2000/08/26 (Sat) 「阿修羅城の瞳」劇団☆新感線
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江戸の町を徘徊する鬼とそれを取り締まる鬼御門。阿修羅復活という事件を軸に、男女が絡み合うというストーリー。
3時間もの長い舞台で、入り乱れる人間関係も複雑なんだけど、テンポよくわかりやすく展開します。
基本的にシリアスだけど、合間合間に落とされる新感線の笑いの呼吸って、改めて凄いと思いました。
染五郎は「これぞ現代の歌舞伎」と言ったそうですが、そうかもしれない。
現在の歌舞伎は伝統芸だけど、昔は流行モノだったんでしょうからねえ。。
今回の出演者は、新感線の(ほぼ?)メインメンバーに、市川染五郎、富田靖子、江波杏子、平田満、加納幸和などの多彩な顔ぶれのゲストです。

【セリフ】
富田靖子のせりふ回しが、やっぱり新感線のヒロイン特有のものになっていましたが、これはどうにかならないのかな?
どの女優さんも同じようなせりふ回しになっているところを見ると、せりふの量とスピードの問題なのでしょうか?
劇団の役者だとまだ気にならないけれど、ゲストは必ずと言っていいくらい、独特の新感線調(?)になっていると思います。
江波さんがそうなっていないのは、役柄の違いでしょう。
男性ゲストも、せりふの多い染五郎はやっぱり興奮気味のせりふ回しだったと思います。
加納さんなんかはそんなことないのですが。
それから、染五郎はだいぶ声がつぶれていたようです。
でも、いくつか出てくる歌舞伎調のセリフだと、かすれもせずによく通るの。どうやら発声方法が違うようですね。

【衣装】
今回は、これまでにないほど舞台に近い席で見たので、役者さんの足元が見えました。
スニーカーだったんですね……
いや、アクションが多い舞台なんだからと頭では理解できるのですが、どうも違和感は拭えません。
着物でスニーカー???
メインキャストでスニーカーじゃないのは染五郎の草履と加納氏の足袋のみでした。
せめて桜姫の森奈みはるは足袋にできなかったのかしら?
まあ、遠い席から見れば足袋に見えますけどさ……。
衣装は派手でいい感じです。
染五郎の黒の着流しも、富田さんの白の着物も、ちょっと光モノっぽい素材でできていて、チープ感はゼロです。
でも、何人か着物の着こなしが変な人がいたけど、端役だからまあいいか。
染五郎は着流しが格好良くてさすがでしたね。
所作も、彼と加納氏が抜群です。

【歌】
「歌舞伎者」からするとマイクなども眉ひそめ〜なのだそうですが、この点はわたしは平気。
歌はですね、わたしはたびたび述べてきていますが、ミュージカルでは歌はセリフ代わりです。だから言葉がはっきり聞き取れて、意味もつかめなければなりません。
でもこの舞台はミュージカルじゃない(と判断している)ので問題ないでしょう。
唯一、言葉も意味も一発でとれたのは桜姫の「愛は鉄砲」。
これは誰もが耳につくね〜と言っていたので、「口ずさめる歌が一曲ある」という点で、ミュージカル的見方をしたとしても花丸ものだと思います。
ま、歌っていたのが森奈みはる(元宝塚娘役トップ)だから、しっかり聞き取れる舞台向けのものになっていたというのが大きいと思います。

パンフレットの2800円は高いよ〜。うちわも写真もない廉価版と2種類用意して選べるようになっていればよかったのに。
終演は公称10時ですが、実質10:20ね。

2回観劇

<新橋演舞場 PM6:30〜10:00 休憩30分>
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