2001/08/18 (Sat) Little shop of Horrors
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【あらすじ】
さえない花屋の店員が中華街で手に入れた鉢植えは、商売繁盛をもたらす不思議な花。しかしその正体は人の血を栄養に成長する人食い植物だったのだ。とある町の花屋さんに、
役立たずの若い店員がいました。クビになりそうになった彼がそのへんで買ってきた珍しい珍しい植物を店に持ち込んでみたら、あーら不思議その植物目当てのお客さんで店は大繁盛、でも実は食人植物だった鉢植えは「俺にエサをよこせよこせ」と騒ぐので、店員さんは町で人を殺してきては死体を植物に与えるのでした。
わたしを含めて4人で観劇。うち3人が過去に別の出演者によるこの作品を見たことがあるのでした。
再演ものや複数回見る舞台は、ただでさえ前回と比較しながら見てしまうものですが、今回はやたらと比較しまくりでした。しかも、3人が見たのが全部違うバージョンなんです。だから比較ポイントもそれぞれに違うし、感想も決して同じにならないあたりが面白かったです。
それにしても、なんでこんなに比較せずにいられない舞台だったのでしょうか?
唯一初見の友人は素直に楽しんでいたので、文句を言わずにいられない私たちが損だった気がします。
そうか。比較と言うよりも文句を言わずにいられなかったのかな。
どの役柄も強烈に印象に残っているので、違うタイプの造形につい反発してしまったのかもしれません。
ちなみにわたしは、1987年秋の公演。シーモア:真田広之、オードリー:久野亜希子、ムシュニック:宝田明、歯科医オリン:陣内孝則 バージョンを見ています。
当時でも「小さなミュージカルなのにえらく豪華だなぁ〜」と思った覚えがあります。
【歌】
及第点。
3人娘の歌はパンチ(死語)がきいてました。
シーモア&オードリーが歌手のせいか、そこら辺に不安はありませんでした。ただね……(以下↓に続く)
【芝居&役者】
歌だと表現力も説得力も十分あるのに、芝居になるとなんだか平板になってしまっていたのが残念です。ああ、この人達ってまさしく“歌手”なのねー、と感心してしまいました。
芝居はうまいが歌がイマイチというのは何度も経験していますが、その逆パターンでこんなに落差を感じたのは初めてかもしれません。
清水博之さんについては好演てところでしょうか。歌詞を聞き取れないのは相変わらずだけど、結構ミュージカル芝居にはなっていたように思います。シーモアらしいかどうかはちょっと?でした。真田版で感じた“情けなくてさえない男”という面が薄かったせいです。
あとこれは完全に個人的嗜好の問題ですが、芝居時での甲高い声は好きじゃない。
久宝瑠理子さんは逆に地声が低めなようです。高い声を出して一生懸命にパープー娘を作っているのがわかりましたが、歌になるとキーが低くなってしまうのが残念でした。オードリーに関しては芝居も歌もソプラノで突っ走って欲しかったな。
【ちょっと言いたい】
リピーターのための小芝居には眉をひそめてしまうのでした。
同行者が「なんか不自然な客席の笑いがあったけどあれはなんなんだろう?」と、不思議がっていました。その疑問は当然だよね。
初見の人間にはわからないというような言動は(たぶん)ないのですが、なぜここで笑うの?と言うのは結構ありました。
ああいうのって難しいですね。わかる観客にとっては舞台との親密感を増してくれるものですが、そうじゃない観客にはむしろ置いてきぼり感が不愉快の元になると思います。
自分も「わかる奴だけついてこい!」みたいな舞台を見ることがありますが、やはり一度は小芝居抜きのオリジナルバージョンを見ておかないと通じないことが多いですね。
そういう意味では、千秋楽より初日近くのものを見るようにした方がいいのかもしれません。(四季はそれがないから、知人を連れて行きやすいのは確かだな)
シーモア:清水博之、オードリー:久宝瑠理子、ムシュニック:Bro.TOM、歯科医オリン:岡幸二郎、三人娘:中村音子、麻生かほ里、紀元由有、オードリー2の声:市村ヒロシ、同 操作:野崎数馬
<アートスフィア PM7:00〜9:00 休憩15分>
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