月26日(月)20時12分42秒

>どっこいさん

メニューインについては、日本国内とアメリカ・ヨーロッパとでまったくといって
いいほど扱いも違いますし人々の認識も異なっています。
私はメニューインを間近で見たことがありますが、並外れて強烈なオーラを発して
おられたのが強く印象に残っています。カリスマ性のようなものも強烈に感じまし
た。ヴァイオリニストというより、もはや音楽家として、文化人として、そして人
間として極めて偉大な方だったと思っています。
また、少年少女や若い演奏家へ向けられる眼差しの人間的なあたたかさには格別な
るものを感じました。
そんなメニューインに、樫本大進の方から魅了されていき、やがて今の彼の理想像
にまでなったのだろうと思います。

彼の言葉や文献ですが、私が読んだものはすべて英語で書かれたものです。
残念ながら日本で発刊されたものではありません。
私が帰国するのはまだ当分先の予定ですので、もしご自分で探されるのでしたら、
ロン=ティボー音楽コンクール直後にヨーロッパ・アメリカで発刊された海外のク
ラシック音楽誌をお探しになればメニューインの記事は見つかると思いますが、日
本国内ではちょっと難しいでしょう。


批評の姿勢について 投稿者:小川  投稿日:07月26日(月)20時08分14秒

>佐々木様
佐々木様の懐の深さに甘えて、あえて非礼を顧みず率直な気持ちをそのまま書かせ
ていただきます。

西尾さんが、CDだけ聴いてラカトシュを批評して欲しくないとわざわざおっしゃっ
ているのに、CDを1枚聴いただけで、さもすべてがわかったふうなことを長々と
書き連ねられる姿勢に、私は強い不快感を覚えます。本当のファンの方に対して失
礼とはお思いになられませんか?
実演を聴いて、さらに間もなくリリースされる2枚目のCDもお聴きになった上で
書かれるのでしたら、それは佐々木さん自身の率直な感想として説得力を持つもの
になると思いますし、そのときは堂々とご自分のご意見をお書きになればよろしい
かと思いますが、今の佐々木さんのレベルのコメントを読んでも、
「この人、いったいラカトシュのなにがわかってんの?」
という感想と不愉快な気持ちのみが残ります。

佐々木さんがジャズにとても造詣が深い方であることはよくわかりました。私はこ
の年でようやくジャズの面白さがわかってきました。ジャズに関しては本当に素人
もいいところです。ですからこの方面については、今後もぜひいろいろと教えてい
ただきたいと思っています。

ですが、「ジャズ・スピリット」については、はっきり申しまして何をおっしゃっ
りたいのかさっぱりわかりません。ひとつだけわかったのは、佐々木さんはクラシッ
クについては、本当に素人の方なんだなということです。文章がお上手なのでつい
騙されてしまうのですが、ご自分でもよくわかっていらっしゃらないことをご自分
の得意分野に無理に結び付けたり理屈だててご説明なさろうとするとき、妙に独り
善がりな文章になってしまう傾向があることを指摘できると思います。
次からはぜひ、もう少し他の人が読んでわかりやすい素直な表現を心がけていただ
ると助かります。

例えば、西尾さん、C.Y.さん、どっこいさん達は、クラシック音楽に対して素人で
あることを正直に打ち明けていらっしゃいますが、おっしゃることはむしろ佐々木
さんの変に理屈っぽい文章より明快で、説得力もあると思います。そしてこの方々
に共通しているのは、演奏家にこだわらずに積極的に演奏会を聴きに行かれたり、
幅広くCDを聴かれたりするような、柔軟で貪欲な姿勢と謙虚な気持ちが感じられ
ることです。
いろいろな演奏家をこだわりなく聞いてはじめて、それぞれの演奏家の特質が理解
できるのではないでしょうか?

また、YOSHIさんはさすがおっしゃることのひとつひとつが一味違い、納得させら
れます。プロの演奏家でありヴァイオリンの先生をしていらっしゃるとのことです
が、そのことを聞かされなくとも、おっしゃる内容からヴァイオリンの専門家でい
らっしゃることがぷんぷんにおってきます。私を含めて素人がこの専門家レベルの
方のように自由にヴァイオリンの演奏や技術について議論するのはどだい無理な話
なのですが、にもかかわらず、このレベルの人と対等にお話できること自体、もっ
たいないくらいに幸せなことだと感謝しています。こうした機会と場をつくってい
ただいた佐々木さんにももちろん深く感謝致します。

オイストラフやハゲットについては深くご理解なさった上で傾倒していらっしゃる
のわけですからそれはそれでけっこうなことなのですが、そこに、樫本大進を(失
礼な言い方ですが)ひとりよがりで奇妙奇天烈としか思えない解釈によってご自分
だけの世界に引き込み、さもわかったふうな解説をしていらっしゃるのは実に滑稽
に思えます。
まさか、テレビで彼の演奏を2、3回ご覧になられただけで、彼の最近の実演を一
度もお聴きになっていらっしゃらないなんてことはないでしょうね。
残念ながらまだその程度しか樫本大進のことを理解していらっしゃらないように思
えてなりません。
その状態で彼の演奏をすべてわかったように批評されるのって、彼の実演にまめに
足を運び、本当の意味で応援にしていらっしゃる方々に失礼とお思いになられませ
んか?
20歳のバースデーを前に彼はブロンの音楽ではなく自分の音楽をやるのだとの決
意表明をし、それをきかっけに彼の演奏は変わってきているという印象があります。
いずれにしても、いい加減な知識とちょっと聴きかじった程度のいい加減な印象で
誤った大進君のイメージを流すことのないようじゅうぶんな配慮が必要ですね。

ブロン門下については、ブロン門下の演奏家およびその演奏に接した経験を豊富に
お持ちになっていらっしゃるYOSHIさんの解説を待ちたいところです。
(↓の掲示板にYOSHIさんのプロフィールがあるのを偶然見つけました。)

以上、佐々木さまには大変失礼な発言を致しました。ご容赦ください。

http://www.tcup4.com/437/kaochan.html


どっこいさん、こんにちは。 投稿者:C.Y.  投稿日:07月26日(月)17時48分34秒

わたしの前のメッセージ、右側の壁を突きぬけてしまって、ごめんなさい。佐々木さん、直して
くださったんですか? ありがとうございます。 まだ、不慣れなもので。。。 佐々木さんが教えて下さった
新しいアドレスをつくったほうがいいというお話もあまり良く理解してないのですが、とりあえず、
フリーメールつくりました。

どっこいさん、はじめまして。 どっこいさんのお名前はダイシンチャットや、レーピンの掲示板などで
拝見してます。 実は、わたしも、チャットルームに1,2度入らせていただいたんですが、今いち、よく
分からなくて、すぐに出てしまいました。あとで、気づいたのですが、どうやら私、独り言いってた
みたいです。。。
わたしも、どっこいさんの音楽への接し方とっても共感します。私は、今まで適当にキレイな音楽なら
なんでも良い、と思ってなんでも聴いてきましたけど、最近はヴェンゲーロフ、レーピンを中心に
音楽の輪を広げてます。 やっぱり、好きな演奏家ができれば、自然にその人のCDを中心に世界が
広がっていきますよね。  レーピンが”メニューインを尊敬してます”って言えば、
”メニューインってどんな人かな・・・”とCDを買いますし、ラカトシュがグラッペリに曲をささげたら
グラッペリさんってどんな人かなって興味持ちます。でも、こうやってどんどん音楽の世界が
広がっていって楽しいですよね。 掲示板にもこうして参加して、色々な人の知識吸収できますし・・・
どんな接し方でも、どっこいさんのいう通り、楽しければいいですよね。

これからも、よろしくおねがいします。 \(^o^)\


ブロン公開レッスン 投稿者:佐々木公明/父   投稿日:07月26日(月)07時27分58秒

 まだ半分ですが、書くのに時間がかかりそうなので半分でもアップしました。
ゴリドシュテインやスタリャルスキーのことも参考にしてください。
このふたりについては私のホームページのどこかにありますので、ご存じでない方
は探検してみてください。
「戻る」ボタンの作り方がわからないので、お手数ですがブラウザの「戻る」ボタ
ンで戻ってくださいね。

http://www001.upp.so-net.ne.jp/violin2/9904.html#anchor609927


いろいろ 投稿者:C.Y.    投稿日:07月24日(土)18時16分15秒

    西尾さん、小川さんのお返事読んでなんだか、ホッとしました。 メッセージ
を残した後で、なんだかとっても音楽に対して程度の低い、幼稚な感想を書いてし
まったんじゃないかと少し心配だったんです。 ですから、共感してくださってと
てもうれしいです。 これからも、音楽に対しては自由な素直な気持ちで接したい
なと思います。

     いい音楽をどんどん聴いて色々な人の色々な演奏を聴いていくうちにどんど
ん知識も増して、少しずつ自分の感動を上手く表現できるようになるんでしょう
か。私は、みなさんの意見を聞いていてそう思いました。もちろん、その感動を自
分自身の音楽で表現できたらもっと素敵でしょうけれど!! 

     さて、書きたいことがたくさんあって、何から書いていいのか分かりません
ので、箇条書きで書かせていただきます。 まず、ラカトシュの音楽につい
て。。。 わたしも、是非、生で聴いてみたいです。 彼が仲間と楽しそうに演奏し
ている姿、CDのジャケットからも想像できます。 きっと、観ている私たちも楽
しいカーニバルのような空気に浸ることができるんでしょうね。今度はいつ、来日
してくれるんでしょうか。楽しみです。

     PHILIPSのCDについて。。。 私は、自分がピアノを習っていたせいかはじ
めのうちは、ピアノ曲しか聴いてませんでした。 今のようにヴァイオリンが大好
きになったきっかけは、PHILIPSからでてたものなんです。 ロンドン留学中の時な
んですけど、まだCDよりもテープのほうがイギリスでは主流で(7,8年前です)
私は、そのテープの中でもとっても安い1000円もしてないようなものを買いまし
た。それが、PHILIPSからでてたアッカルドさんのブルッフ/メンデルスゾーンのヴァイオ
リン協奏曲だったんです。(ちなみに、先にも述べたように演奏家にはこだわらな
かったので、アッカルドさんという人が演奏しているんだー、と意識的に知ったの
は、お恥ずかしながら、つい2,3週間前です… )何人かののブルッフを聴いた
中で、何となく、最初に聴いた彼のブルッフが一番情熱的で、感情に満ち溢れてい
て、ロマンティックで好きです。ブルッフに関してはヴェンゲーロフのよりも好き
です。録音状態とはあまり関係ないですけど、小川さんにアッカルドという人のこ
とも教えていただきたいと思いお話ししました。

     現代音楽について。。。  難しいですね。近代に近づくにつれだんだんと音
楽は複雑になってきますね。あまり聴いたことがないので嫌いにはなりたくないん
ですけど、理解しにくそうでなかなか聴く気になれません。ショスターコヴィチくらいまで
はまだ絵でいうとピカソのように、複雑なながらも“きれい”が残ってて許容範囲
の狭い私でも聴けるんですけれど、ジョン・ケージとかになってくると???で
す。 絵でいうとブラックとか… 主張はあるけど、万人にはなかなか伝わらない難
しい芸術ですね。 4分33秒という曲のビデオを見たときは、おもしろいものを創る
人だなあ…と感心しました。???だけれども、もっと知りたいとは思います。
 小川さんは現代音楽にもお詳しいのですか? ぜひ、教えていただきたいです。


メニューインとシャンカール 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:07月24日(土)17時00分46秒

 もののついでに、ヴァイオリンとジャズのかかわりについて、私が知っているこ
とをすべて書いておきます。

 私が愛読していた頃の『スィング・ジャーナル』誌の人気投票はこんな感じでし
た。

 トランペットはマイルス・ディヴィス、トロンボーンはJ.J.ジョンソン、
ヴァイブはミルト・ジャクソン、ギターはウェス・モンゴメリー。ベースはリ
チャード・デイヴィス(後のジュリアードの教授)。
 このへんは何年間も不動の顔ぶれでした。
 ウェス・モンゴメリーは楽譜の読めないギタリストとして伝説になりました。

 ピアノやドラムスなどはころころ変わっていました。
「その他の楽器」もたまにローランド・カークの首位が脅かされたのはシタールの
ラヴィ・シャカールが世界に紹介されたときでした。

 その年の「コンポーザー・オブ・ジ・イヤー」はジャズ誌始まって以来の珍事、
ビートルズでした。
「アルバム・オブ・ジ・イヤー」も『サージェント・ペパーズ』でした。

 アビイ・ロード・スタジオの主といわれるメニューインと、同スタジオをもっと
も有名にしたビートルズと、いったいどちらが先にラヴィ・シャンカールを世界に
紹介したのでしょうか?

 私もひところシャンカールには夢中になりましたし、丸山健二は「夕べのラー
ガ」なんていう、当時の雰囲気をよく伝える小説を書きました。
 私はやがて飽きてしまいましたが、メニューインはほんとこういうのが好きで、
ある意味では周囲を困らせたかもしれないなどと、今となっては思います。
 もちろんシャンカールは素晴らしいアーチストですが。

 ステファン・グラッペリはこのようなビッグ・ネームに囲まれていました。
テナーサックス部門はジョン・コルトレーン、アルトはオーネット・コールマン。
 中学2年生のときから本格的なジャズ・ファンであった私でしたが、これらの名
前のかげに隠れたグラッペリに目を向けることは、結局なかったわけです。
 
 私がオイストラフに出会ったのはこのような時代よりずっと後、大学生になって
からの話です。


ジャズ・スピリット 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:07月24日(土)15時53分55秒

 ビッグコミックではありません。ジャズの話です。

 短く行きましょう。
 私がジャズ・スピリットを感じるのはオイストラフと
モニカ・ハゲット(ハジェット)、それに樫本大進です。(中西俊博はフュージョ
ン・スピリットかな? あとはクライスラーだけど私のなかではウィーン情緒と
ジャズ・スピリットをどう結び付けるかなんてことはよくわからないので。はかせ
太郎はロックでいいと思いますし)

 レーピンはその方向を向いているようにも感じますが、たとえばラヴェルのソナ
タのブルース楽章だけを録音しても、ジャズ・スピリットを感じさせる要素はまだ
まだ希薄だと思います。

 ジャズ・スピリットというのは私もうまく説明できませんが、音階をちょっとだ
け外していこうという気持ちのありようだと思います。
 樫本のように、専門家の方から本当に「音程が悪い」といわれてしまう場合もあ
りますが、彼は「ちょっと外した音程も好きだ」とまるで言いたいかのように演奏
するように聞こえます。
 その音程が本当に外れちゃう場合もあるようですが、逆の見方をすると、彼は音
程についてよりふところの深い音楽的な環境のなかで自分の音楽を考えているので
はないかと思わせます。
 
 こういう考え方は、専門の方には、あるいは絶対音感を持つような方には「とん
でもない」といわれるかもしれませんが、ラカトシュとヴェンゲーロフの話を同時
にしようと思ったら、専門の方は、現代ヴァイオリンの音律から一時離れてくれな
いと、話が噛み合わないと思います。(現代ヴァイオリンの音律というのは、ピタ
ゴラス音律というのでしょうか? 平均律とは違うそうですね。詳しくは玉木宏樹
さんのホームページ参照)

 で、結論は簡単です。
 私はジャズ・スピリットを感じさせる演奏家がとにかく好きなのです。

 中西俊博は『ヴァイオリンは友だち』の番組中、こんな簡単な説明をしました。
「音の変化は放物線で」
 まぁ、すごく簡単に言えば、私の「ジャズ・スピリット」というものもそういう
程度のものだといってしまっていいかもしれません。

 私には樫本大進の作り出す音楽がいつもきれいな放物線を描いているように聞こ
えます。
 だから好き、というだけなのかもしれません。

>どっこいさん
 オイストラフで現在推薦できる CD はメンデルスゾーンのピアノ3重奏曲や、
シューベルトのソナタなどです。
 また、トリオ・ソヌリー(モニカ・ハゲット)の3枚組『コレッリ作品集』
(ヴァージン)が高価ですが、オススメです。私は2年前からハゲットを現役最高
のヴァイオリニストと主張し続けています。エネスコの「ラ・フォリア」と聞き較
べての判断です。

http://www.midipal.co.jp/~archi/talk.html


ラカトシュ03 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:07月24日(土)15時37分49秒

 ジャズヴァイオリンの話に戻ります。
 中西俊博のバンドは、5弦エレクトリック、
6弦ベース、12弦ギターといった編成で、どうもそういう楽器が好きなようです。

 NHKは番組の案内などちょっとした時間に千住真理子か中西俊博の曲をよく流し
ますので、多くの方が中西と知らずに聴いていることが多いと思います。聴けば、
ああ聞いたことがあるという人も多いかも。
 残念ながら私はいまだ、そのようなジャズ・ヴァイオリンの世界に足を踏み入れ
ようという気になれないでいます。
 私はひょっとしたら、パールマンのへんてこな曲集から入っていきたい気がして
います。『ユダヤの曲集』とか『アーリー・アメリカンの曲集』(うろ覚え)とか
いうアルバムから、もしかしたらグラッペリへ近づけるかなという思いです。

 私がジャズ・ヴァイオリンが嫌いな理由は、単純にいえば、それが白人のジャズ
だからです。
 グラッペリ、ジャン・リュック=ポンティなど確かフランス人系だったと思いま
す。

 唯一エリントン・バンドのレイ・ナンスは黒人です。が、この人も当時の黒人で
ヴァイオリンが弾けるのは特権階級だったかどうか知りませんが、特権階級意識と
いうのはエリントン・バンド全体に一種のジョークとしてあったようです。
 エリントンは「デューク」つまり「公爵」と呼ばれていたわけですから。
(レイ・ナンスはトランペットも吹きました)

 白人のジャズにももちろんいいものはたくさんあります。でも、私はヴァイオリ
ンだけは聞いてられません。

 ジャズ雑誌の人気投票では、確かヴァイオリンは「その他の楽器」のすぐそばで
分類されていました。グラッペリはいつも1位でした。
 
「その他の楽器」にはいろいろな楽器があり1位はいつもローランド・カークとい
う盲目のマルチ・リード奏者でした。
 私は今でもローランド・カークが大好きで、ビデオも CD もよくかけます。
 見てくれは『メリー・ポピンズ』の大道芸人のように背中にシンバルを背負って
まるでちんどん屋です。
 鼻でリコーダーを吹き、同時に口で2本のサックス、またはフルート、ときどき
クラリネットなどです。
 しかしその音楽は、大道芸ではありません。純然たる黒人の音楽、つまり「ブ
ルーズ」です。

 この人の後は、たぶんハモニカのトゥーツ・シールマンスが1位になったろうと
思われます。
 私は黒人のローランド・カークに夢中になり、白人のシールマンスは無視しまし
た。
 その結果、私はシールマンスの職場であるジャコ・パストリアスのビッグバンド
を一時的に見のがす失敗を犯しました。
 私のホームページが、ジャコ・パストリアスのホームページでもあることはみな
さんご存じのとおりです。

 このようにジャズ雑誌の人気投票の「その他の楽器」周辺にはいつも、ビッグな
音楽家がひしめいていました。
 私はだから未だにグラッペリの音楽にうまく出会えないことを悔やんでいます。
これが中西俊博から出会えるか、パールマンから出会えるか、あるいいはグラッペ
リのホームページの作者の方の紹介で出会えるか、私にはわからないわけです。


ラカトシュ02 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:07月24日(土)15時30分05秒

 CD の印象はピアソラをやるクレーメルのバンドのようでもあり、ベースが入って
いるのでジャズ・バンドでもあり、ボサノバなども入っています。曲はハンガリー
舞曲やチャルダッシュ、ハチャトリアンやコダーイ、そしてディニークなどです。

 いい部分もありますが、まず、否定的な意見から書きます。
 
 チャルダッシュは、私は玉木宏樹の『冗談音楽大全集』なるアルバムで初めて聴
きました。(TVの『スタジオパーク』でギル・シャハムがやってたような記憶もあ
るのですが)
 玉木宏樹はこの曲を真面目に弾き、ギル・シャハムばりの力量を披露しましたが
『冗談音楽大全集』と題したアルバムのなかで唯一この曲だけ真面目に弾くという
ことは、この曲そのものが「冗談である」という主張なのだろうと思いました。
 左利きのチャップリンも映画のなかで「チャルダッシュ」ではありませんが似た
ようなスピードの曲をパロディ風に弾いてみせ、最後はヴァイオリンを投げ出し、
足で踏んづけて壊し、靴のようにヴァイオリンを履いて歩き回るという、とんでも
ない映像を作り上げました。

 ヴァイオリン音楽がこのようにときどきパロディにされてしまうのは、あまりに
も現代人の日常の生活からかけ離れた音楽のように聞こえる人たちがいるからだろ
うと思います。
 私もチャルダッシュがそのように聞こえます。私が仕事をしているこの部屋のな
かで、スピーカーからチャルダッシュが聞こえてきても、あのテンポで仕事がはか
どるとか「おおっ、のりのりだぁっ!」なんてことにはなりません。
 それがハンガリーの伝統的な音楽であろうとなかろうと、私が「その手の」音楽
を「ノリノリ」で楽しむことができるシーンは「小学校の運動会」以外にありませ
ん。
(日本人の平均的な音楽センスとハンガリー音楽との接点が、そういう特殊な場所
に偏ってこれまで来た、という事情もあるのかな)。

 私が唯一できる楽器、ダルブッカはイラクの楽器ですが、ハンガリーの伝統音楽
に合わせてもさほど違和感はありません。
 私がいっしょにダルブッカを叩きたくなる音楽は、ジャズ・スピリットに溢れた
音楽です。
 ラカトシュで叩きたくなるか、玉木宏樹か、中西俊博か、あるいは千住真理子
か、(うん?)、まだ確かめてませんが、たぶん玉木、中西の音楽だろうと思いま
す。

 コダーイの曲「カーライ・ケッティーシュ」(カールローイ村の対舞)は、ラカ
トシュは中間部をジャズ・スタイルにしています。本来の短い曲をジャズの味づけ
でふくらませ、2倍ぐらいの長さにしています。
 偶然この曲は、最近私がはまっているオイストラフの「3つのハンガリー民族舞
曲」と同じ曲で、聴きくらべることもできました。
 ただオイストラフの演奏のほうがクラシック音楽で、ラカトシュのほうが伝統に
根ざしたジャズ・アレンジのポピュラー音楽だという区分けは意味がないような気
がします。
 オイストラフの「3つのハンガリー民族舞曲」はクラシック音楽とはいい難い珍
曲でしょうし、ラカトシュの「カーライ・ケッティーシュ」はポピュラー音楽とは
いい難い本家本元の演奏ということになり、そういうジャンル分けにはこだわらな
い評価をくださざるを得ません。
 容赦なく聴きくらべれば、ラカトシュのこのようにゆっくりと歌いこなす曲につ
いての表現能力はまだ未熟といわざるを得ません。
 もちろん私はこのようなジャズ・アレンジそのものに否定的な気持ちはなく、
チャルダッシュよりもこの路線を応援したい気持ちですが。

 あとの曲はだいたい好きです。ハチャトリアン『剣の舞』は好きな作曲家の曲で
すし、ディニークの「ひばり」の超絶技巧というか大道芸というかわかりませんが
驚嘆に値します。


ラカトシュ01 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:07月24日(土)15時22分17秒

 まずジャズ・ヴァイオリンの話から入ります。(ジャズの話だけで終わっちゃっ
たらご容赦)

 下の「ツライものがある」 CD を聞きました。みなとみらいでポスターも見まし
た。ライブをまだ見れるなら、そちらのほうが賢明だろうと私も思います。
 CD は、あまりお勧めしません。


 ラカトシュはステファン・グラッペリが好きだそうです。下のURLはグラッペリ
のたいへん優れたホームページです。N.M.さんのメニューインのページにリンクが
繋がっています。

 グラッペリを敬愛するもうひとりのヴァイオリニストがいます。NHK教育で
「ヴァイオリンは友だち」の司会をつとめた中西俊博です。前にも書きましたが、
私は多くのジャズ・ヴァイオリニストのなかでこの中西俊博は例外的に好きになれ
ました。テレビの番組とはいえ、いい出会いが持てたということです。

 同じグラッペリを敬愛するヴァイオリニストとして、ラカトシュと中西俊博を頭
のなかで比較しました。

 二人ともクラシックの正式なヴァイオリンも学んでいます。
  CD で聞く限りラカトシュのテクニックはもの凄い。中西はどうか、これはわか
りません。
 でもフュージョン系の電気ヴァイオリニストです。5弦ヴァイオリンも弾きま
す。テレビで見たときは、弓の毛を元のほうではずし、ムチのような長さにして
ヴァイオリンをぐるぐる巻にして4弦を同時にならし「ひとり弦楽四重奏」とか披
露してました。

 ラカトシュが大道芸人風なら中西は宴会芸風で、そんなセンスも、両者はよく似
ています。
 
 もっともよく似ているなぁと思ったのは、ラカトシュの自作の曲と「ヴァイオリ
ンは友だち」の中西俊博作曲のテーマソングが実によく似ているという点です。

 やや感傷的なフレーズは、まさにステファン・グラッペリそのものでしょう。メ
ニューインが嬉々として、ロン・ティボーの審査員連中やブロン門下の3人をラカ
トシュの「セッション」に連れていく様が、思い浮かぶほどです。
 
 メニューインは今年亡くなったばかりなので非難めいた話は避けてきましたが、
たいへん長生きをしたおかげで、若干、老人性の退行が見られなかったわけではあ
りません。メニューインは若干感傷的なフレーズに傾くときがあり、それがよくも
あり、悪く聞こえる場合もあると思います。いずれにせよラカトシュのやや甘い音
色はメニューインの好みに非常にマッチしたと思います。

 長老に連れられて、話半分にラカトシュを聞いた人もいたでしょうし、レーピン
のように魅せられた人もいたでしょう。音楽センスの好き嫌いは別にして、ラカト
シュが十分に魅力的なキャラクターであることは CD からもわかります。技術的な
部分だけを見れば、中西俊博に較べて格段に優れているかもしれません。

http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/2744/

ラメント2 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:07月24日(土)06時56分41秒

 話が入り組んできたので、ひとつづつ。

 えと、みな様のコレクションのなかに「ラメント」という言葉がつく曲はありませんか?
と尋ねたんです。それがラテンなのか、何か和音の形式のひとつなのか、いずれ弾くかも
知れない立場としては、そういう説もあるということを念頭に置いておきたいと思ったもの
ですから。
 
 うちにはこんなタイトルの「ラメントなんとか」「なんとかラメント」「ラメント・フォー・
ユー」とうい曲があったけど、どこがシャコンヌに似てるのかわからん、というような情報が
ほしかったのです。
 私自身、自分の家や図書館で探しているのですがなかなかシャコンヌとの共通点が見つけられ
る曲がないので協力を求める次第です。
 とくにブルガリア国立合唱団の CD を聞いた方から有力な手がかりが得られるような気がします。


ありがとうございます。など。 投稿者:どっこい  投稿日:07月24日(土)03時52分12秒

みなさまのお詳しさにおっかなびっくり??しながら書いています。(笑)。

小川さん> メニューインさんの記事の件、ご親切にありがとうございます。
      ご負担にならない範囲でお願いできると非常にうれしいです。(図々しい私)
      もし、国内で発刊の雑誌新聞で、バックナンバー等とりよせ可なものでしたら、
      書名・号・日付等の情報をいただければ、自分でもがんばります。 

西尾さん> よろしくお願いします。ラカトシュ。「生」ですね。了解。チャンスを待ちます。
      音楽って、音だけ楽しむものではないと、私は思っています。(邪道かな?)
      雰囲気や目配せで乗せてもらえればそれもよし。なにを利用しようと、たくさん
      楽しんだもの勝ちって思っています。ならば、ラカトシュの楽しげな目配せ?が
      見えるライブから入門します。

C.Y.さん>
      私は、C.Y.さんと逆(?)で、クラッシックファン歴・・・とりわけ、
      コンサート歴は浅く、樫本さんがきっかけで、ごく最近、足を運ぶようになり
      ました。だから、私の音楽の輪は、今のところ樫本さんを中心にひろがっています。
      樫本さんのお兄さん弟子のレーピン&ヴェンゲーロフを聴いたり、彼が弾く曲をほか
      の人がどう弾くのか聴いてみたり・・・。聴くうちに、とくに気に入る作曲家が
      できると、その人のほかの楽曲を聴いてみたり。
      私の場合、アプローチの仕方にはちょっと偏りがあるかもしれませんが、
      「楽しいことは良いことだ」をスタイルに、はじめてみました。
      お話、沢山共感できました。どうぞよろしくお願いします。  

佐々木さん>オイストラフ、聴いてみたいです。どのCDがおすすめですか?
      演奏を聴いて多少にかかわらず、好きな部分があると、「調子の善し悪し」、
      「完成度」とは別に、好きで居続けられる気持ち、なんとなくわかる気がします。

 へんなこと言っていたら、ごめんなさい。


PHILIPSのCD、他 投稿者:西尾  投稿日:07月23日(金)23時57分05秒

こんばんわ。

>マスタリングの際のバランスの問題ではないかと私は思っています。

ああ、なるほど。エンジニアのウデですか。それででしょうか、第2楽章より
1楽章をきれいと思ったのは。あの曲のミソはなんたって2楽章ですからね。
もったいない録音でもあると思います。

>このまま時間を止めて、ずっとこの夢見心地に浸っていることができたなら、なん
>て幸せだろうと思いました。
そうそう、コレですよ。何十回のうち一回あるかないかのこの感動に、なんとか
出会えないかなー、と思ってセッセと会場に足を運ぶワケです。なかなか難しい
ですが。(^^;)

>録音技術ではPHILIPSレーベルが優秀とのことですが、どんなCDがおすすめですか?

技術ではドイツ・グラモフォンに勝てるところはないと思います。PHILIPSは優秀と
いうより、初めから協奏曲の調和を諦めてソロを目立たそうというフシがあって、
Vnが聴ければOK!という私には最適な録音なんです。
 私はパガニーニが好きなのですが、あれだけオケがジャジャーン!と鳴らす曲でも、
Vnを聴ける音量にあわせておいたら無理なく自然に聴けるのです。
  
  そういった点で、ムローヴァの協奏曲集(PHCP-9509〜10・2枚組)は好きです。
  (パガニーニNO.1はDISC 2に入っています。)
  また、アッカルドのブルッフ協奏曲集(PHCP-20155〜6)もいいと思います。
  (特にスコットランド幻想曲はいいっす!。)
  
と、まあこんな所です。
でわでわ。


訂正 投稿者:小川  投稿日:07月23日(金)22時11分43秒

申し訳ありません。ひどい誤字脱字がありました。訂正させてください。

> だから、音楽を聴くと、心地いい気分になれたりするだけで、心が洗われるとか、
> 気分が晴れるとか、いろいろな働きかけが私達に対してあります。
> それでじゅうぶん音楽を聴く目的を達成していると思います。
> で、自分はこんなに感動したんだ、こんな素晴らしい夢を見たんだ、ということを
> どうしても他人になったりもするわけですが、

だから、音楽を聴くと、心地いい気分になれたり、心が洗われるとか、
気分が晴れるとか、いろいろな働きかけが私達に対してあります。
それだけでもじゅうぶん音楽を聴く目的を達成していると思います。
で、自分はこんなに感動したんだ、こんな素晴らしい夢を見たんだ、ということを
無性に他の人にも伝えたくなったりもするわけですが、


生と録音、音楽を楽しむこと 投稿者:小川  投稿日:07月23日(金)22時03分52秒

>西尾さん
ブラームスのヴァイオリン協奏曲のCDの早速のご感想、誠にありがとうございます。
まず、この演奏でのヴェンゲーロフの音色ですが、
CDでもそこまで美しいとお感じになるなら、生の音はもう想像を絶するほど美し
かったですよ!ああ、なんて美しい音色。身も心もとろけそうなほどの極上の音色。
頬を羽毛でなでるとでもいうような、彼独特のふくよかでやわらかい音色は、こ
れまでいろいろな演奏家の実演を数多く聴いてきた私でもはじめての体験でした。
音色だけならもうオイストラフをも超えています!
もうあの音色だけでもヴェンゲーロフの存在価値があるというものです。
このまま時間を止めて、ずっとこの夢見心地に浸っていることができたなら、なん
て幸せだろうと思いました。
そして、生で聴いたヴェンゲーロフの音は、分厚いオケを突き抜けて聞えてきまし
た。
確かにこの曲は線の細く音量的に苦しいヴァイオリニストの場合はオケに消されが
ちになるのですが、ヴェンゲーロフの場合は例外的に音にパワー感があるので、実
演では彼のソロパートの音がかなり大きく感じられました。
それに比べると、CDではそれが引っ込められて、音も曇った感じがするのです。
その主な原因は、マスタリングの際のバランスの問題ではないかと私は思っています。
ここは録音エンジニアのセンスが問われるところです。
ソロイストが大きな音を出しても、レベルを絞られると後ろに引っ込んでしまうわ
けです。この録音のソロのマイクの位置はじゅうぶんすぎるほど近いと思います。

ところで、録音技術ではPHILIPSレーベルが優秀とのことですが、聴いてみるとす
ればどんなCDがおすすめですか?


>C.Y.さん
私はあなたのような方のおっしゃることには強い説得力を感じます。
西尾さんもそうなのですが、お好きな曲を演奏家にこだわりなく数多くお聴きになっ
ていらっしゃる方のお感じになることというのは、私にとってはとても勉強になり
ますし、そんな方が「この曲ならこの演奏家のこの演奏がいい」と紹介なさる録音
というのは本気で私も聴いてみたいという気になります。
反対に、なにがなんでもこの演奏家がいいなんていわれると、その人のいうことす
べてが独断と偏見に満ちた感じがするので、私はそういう人のいうことは信用しま
せん。
〇〇も、××も、□□も、それもだれだれの演奏が最高。なぜならこれこれこうい
うものを音楽に詰め込んで届けてくれるから、なんていわれると、
「あっ、そう。ごちそうさま。そうぞご自由に」
という感じで、しらけてしまいます。拒絶反応が働くのです。
たとえどんなに素晴らしい演奏家でも、こんな形で紹介されると気持ちが向きません。

> クラシック音楽も映画の音楽や(モリコーネみたいな)、エンヤ、その他のポッ
> プスと同じような感覚で聴いてました。

この姿勢にも非常に共感を覚えます。結局音楽を楽しむことの原点ってこんなとこ
ろにあるのではないかと思います。
だから、音楽を聴くと、心地いい気分になれたりするだけで、心が洗われるとか、
気分が晴れるとか、いろいろな働きかけが私達に対してあります。
それでじゅうぶん音楽を聴く目的を達成していると思います。
で、自分はこんなに感動したんだ、こんな素晴らしい夢を見たんだ、ということを
どうしても他人になったりもするわけですが、なかなかそれをあらわす適切な言葉
がみつからなくて、もどかしい気持ちになります。自分の言葉にすると嘘になるよ
うな自己嫌悪にも陥ります。

でも、感動を言葉で表現するには、音楽を楽しむこととは別の能力が必要なのだと
思います。あるいはやはり音楽で表現する方がよりダイレクトなのかも知れません。
楽器や歌で…。
別に言葉に出来なくても音楽は楽しめるわけで、それでも、この気持ちをどうにか
して他の人にも伝えたい、同じ感動を味わってみて欲しいと思うことはあると思い
ます。
この掲示板が、演奏家にとらわれない、そんな気持ちやそのための情報を交換する
場になれば、私はうれしいです。
ヴェンゲーロフやラカトシュのお話、大歓迎です!


ラカトシュ、他 投稿者:西尾  投稿日:07月22日(木)23時36分06秒

引き続き、別の話題を。

どっこいさん、C.Y.さん>
  初めまして。(^^)
  ラカトシュですが、CDでは聞かない方がいいと思います。あの録音でラカトシュ
  を評価されてしまったら、ツライものがあります。
    あの人の演奏はテクニックだけではありません。仲間と視線を合わせて弾いて
    るときの楽しそうな表情、しぐさが混ざり合ってるすべてが良いと思います。

  彼の演奏を語るのに音楽的知識はいりません。騙されたと思って生で聞いてみて
  下さい。日本ではまだ知名度が高くないようですから、5000円程度で聴けますよ。
  
C.Y.さん>
  >音楽的知識もない私ですけど、きれいな音楽を聴いていると、色々な景色や場
  >面が頭に浮かんできて感情が豊かになるというか、

知識がないのは私と同じですよ〜。(^^)/
音楽は楽しめればそれで良いとおもいます。(そういった点でとかく曲に説明をつ
けたがる現代曲が私は苦手なんですが・・。)

>コンサートも今までは誰それで選ぶのでなく、聴いてみたい曲を聴きに行っていた
>という感じです
  おお!、これも私と同じ。私も演奏家を選びません。好きなこの曲をこの演奏家
  はどう弾くのだろう、という風に興味が沸きます。

お二人様、またお話しましょう。

佐々木様>
  バッハのシャコンヌが「ラメント」であるという事ですが、それはどうでしょう。
  (音楽に)感動するには2種類あって、
    1.悲しい、楽しいなどの感情移入型。
    2.なんかよくわからんけど心が揺れる(感動する)という、抽象型。
  1の代表は「愛してます」とか「振り向かないで」とかの歌詞があるポップス系
  の歌とか、Classicでは「白鳥」とか「タイスの瞑想曲」とかですね。
  
バッハの場合は2.抽象型。森とか湖を見て「きれい!」と思うでしょう。アレと
同じです。理由とか説明とか要らないのです。特にバッハの場合。
  現代曲もそうだ!とか言う人もいるかも知れませんが、あれはちんぷんかんぷん
  です。(少なくとも私にとって(笑)。)
  
と、私は思いますので、シャコンヌに「悲歌」とかいう説明を付けるのは、不必要
だと思うワケです。

西尾の意見は納得いかん、と言う方は、どなたでも投稿お待ちしています。

あかん、今日は輪をかけて理屈っぽくなってしまった。今日はこの辺で。
でわでわ。


ヴェンゲーロフCD、他 投稿者:西尾  投稿日:07月22日(木)23時34分32秒

こんばんわ。(少し遅れましたが、7/19の小川さんの投稿を読んで書いています。)

小川さん>
 >オイストラフやブロン門下の演奏家を批判する意図は私にはまったくありません。
  いえ、私も良くない演奏家に対し批判することは大賛成です。(私もやってます
  から。)しかし文章中に2回出てくる「佐々木様のように・・盲目的・・」とか
  「・・おっしゃった言葉が説得力なく空虚で・・」とかが最初に出てきたもので
  すから、「むむっ、別々のページに2度も個人攻撃してるな。」と思いました。
  ひいては人が好きな演奏家にも言葉を選ばず書いてるな、とも読めました。
   
しかし小川さんの今回の投稿でおっしゃりたいことはよく分かりました。また私の
誤解であったことも、小川さんが音楽に対し真摯な方である事も解りました。

お詫びします。すみませんでした。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(ここからは、21日と22日の投稿を読んで書きました。)

まずはヴェンゲーロフのブラームス協奏曲のCDを聴いた感想から。

きれい!、美しい!、ゾクゾクする!、音色ですね。オイストラフの同曲と並ぶ
録音しばらくないかも、と思っていましたがついに現れたというCDですね。
  私は2楽章より1楽章の方がいいと感じました。カデンツァの終端、オケが入る寸
  前と直後のヴェンゲーロフの音色は極上の音色でしょう。オケも良いサポートを
  していますし、録音としては最高の部類に入ると思います。

これを小川さんは生で聞いたのですね。うらやましいです。

でもこの演奏がオイストラフを遙かに凌ぐかといえば、「?」だろうと思います。
感情の乗せ方(ボウイングというかタッチというか)がオイストラフに酷似してい
る気がします。試しに誰かに目隠しをして、どちらがヴェンゲーロフでしょうと
いう問題を出したら正解者は50%を越えないと思います。(それほど似てるというか
オイストラフがこの曲を完成させてしまったというべきか・・。)

それから、ヴェンゲーロフ作曲のカデンツァですがこれは好きになれません。たぶ
んこの部分で他の演奏家と違いを見せたかったのでしょうが、ブラームスというよ
りパガニーニかシベリウスじゃないの?と思いました。(オケがジャジャーン!と
入ってくる気がする。^^;)

  で、ノイズカットのためにマイクが近いと言うことですが、ブラームスは作曲者
  のミスと言われている通り、ソロがオケで消えそうになることが多いので、こう
  やって取るのが通例と聞いています。
    私は反対に「もっとマイク近づけて!。ヴェンゲーロフの音色が聞こえなーい!」
    と思いましたね。協奏曲としての調和が云々、というのもありますがやはり主役は
    Vn。(コンサートに行ってもソロの音に意識を集中しませんか?。)これがよく
    聞こえないのではツライと思います。(その点で私はPHILIPSが好きです。)
    
    そもそも、ソロとオケの調和を保ったままCDに納めるのはムリですよ。それ
    ならソロが思いっきり目立った方が良いと思いますね。
      調和も聞きたいというのであれば、コンサートに行くしかないと思います。
      
長くなったので、一度節目を入れます。
でわでわ。



はじめまして 投稿者:C.Y.  投稿日:07月22日(木)18時04分56秒

みなさん、はじめまして。 わたしは、レーピンの英語の掲示板の方に一言、二言書いたものです。
そのあと、日本語の掲示板にも参加しようと思ったのですが、みなさん盛り上がっててどうも
書くタイミングがつかめませんでした。 でも、色々な人の言うことを聞いてて、わたしもやっぱり
自分のことをちょっとだけ書こうかなと思い、この掲示板に参加させていただきます。
わたしは、前からクラシックを聴く事は大好きでした。 ほとんどお部屋にいる時は、音楽もかけっぱなしです。
きれいな音楽を聴いてると自分の心もきれいになっていくようで、美術館で絵を見るのと同様、
コンサートできれいな音楽に触れることが大好きでした。ただ、性格的にそれほど物事深く執着しないせいか、
演奏家にはこだわったことないんです。 もちろん、たまにあまり好きでないなというような
演奏もありましたけど、基本的にどんな人の演奏を聴いてもいい音楽はいい音楽でなんでも受け入れてました。
自分の持ってるCDが誰の演奏か最近まで知らなかったものまであるくらいです。唯一、好きだな〜
と思って自然に集まっていったのはヴェンゲーロフです。彼の演奏はみなさん言うように完璧なんでしょうね。
ひとつひとつの音がとっても丁寧で、心がこもってて、聴いてると安心するんです。
演奏家にこだわらなかったので、コンサートも今までは誰それで選ぶのでなく、聴いてみたい曲を
聴きに行っていたという感じです。 
今回、6月24日のレーピンのリサイタルに行ったのも、チャイコフスキーが聴きたかったからという
それだけの理由でした。 でも、行ってすっかりはまってしまったんです。
すっかり彼の演奏、音というよりは演奏、に惹きつけられてしまってもう夢中。ヴェンゲーロフの
コンサートの時はそんなにのめり込まなかったんですが。。。
結局、そのあとの残りのコンサート、ピアノトリオ、モスクワ放響、ブロン先生との・・・と全部
行くことになりました。それだけ、魅力的な演奏家なんですね。ヴェンゲーロフとは違う意味で。
もちろん、大進さんの演奏も感動しました。すごく真剣で、ひたむきでしたね。

わたしは、至上主義とか、そういった難しい言葉はよく分かりませんし、上手く説明できないんですが、
結局、どんな演奏家でもそれぞれ魅力的で、素敵だと思います。 音楽的知識もない私ですけど、
きれいな音楽を聴いていると、色々な景色や場面が頭に浮かんできて感情が豊かになるというか、
ようは幸せな気分になれますよね。逆に悲しいときに聴くともっと悲しくなっちゃったりもするんです
けど・・・  音楽ってそういうものかなあ・・・と私は思います。クラシック音楽も映画の音楽や
(モリコーネみたいな)、エンヤ、その他のポップスと同じような感覚で聴いてました。
でも、小川さんや佐々木さんのお話を聞いてて、はじめて私はもっともっと音楽のことを良く知りたいな
、と思うようになりました。 今まで私がもやもやと感じていた感動を小川さんたちは言葉で
上手く説明してくださいますから。  それと、知識の豊富なみなさんの会話がとっても楽しそうで
私ももっと勉強してぜひぜひ参加したいなと思います。 とくに、ヴェンゲーロフとレーピンは大好きなので
色々と教えて下さい。

最後に、わたしもラカトシュ大好きです。 心がフワフワしてきます。 レーピンが来日していたとき、
ラカトシュもコンサートをやりましたね。 コンサートの後知ったんです。聴きにいけば良かった!!
聴きにいった方いらっしゃるんですか?


生の演奏会の感動 投稿者:小川  投稿日:07月22日(木)11時34分26秒

>どっこいさん
メニューイン氏の言葉が載っている記事でよろしければ、日本へ帰ったときに探し
てスキャナーでとってメールでお送りしましょうか?
ロン=ティボー国際コンクール後の談話やインタビューも確か保存していたと思い
ます。
ただ、お兄さんのヴェンゲーロフがテレビでメニューインへの熱い思いを語ってい
たものは、残念ながら録画を撮っていません。何人かの有名ヴァイオリニストが登
場したのですが、ヴェンゲーロフはブロン一門を代表してという感じだったと記憶
しています。
それから、ラカトシュ、ぜひ聴いてみてください。西尾さんも書いていらっしゃい
ましたが、ヴェンゲーロフもレーピンも絶賛していると伝えられます。


>佐々木様、ご意見ありがとうございます。

至上主義という言葉、独断と偏見の象徴のようで個人的に強い嫌悪感を感じます。
その上で佐々木様のことをオイストラフ至上主義と申し上げたことは度が過ぎたと
反省します。

正直申し上げさせていただきますと、私は、特定の人物を絶対視する考え方は警戒
してしまいます。おそらく佐々木様より世代が古いせいもあるかと思いますが、戦
前の絶対仕儀につながるような気がして危険に思うのです。

そのことはさておき、特定の演奏家を崇拝すること自体は個々人の自由ですから、
そのことについてはとやかくいうつもりはありませんが、そうした独断と偏見に凝
り固まった方の独り善がりなご意見を、私は参考にしません。
それよりも特定の演奏家にこだわらず、普段からいろいろな演奏家を多く聴いてい
らっしゃる方のご意見にこそ耳を傾けます。
そういう意味では、西尾さんのおっしゃることには大変説得力があると思いますし、
またプロの演奏家としてまたヴァイオリンの先生として活躍なさっていらっしゃる
YOSHIさんのおっしゃることは、さすがに言葉のひとつひとつに重みと強い説得力
がありいつも感心させられています。
また、どっこいさんやKAORUさんは大進のファンでいらっしゃるようですが、大進
の掲示板を見ても、参加者はいろいろな演奏会に積極的に足を運び、いいものはい
いと心から感動の気持ちを表に出していらっしゃる様子からも柔軟性と謙虚さが伺
われ、至上主義というような凝り固まった考え方とは今のところ無縁のように思い
ます。

さて、これらの方々に共通していることは、生の演奏に接する機会を多く持とうと
いう姿勢です。生と録音でまったく異なるものだと思います。オーケストラがバッ
クかピアノがバックかいう話とは次元が異なります。生の演奏会であれば、オーケ
ストラがバックの場合と同じ曲のピアノ伴奏では、全然違う音楽になると思います。

私が昨日の投稿でいいたかったのは、生でしか伝わらない音楽の感動がいかに多い
かということであり、録音ではそのいくつもが失われ、残った部分も歪曲されて再
生されるということだったのです。

あぁいつまでも聴いていたい…と思うような、心の琴線に触れるあの極上の音色、
目前に再現されるブラームスの魂、ブラームス自身の精神が乗り移ったかと思うよ
うなヴァイオリンソロ。
オケ提示部からソロが登場する場面での背筋の凍るような荘厳な雰囲気。
ピンを張り詰めたその緊張の糸をいくばくも緩めないまま引き継ぐエネルギッシュなヴァイオリンソロ。
その提示の後、次第に精神的な安静に移るも寂寞感漂うヴァイオリン。
やや陰りのある音色でやさしくしみじみ歌う哀愁の歌。
それを絶妙にサポートするオケ。
オーボエソロに続いて身震いするようなビブラートで歌い出される第2楽章の美しい歌。
この世とは思えない境地。
そして、誰よりも速く正確かつ鋭利な表現をつくした第3楽章。

ブラームスのヴァイオリン協奏曲ってこんなに素晴らしいものだったのかと、この
年にしてはじめて思い知ったあの感動は、生でこそ伝わったものであり、最初に聴
いたのがあのライブCDだったら、もっと冷めた気持ちのまま終わってしまったか
もしれません。少なくともこれまで誰からも聴いたことのなかったあの極上の音色
は、CDには収められてはいないように感じます。CDでの音色もそれなりに素晴
らしいものですが。

いずれにしても、演奏家の好き嫌いを超えて大満足の演奏会でした。300ドルは
決して高くはなかったですよ。


お久しぶりにお邪魔しますっ。 投稿者:どっこい  投稿日:07月21日(水)21時13分32秒

どうも、こんにちは。佐々木さんの「少しッシモ」につられてやって参りました。
教えていて、だんだんと熱がこもって緊張感をましていくうちに、そうそう、こうだぞっ
「少しッシモ!」なんて具合にブロン先生の中に入っちゃった言葉なのでしょーか(笑)。

西尾さん 小川さん>
一連の書き込みで、ラカトシュ、聴いてみたくなりました。

それと、樫本さんがメニューインさんを尊敬しているのは耳にしていましたが・・・

私は・・・メニューインさんが亡くなられたことが残念でなりませんっ!
かの偉大な方を魅了した樫本さんの魅力について、どう魅せられたのか、
どう引き込まれたのか、ぜひ、お聞きしたかった。同じ樫本さんファンとして・・・。(笑)。

なにか文献とか残っているのでしょうか?私の理由のわからない感動の気持ちを
整理してくれるようなヒント、キーワード?にであるかも。淡い期待。


少しだけ 投稿者:佐々木公明/父  投稿日:07月21日(水)19時40分24秒

「オイストラフ至上主義者」と言われることをあえて否定しない私ですが、
それはこういう意味です。
 調子の悪いオイストラフもいいオイストラフも、とにかくその音楽を好んで
いる、という意味です。

 ですから「ブラームスに関してはヴェンゲーロフのほうがはるかにうまい」し、
また「チャルダッシュはロビー・ラカトシュがいちばんうまい」
 というふうに、この曲に関してはだれそれ、また別の曲についてはだれそれが
いちばんだね、という聞き方を私はしない、ということです。

 だから「ラ・フォリア」もいちばんうまいのはエネスコ、無伴奏 BACH も最高
の演奏はエネスコ。なぜならエネスコはいつもこれこれこういうものを自分の
音楽に詰め込んで私にプレゼントしてくれるから。
 というような「エネスコ至上主義者」の言葉から私は学びたいのですね。

「ラ・フォリア」ならエネスコだけど、「 BACH の無伴奏」はシゲティだね、
みたいな言い方をされると、私はエネスコの美学、シゲティの哲学、その両方を
同時に理解したり学んだりしなければならない。そんなことは私の短い人生の
時間では不可能に近いような気がします。

 もちろんヴェンゲーロフのブラームス協奏曲も近いうちに聴いてみたいと
思います。聴く前から偉いなと思うことは、それがライブ盤だという点です。
 録音については、つまりヴァイオリンがやや引っ込んでいるようですね。
引っ込んでいようと、オイストラフのように前へ出過ぎていようと、それが
音楽の本質に関わるとは思えませんし、極端な話、ピアノ伴奏版でも十分です。
(バレンボイムという人選に私は不安を感じるのですが)(^_^;)

「ピアノ伴奏版でも十分」と言い切るのは極端ですが、これが私のヴァイオリン
音楽への接し方を端的に言い尽くすような気がします。
 だから録音状態がどうこうというのも、それが必要な予備知識であることは
わかりますが、本質に関わる重要な要素ではないでしょう。

 私が聞ければラッキーだなと思うことは、ヴェンゲーロフからだけ受けとること
ができた音楽に対する強いメッセージです。

 例えば樫本大進がすごく好きで、彼の演奏から受けとった共感や理解について、
あるいは「共感できる音楽のセンス」や「理解できる音楽に対するメッセージ」
について語っていただける「大ちゃん至上主義者」の、自分のなかから消化されて
出てくる言葉は面白いです。
 その言葉が与える意味を、樫本大進の音楽を聞きながら私も味わってみたいとい
う気になります。
 それで音楽についても、大進についても…「少しだけ」理解が深まるわけですよ
ね。
 
 公開レッスンでブロン教授が言ってました。
「少しッシモ!」


メニューインとブロン一門 投稿者:小川  投稿日:07月21日(水)11時50分09秒

余談ですが、ブロンはメニューインと親交があり、彼の弟子はみんなメニューイン
にかわいがられてきました。樫本大進に至っては、メニューインが審査委員長をし
ていなかったらロン=ティボー国際コンクールでの優勝はなかったとさえ一部でい
われているほどですし、レーピンはメニューインと夢の共演を実現させています。
しかし、3人のうちでその演奏に最も一番メニューインの影響の跡が表れているの
は、私はむしろヴェンゲーロフではないかと思います。それは今の彼の音色にもよ
く表れています。メニューインは何台か楽器を使い分けていたと思いますが、その
中でメニューイン自身のコンデションと楽器のよさがマッチした絶頂のときの音色
にそっくりな音を、ときおりヴェンゲーロフは奏でます。
ヴェンゲーロフがメニューインへの熱い思いを語っているのをこちらのテレビで見
たこともありますし、樫本大進がロン=ティボーで優勝した際にも、メニューイン
は、「ヴェンゲーロフは100年のひとりの天才といわれていますが…」という質
問に対し、「うん。樫本大進は、彼に次ぐ、20年にひとりの逸材だ。」と言って
いました。メニューインがこのようなほめかたをするのは実に珍しいことです。


バレンボイム/シカゴ饗とヴェンゲーロフ 投稿者:小川  投稿日:07月21日(水)11時49分06秒

こんにちは。
佐々木様、ご意見ありがとうございました。おおいに肯けるものです。

さて、今日はシカゴ饗の演奏会を聴いたときの印象とそのライブCDから受ける違
いをお話しします。

その前に、誤解がないように再確認しておきますが、今の私は、ブロン門下が好み
でないのと同様に、オイストラフも好みではありません。しかし以前は大好きな演
奏家でした。その理由は、音楽のジャンル的な嗜好が変わったからにすぎません。

バレンボイム/シカゴ饗とヴェンゲーロフのブラームスは、私がオイストラフに傾
倒していた時分に出遭っていたら、それこそヴェンゲーロフ至上主義者にでもなっ
ていたかもしれないと思うほどの素晴らしいものでした。
技巧は冴えわたり、最後までミスのない完璧な演奏で、音楽的にも他の誰よりもブ
ラームスの精神に迫り、彼の魂を目の前に甦らせてくれました。そして、オイスト
ラフでさえなしえなかった境地へと私を導いてくれました。
当然のことながら、そこはレーピンや他の若手が未だ到達できない領域です。
さらに彼は第一楽章で自作のカデンツァを披露してくれました。素晴らしい力作だ
と思いました。クラシックの王道的な演奏が好みではなくなった今の私の心にさえ
もストレートに響いてくる、そんな説得力のある見事なものでした。しかし、ヨア
ヒム、アウアーのカデンツァを聴き慣れた耳には違和感を感じる人もあるかもしれ
ません。
また、色彩豊かな音色は、実演ではこれまで他の誰からも聴いたことのない素晴ら
しいもので、あるときはオイストラフ、またあるときはメニューインを彷彿とさせ
ながらも、独特の艶やかさ、粘っこさは、彼ならではのものでした。おそらく、彼
は、メニューインならこう弾きます、オイストラフならこうです、といって、音色
からフレージングまでそっくりに真似ることができるのだろうと思います。

ヴェンゲーロフの音楽はアクロバチックなヴァイオリンの技巧の延長にあり、今ま
さに彼の音楽が形成される過程にあるのだと思いました。音楽表現の手段としての
テクニックを固めた上で、作曲家の魂の骨格を再現し、その上に自分の感じた思い
を余裕のあるテクニックで肉付けしていく、そんな王道を進むことにできる極めて
貴重で希な存在です。天才や神童といわれたヴァイオリニストはごろごろいますが、
彼は「100年にひとりの天才」という言葉にふさわしいと私は思いました。
ちなみに、今ではヨーロッパで彼は「若き巨匠」と評されています。

さて、そんな実演の印象とは違って、残念ながらCDでは彼の美しい音色そのまま
が記録されていないように感じます。おそらく拍手、歓声、その他の聴衆のノイズ
をカットするために、音源にかなり近い位置からマイクで拾ったために、自然な響
きが収録されていないのではないかと思います。シカゴ饗のポリフォニックな重量
感ある響きもうまく再現されていませんし、ソロとバックのオケが溶け合っておら
ず、極めて不自然な感じです。
オイストラフやハイフェッツのいくつかの録音は、バランス的にソロが前へ出すぎ
のわりに反響分が多く不自然ですが、ヴェンゲーロフの録音は、逆に実演でのパワ
ー感がやや押さえられ気味でソロが引っ込んだような印象を受けます。
往年の巨匠達の録音は、実際の音よりも芸術的な音に仕上がっているものが多いで
すが、最近の録音は、生そのままを収録しようとして逆に失敗しているものが多い
ように感じます。なかにはグラモフォンレーベルのようにうまいと思わせる録音も
けっこう存在はしますが。

しかし、それでもなお、私はこのヴェンゲーロフのブラームスのライブ盤は、オイ
ストラフの死後ぞろぞろ出た同曲の録音のなかのベストだと思いますし、オイスト
ラフのクレンペラー盤と比べてもはるかに素晴らしい演奏であると確信しています。

実演を聴いた後で聴くのと、最初にこのCDを聞くのとでは印象も異なるかもしれ
ません。でも、この録音はぜひ一度、佐々木様やオイストラフのファンの方にお聴
きになってみていただきたい逸品です。