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icon0417.gif2004年

==活字本==
「幽剣抄」菊地秀行/角川文庫 (9月) 【amazon】
時代物の短編集。菊地さんの初の時代物ですが、やはり持ち味をいかして大部分がホラー。そして怖かった。いつもはDや魔界都市しか読んでいないので、はったりに眼をくらまされてわかっていなかったのだろうな。この人うまいです。怖かったよ……。
「幽剣抄 〜追跡者〜」  (11月) 【amazon】
ホラーテイストな時代物短編集。背筋がじんわりと寒くなるタイプなのでわたしでも読めます。そしてやはり上手い。宮部みゆきが書く不思議風味の時代物よりも上はなかろうか(宮部さんのは怖さより人情劇だったっけ?)
「百器徒然袋 風」京極夏彦/講談社ノベルス(7月) 【amazon】/ 【bk1】
「百器徒然袋 雨」に続く第二中編集。「五徳猫 薔薇十字探偵の慨然」、「雲外鏡 薔薇十字探偵の然疑」、「面霊気 薔薇十字探偵の疑惑」の3編です。京極堂・中禅寺秋彦をも閉口させる史上最強の探偵・榎木津礼二郎。「下僕」たちを翻弄しつつ、いつの間にやら力技で事件を解決しています。
「アリソン I〜III」時雨沢恵一/電撃文庫(6〜7月)
2巻 
3巻 今回の話は新たに開通した大陸横断鉄道に乗って旅行に出発したアリソンとヴィルたちが、思いがけない事件に巻き込まれてしまう、という内容。
円満に成立したカップルをめでたく思うんだけど、でもなんとなく、いつのまに、なんでー?と感じる部分もあり。読み流してしまったエピソードがあったのかしら?そしてもう一つのカップルのその後は、もっと疑問符だらけです。何がどうなってそういうことになったの???
「誘拐症候群」貫井徳郎/双葉文庫 (6月) 【amazon】
今回の彼らの任務は警察組織が解明し得なかった、自称・ジーニアスが企てた巧妙な誘拐事件。托鉢僧武藤が主役風です。身代金として小金を要求し、警察沙汰にしない誘拐事件を追う彼ら。一方、武藤の知り合いの子供も誘拐されて……
「失踪症候群」貫井徳郎/双葉文庫 (5月)  【amazon】
警視庁人事二課の環敬吾が率いる影の特殊工作チーム。そのメンバーのある者は私立探偵であり、托鉢僧であり、また肉体労働者である。私立探偵・原田がメインになって語っている第1話。別人として生きていくことで過去を切り捨て、社会的に失踪する若者達。その失踪手段とドラッグが事件となる。
「ドミノ」恩田陸/角川文庫 (1月) 【amazon】/【bk1】
東京駅を舞台に複数の事件が同時進行し、なんの関係もなかったようなことと人がどんどん繋がっていきます。
噂には聞いていましたが、面白い!登場人物も相当多いのですが、みな個性的で区別がつくのがまた凄い。いつもの恩田ワールドとはまったく違うので、この作品を読んで他のものに手を出したらきっと戸惑うでしょうね

☆注目シリーズ☆
「空ノ鐘の響く惑星で」渡瀬草一郎/電撃文庫(2003.12月)
『御柱』と呼ばれる宙に浮く巨大な柱があり、毎年、ある季節になると、空から鐘に似た音が降ってくる世界。アルセイフ王家の第四王子・フェリオは妾腹ということもあって王位から遠く、閑職であるフォルナム神殿の親善大使としてのんびりと過ごしていた。しかし、異世界の少女・リセリナの『御柱』からの出現と、出会いによって、彼の生きる世界は変わっていく……
物語はプロローグですが、期待できるシリーズの予感。「パラサイト・ムーン」シリーズと違って、挿絵も作品の足を引っ張っていないし!(どこかで見たことが、と思ったら足のない獅子シリーズの岩崎美奈子さんでした)。「陰陽の京」シリーズの刊行ペースがますます遅くなるのは残念だけど、このレベルの作品を書いてくれるならば諦めて、それぞれを楽しみましょう
2巻 王と皇太子が殺されたアルセイフ王国。妾腹の第四王子フェリオは、リセリナのことを気にかけながらも、自らの身の証を立てるため、王都へ戻らざるを得なかった。王都でフェリオは更なる困難に出会う……。
3巻 第二王子レージクの即位表明によって追われる身となった第四王子フェリオは、囚われた貴族や師匠、ウィスタルを救うべく、密かに王都へ舞い戻り人質救出の機会をうかがっていた。しかしそこにはレージクの罠が待っていた。一方、潜伏行動を続ける来訪者達の前に司教カシナートの使者が訪れる。ウルクの姉である神姫を擁するウィータ神殿の巡らす未来図とは? Wヒロイン?のウルクとリセリナが、ジュブナイルにありがちな、自分の意志を押し通したあげくにヒーローの足を引っ張るというパターンになっていないのが嬉しい。【amazon】/【bk1】
4巻 【amazon】/【bk1】
5巻

「ライラの冒険」フィリップ・プルマン/新潮文庫(5〜7月)
富士見ファンタジア文庫のパターン、基本的にシリアスな長編とコメディに徹した短編集で構成されているシリーズ。
「黄金の羅針盤」人々がそれぞれダイモン(守護精霊)と呼ばれる魂の分身としての動物をもっている世界。オックスフォードの大学寮で育った少女ライラは、子供たちを誘拐しているゴブラーと呼ばれる組織の秘密を知る。ライラは真実を告げる真理計を手に、ジプシャンやよろいをつけたクマのイオレク・バーニソンらとともに、さらわれた友達たちを取り戻すべく北の国へ向かう……。子供向け作品ですが面白い! 上巻【amazon】 下巻【amazon】
「神秘の短剣」 上巻【amazon】 下巻【amazon】
「琥珀の望遠鏡」真の名前が判明したライラに対し、教会は暗殺指令を下す。コールター夫人に連れ去られたライラは死者の国の夢を見る。ウィルは天使とともにライラを助け出そうとする。 一方、ウィルの世界のオックスフォードの元修道女の科学者メアリー・マローン博士は切り開かれた窓から別世界へ行き、ダストを見ることができる琥珀の望遠鏡を作り出す。
子供は大人になる。といった感じの第3部でした。ハッキリ言ってラストは意外でした。こういう終わり方をするか、と。さすがに切なかったです。ライラよりもウィルが可哀想で……
それにしても、最終目的は同じなのに一致団結せず、それぞれの欲求に従って行動している正義の軍ってのも珍しいかも。天使も魔女も、ものすごく利己主義ですね。ウィルの世界のオックスフォードの元修道女の科学者メアリー・マローン博士が交流する車輪族(ミュレファ)とのエピソードがいいです。 上巻【amazon】 下巻【amazon】

「A君(17)の戦争1 まもるべきもの」豪屋大介/富士見ファンタジア文庫(4月)
ちょっと気になっていたシリーズの一つについに手を出しました。さえない高校生が異世界に召還されると、そこでの彼(彼女)は○○(伝説の英雄・巫女・戦士・魔王・その他なんでも可)だった!という、ジュブナイルの王道パターンものです。これは「彼は魔王」でした。しかし軽そうなふりをしても骨が太そうなので「ありゃりゃ、これは読破モードだわ」ということで 【amazon】

「吉永さん家(ち)のガーゴイル」田口仙年堂/ファミ通文庫(3月)
第5回えんため大賞受賞作。商店街の福引のせいで突如吉永家の同居人(?)となったガーゴイルを中心に展開される、ほのぼのしたハートウォーミング・コメディ。連作短編形式なので、門番型自動石像のガー君が様々な経験・情報を得て、次第に成長していく過程が分かります。吉永家を生真面目に守るガー君はもちろん、和己・双葉兄妹やパパ、ママ、ガーゴイルを景品にと提供した怪しい骨董屋のお姉さん、双葉の担任、などなど、周囲もキャラクターがしっかりしているし、人間以外の、近所の野良猫・菊一文字、神社の狛犬、図書館の石像、盲導犬・エイバリー少尉も味がある存在です(ガー君は動物などとも話せる))。 【amazon】/ 【bk1】
2巻は長編で、史上最強の門番として吉永家を守るガーゴイルに、これまで盗めないものはなかったと豪語する怪盗・百色が挑むストーリー……かと思えば、別の仕事でとある研究所へと忍び込んだ百色が人体実験の材料にされている少女を救い出して連れ帰ったものだから、敵味方が入り乱れてその研究所の錬金術師との戦いになっておりました。しかしガーゴイルと百色との戦いが、まさに絶妙の緩急で笑えます。そして吉永ママがナイス! 【amazon】/ 【bk1】
3巻は、吉永さん家の双葉ちゃんが、兎轄舎のお姉さんの策略で植物と話ができるヘルメットをかぶせられたことから始まります。ちょっとずれている悪役はアラブの錬金術師(元・植物学者)。今回どうも物足りなかったのですが、これは、憎みきれない悪役っぷりが“お約束”状態なのと、ガーゴイルが完全に脇役となっていて、影が薄かったせいかしら?ガーゴイルに替わって和己が頑張っていましたけど。 【amazon】/【bk1】
4巻は過去にトリップして、兎轄舎のお姉さんの青春時代?をトレースしていきます。今回はシリアス色が強くて結構泣かされそうになりました。 【amazon】/【bk1】
5巻は御色町の春祭りで、南口商店街とデパートを中心とした北口商店街が対立!幼なじみがデパートの支配人と知った吉永家のパパは、北口への協力を宣言し、南口ひいきの家族から総スカンをくってしまう。家族喧嘩はガーくんも仲裁が難しく……。このシリーズはもう、ガー君がどうのこうのと言うよりも、すっかりファミリーコメディですね。いや楽しいからいいんだけど。前巻がちと重かったので、ノリと勢いの今巻は安心して読めました 【amazon】/【bk1】

「砂漠の花」金蓮花/集英社コバルト文庫(1月)
16歳の若さで王国カルナサリの女王に即位したカリュンフェイ。戴冠式の日に彼女は”和を持って統治する”と”血によって支配する”という二つの信託を授かる。それは二通りの運命があることを示していた。そして彼女の運命の輪は、ひとりの青年との出会いによって廻りはじめる……。
2巻「青海流砂」はカリュンフェイが即位して半年。刺客を放ったシルヴァス公国との謝罪交渉が行われていたが、その裏ではカナリサリ海軍の諜報網がつぶされる事態が起きていた。カリュンは海軍の四提督を招き、女王の初外遊を兼ねるシルヴァス公子との会見場への護衛を依頼する……
カリュンと、幼なじみの従兄で新鋭隊長のレンソール、彼女が恋するシリス公子、三者の関係は一巻の事件で変化をしており、特にレンソールとの関係は複雑。頼りになる参謀であり、誰よりも自分のためになってくれる存在と認め、シリス公子とのことで自分を裏切ったことすらも許諾はしても、心を開いての許すことが出来ないでいる
3巻「夢幻泡影」

「リディア・チン&ビル・スミスのシリーズ」S.J.ローザン/創元推理文庫(2003.12〜)
一作目の「チャイナ・タウン」はチャイナタウンの美術館から磁器が消え、リディアは事件の調査を依頼される……。リディア・チン&ビル・スミスのシリーズ第1作。この巻は中国人の女性探偵リディアが語り手。
二作目は「ピアノ・ソナタ」深夜ブロンクスの老人ホームで警備員が殴り殺された。手口から地元の不良グループの仕業と判断されたが、警備会社の経営者でもある被害者のおじは納得がいかず、探偵ビルに調査を依頼する。ビルは中国人女性の相棒リディアのサポートを受けながら、潜入捜査を開始する……。
ハードボイルドもセンシティブもしばしば「勘弁して下さい」になりますが、これは許容範囲内でおさまっていてよかったです。ビルがクラシックピアノを弾くのもポイント高かったのかも。
三作目は「新生の街」中国系新進デザイナーの春物コレクションのスケッチが盗まれ、5万ドルの現金の要求があった。“身代金”の受け渡しの仕事を持ち込まれたリディアは指定の場所に赴くが、不意の銃撃を経て金は消える。汚名返上のために、真相を知ろうとファッション界の裏側を探るリディアと相棒ビルだったが……。
「チャイナタウン」が“家族の女をかばおうとする男ってやつは…”だったとすれば、こちらも“愛する女のためにと思って見当違いのことをしている男ってのは…”でしょうか。ラスト近くのリディアの台詞、「男って、どうしてこう物わかりが悪いの?みんな、スーパーマンになりたがるんだから。女なら誰でも、クラーク・ケントが好きなのに」は、まったくもってその通りだと思う。
四作目は「どこよりも冷たいところ」。この巻はピアノを弾く男性探偵ビル・スミスが語り手。舞台はビルの建設現場。そこで起こっている盗難の犯人特定を請け負った探偵事務所から、さらに下請けを依頼されたビルは、学生時代の経験からレンガ工として潜り込む。やがて、盗難だけではなくいくつもの死傷事件が起き、ビル・オーナーと建設会社の金銭的内情と、マフィアの影が浮かんでくるが……。
しかしわたしはなぜ2→1→4→3(予定)と読んでいるんだろうか??リディアもビルも、相棒視点で見た方が断然良く見えるものですね。ビル視点で見ると、リディアの生意気さも断然チャーミング。リディア視点で見るどこよりも冷たいところ」

☆様子見シリーズ☆
「霧の日にはラノンが視える」縞田理理/新書館ウィングス文庫(5月)
イギリスの田舎にあるクリップフォード村に伝わる、七番目に生まれた子供には妖精の呪いがかかっているという言い伝え。その「7番目の子供」にあたる少年ラムジーは、呪いを解く鍵を探すために自殺した叔父が残した書置きを頼りにロンドンへやってきた。慣れない土地で道に迷い、不良に襲われていたところをジャックという青年に助けられ、そのまま済し崩しに彼の世話になることとなったラムジーだが、ジャックやその仲間らしき刺青の男レノックス、そして心を閉ざしたカディルたちにはある秘密があって……。
ケルト風のローファンタジー。主人公の少年の天真爛漫さがいいです。このタイプ、普段だとイマイチなんですが、ラムジーはOKだったのはなぜなんでしょう 【amazon】/【bk1】
二巻は、雑誌掲載の中編2本と、書き下ろし短編1本を収録 【amazon】

「彩雲国物語 はじまりの風は紅く」雪乃紗衣/角川ビーンズ文庫(1月)
第1回ビーンズ小説賞の奨励賞・読者賞W受賞作。秀麗は彩雲国の名門貴族・紅家のお嬢様だが、浮世離れした父親のせいで貧乏暮らしが板に付いた苦労性。高額の謝礼に目がくらみ、両親に仕込まれた教育と礼儀を武器に、貴妃の名目で後宮に入り、即位間もないダメ王の教育係を引き受ける……
キャラクターが立っているのが一番の魅力だと思います。王・劉輝、父・邵可(しょうか)。紅家の家人・静蘭。文官・李絳攸(りこうゆう)と武官・藍楸瑛(らんしゅうえい)は、若手随一の出世頭の二人。狸じじい3人組・霄太師、茶太保、宋将軍。貴妃となった秀麗付きの侍女珠翠、香鈴。いずれもきっちり区別がつきます(当たり前?でもシリーズ10冊以上読んでもどっちがどっちかわからないコンビもいるわけだしねえ…)
しかし歌舞伎のように「○○実ハ××の□□」だらけで、これはちょっといただけませんでしたね。秀麗の他わずか数人を除いてすべてが、「実ハ……」ってのはやりすぎ。キャラクターの前向きさが、無神経なものではなかったのは好感が持てました。(若い作家が書く、前向きなキャラクターって、時々好感どころかぶっとばしてやりたいような無神経な奴だったりするので)。  【amazon】/【bk1】
二巻「黄金の約束」では、文官のお手伝いをすることになった。その有能振りを発揮する秀麗だったが、女が官吏になることはできない。夢を追いつづけるか、あきらめることを選ぶのか。  【amazon】
三巻「花は紫宮に咲く」では、長年の夢を叶え、晴れて彩雲国初の女性官吏となった紅秀麗。突然の大出世に驚いた街の人々から敬遠されてショックを受けながらも新しい環境に乗り込んで行くが、男性社会の外朝は冷たい。しかし秀麗も、周囲の支援者達も、彼女が正式に官僚の一員となるには、これまでのように助けるわけにはいかないと知っている。秀麗は、史上最年少で状元となった少年共々、いやがらせとしか見えない新人研修に立ち向かう……
しかし、逆ハーレム状態はますます増大しているなあ。主人公の眼は違うものを見ている(望んでいる)ので、それに捕らわれずにストーリーがさくさく進んでいいのですが、とはいえ、同性の同志かライバルが欲しい気はします。変な例えですが、アンジェリークで、わき目もふらずに女王エンディングを目指している感じに似ているかも 【amazon】/【bk1】
四巻「想いは遥かなる茶都へ」は、茶州編その一、でしょうか。茶州太守に任命されたものの、様々な妨害に行く手を阻まれながら、やっと茶州に入るまでのお話でした 【amazon】/【bk1】
五巻は、いかに?


☆再会☆
「EDGE(4)檻のない虜囚」とみなが貴和/講談社X文庫ホワイトハート(8月)
 【amazon】/【bk1】

==マンガ==

「のだめカンタービレ」二ノ宮知子/講談社KCキス
指揮者を目指す千秋くんが挫折しかけたときに出会った野田恵こと”のだめ”は、ピアノはうまいがなんとも不思議な奇行少女だった。音楽(学校)マンガで、実はこのジャンルって結構好きなのですが、この作品は今までにはないタイプです(ちなみにバレエものも好きだが、クラシック以外の音楽マンガは可もなく不可もなく)→2003年のまとめ
(8巻)千秋のR☆Sオケは注目を浴び、一方、のだめはコンクール出場を決める。知らない曲が多くなってきたわ
(9巻)R☆Sオケで飛翔する千秋に、コンクールで失敗し、フリーズするのだめ。ついに千秋はのだめを追って彼女の実家に向かう 【amazon】
(10巻)二人はフランスへ。千秋はいきなり指揮のコンクールに出場。のだめはフランス人アニメオタクと親しくなり、プリごろ太フランス版ででフランス語を覚えた上に、アニメフェスティバルへ…… 【amazon】
【bk1】のだめカンタービレ(10)(KISS KC)
二ノ宮 知子

「姫君の条件」朔野安子/白泉社花とゆめCOMICS(3月)
【amazon】/【bk1】
姫君の条件 4(花とゆめコミックス)
朔野安子

「レタスバーガー・プリーズ.OK,OK!」松田奈緒子/ヤングユーコミックスワイド版(4月)
江戸・戦国オタクで時代物作家の綾は自他共に認める変わり者。そんな綾に、三十路にして初めてできた彼氏は江戸オタクな超美男子。だけど、男の人と付き合い慣れていない姉の行動に、妹の景子はは毎回ハラハラさせられっぱなし……。
キャラクター設定は極端でも、不器用な、大人の恋物語を描いたラブコメディだと思います。絵柄は今風?なのでしょうか?どちらかといえば苦手っぽい絵柄でも、ストーリーが良ければはまるものだと思う今日この頃(青年誌タイプだろうが、アニメタイプだろうが…ね)

「Landreaall」おがきちか/一賽舎(スタジオDNA)ZERO-SUMコミックス(2月)
「歌う樹」が守る街で育ったDXが愛したのは、「歌う樹」に宿るかつてはこの世界に生きた女性マリオン。彼女を解放するため、DXは妹イオンと、護衛の六甲とともに旅に出る……。
エビアンワンダーは姉・弟コンビだったけど、こちらは兄・妹コンビ+下僕忍者でファンタジーな旅。兄妹そろって腕が立つのは同じだけど、こちらは両親も揃っているし、個性豊かな脇役ものっけから盛りだくさん。 【amazon】/【bk1】
(2巻)ひょうひょうとしているDXと、おてんばイオンの兄妹の間で、主人であるはずの彼らとの距離感に戸惑うロッコーが何やらほほえましいです 【amazon】
(3巻)とうとう竜退治?に乗り出したDXとイオン、ロッコー。それぞれの決意と戦い、そして結末 【amazon】/【bk1】
(4巻)アカデミー編となり、DXとイオン、ロッコーが学園生活をおくることになります。新しいキャラクターが続々。好評だったから続いたってことなんでしょうね。(7月) 【amazon】/【bk1】
(5巻)(12月) 【amazon】/【bk1】
Landreaall(IDコミックス)
おがきちか

「エビアンワンダー」おがきちか/少年画報社YKコミックス(2月)
フレデリカは「銀符」。悪魔と契約して望みを叶えてもらう代わりに悪い魂を狩って地獄にエネルギーを供給している。弟のハウリィと妖魔のヨーヨーと旅をしながら悪人の魂を狩る……。 【amazon】
(2巻) 【amazon】
エビアンワンダー(少年画報コミックス)
おがきちか

「高天原に神留坐す」篠有紀子/講談社コミックスkiss(2月)
神社モノ。“不思議”要素もないわけじゃないけど、基本は淡々とした日常を描いている作品です。女性の神主って意外といるのだと知りました。野々木八幡という神社が舞台で、立地は都下っぽい(猿が府中の山から迷い込んで来ていたし)。禰宜さんが見習いも含めて5人いるということは、そう小さくない神社のようです 【amazon】/【bk1】
(2巻) 【amazon】/【bk1】
(3巻) (12月)【amazon】/【bk1】
高天原に神留坐す 1(KCKISS)
篠有紀子

「LUWON(ルウォン)」南澤久佳/一賽舎(スタジオDNA)ZERO-SUMコミックス(2月)
ゲーム嫌いの陸上少年がRPGを始めたら、ゲームの中のコマンドが現実でも見えるようになって、魔法まで使えるようになってしまう……。しかし現実世界の困難を解決するにはあまり役に立たない。主人公は生真面目で、つい正論を言って人を傷つけてしまったりして悩んでおり、今後、魔法が使えることや、このRPGの存在と絡まって話がどう進んでいくのか楽しみ
2巻では主人公は「正論小僧」とあだ名されてました。あれだけ真面目だと、あとあと苦悩しそう……
3巻
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