1999/11/06 (Sat) 吉例顔見世大歌舞伎
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夜の部「蘭平物狂」・「素襖落」・「壺坂霊験記」・「龍虎」
片岡仁左衛門狙いでとった11月だったのに、予想が外れて仁左衛門は昼の部のみの出演。くくぅ〜〜〜(T_T)
都民劇場でとるチケットはこれだから……

「蘭平物狂」  すみません。遅刻して見ていません。あとでお筋書きを見たら殺陣が凄いとのことだったけど、連れに聞いたら「いつもの歌舞伎の殺陣だったよ」って……

「素襖落」  松羽目物(能・狂言から来ている作品)。幸四郎の舞踊部分が見物なのかな?又五郎の台詞が聞こえないのがなんとも悲しい。先代仁左衛門が年老いても舞台にある限り台詞がちゃんと聞こえていた凄さを思う。
ところで素襖ってなんなんだ?と連れと首を傾げていたのだが――衣服である事は見えていたけど――帰ってから調べたら「直垂に似た麻の衣服。室町時代に始まり、もとは庶民の普段着で、のちに武士の普段着。江戸時代には武士の礼服となった」ものだそうだ。

「壺坂霊験記」  題名は見知っていたが、ようやく見ることが出来た作品。武士のお話(時代物)ではないので話がわかりやすい。
吉右衛門がいいのは予想通りだけれど、中村芝翫の女房役は意外の好印象。美女……という設定は受け入れられないけど、とても可愛い女房ぶりに見えた。
実はわたしと歌舞伎仲間は成駒屋一門が性に合わなくて、いいと思ったことが滅多にないのでこれは珍事。
反対に、お目見えだった福助の長男5歳の観音様はひどいもので、いくらなんでもあんなのに台詞を言わせちゃいかんでしょう。幼児のお目見えなら、他のお子さま同様「あい、あ〜い」とか「○○は△△か〜」とかやっていればよろしい。客席から思わずわき起こった笑いは、微笑ましいと言うより失笑だぞ。
浄瑠璃は葵太夫。いつもながらの素晴らしい喉。

「龍虎」  今月の収穫はこれ!すごく良かった。そもそも舞踊で寝ないというのが珍しいのだけど、これはダイナミックかつスピーディーな踊りで、こういうのなら日本舞踊でも好きさ。八十助の龍に染五郎の虎。
特に染五郎が姿も踊りも素晴らしく美しくて目が離せない。

<歌舞伎座>

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