2000/02/05 (Sat) 二月大歌舞伎
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昼の部「恋湊博多諷」・「三人吉三巴白浪」

「恋湊博多諷」  はっはっは……

「三人吉三巴白浪」  
「月も朧に白魚の篝も霞む春の空、つめてえ風もほろ酔いに心持よくうかうかと、
浮かれ烏のただ一羽塒へ帰る川端で、棹の雫か濡手で泡、思いがけなく手に入る百両、
 ほんに今夜は節分か、西の海より川のなか落ちた夜鷹は厄落とし、
豆沢山に一文の銭と違って金包み、こいつあ春から延喜がいいわえ。」

この名調子を聞きたさにいそいそと歌舞伎座へ行ったようなもの。
お嬢吉三好きなんだよなーー。んで、黙阿弥も好きなんだよなーー。
因果の糸がもつれにもつれて、陰惨で、暗いけど、華やかなんだ<誉めていることになってるのかな?
正直に言えば菊五郎の女形は声が良くなくて、そこらへんちょっとなぁ…と思っているのだけれど、一転、男に戻るといい声!で、名調子聞かせてくれるので、もうニコニコと現金なわたし。
他にも、「夜道の案内、持っていこう」などなど好きなセリフがたくさん出てくる。
団十郎は、申し訳ないんだけどいつも期待せずに行っているせいか、毎回「思ったより良いな」という感想になる。これは、ちょっとイカンかなぁ?
吉右衛門は今回、可もなく不可もなくといった印象だった。
ただ、脇役にちょっとひどい人がいて興をそぎましたね。
音声多重(プロンプター)もある程度は仕方ないと思っているけど、もっとうまく歌舞伎の台詞に料理して発してもらいたいものだ。
プロンプター経由でも、きちんと台詞をこなせる人とそれが出来ない人がいることを発見した今回だった。

和尚吉三:団十郎 お嬢吉三:菊五郎 お坊吉三:吉右衛門

<歌舞伎座>
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