2002/03/17 (Sun) 三月大歌舞伎
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昼の部

「道元の月」
新作歌舞伎。始まってすぐに、なんだか音楽がいつもと違って良い感じ…?などと思ったのですが、シンセサイザーによる音楽なのでした。チントンシャンもまさしく歌舞伎!という趣でいいですが、これはこれで奥行きと荘厳さがあってよかったです。特に、深山の修行寺の雰囲気にはふさわしかったように思います。
話もストレートでわかりやすい。
歌舞伎に良くある「○○実ハ××」というのはないし、黙阿弥のおどろおどろもなし。題材が禅僧ということもあるのでしょうが、すっきりとして格調高く、タイプとしては好きなものでした。
役者では三津五郎がよかった。それから橋之助も。勘太郎は声が甲高すぎてどうもね。

作:立松和平、音楽:仙波清彦
道元禅師:三津五郎、北条時頼:橋之助、懐弉:秀調、玄明:勘太郎、松下禅尼:東蔵、波多野義重:弥十郎、北の方:高麗蔵

「分屋 〜六歌仙容彩」
すまん。途中で気を失っていました。
なんだかコミカルな踊りなんだけど笑いどころがよくわからなかったので、イヤホンガイドが欲しかったです。いつまでたっても知識が伴わない観劇姿勢だよなあ

文屋康秀:富十郎

「一本刀土俵入」
腹をすかした落ちこぼれ力士に酒浸りに酌婦のお蔦が示した思いやり。
十年後、力士は渡世人で、お蔦は堅気の女房となっていた。しかし夫は堅気といってもバクチに手を出してもう何年も行く方知らず。娘と二人でつつましく暮らしている所に

実は見たことがなかった。
歌舞伎のほぼ九割方を一緒に見ている連れは別の配役で見たことがあると言っていたので、体調不良か(昔)ダブルブッキング(近年)でパスしたのではないかと思われます。

駒形茂兵衛:幸四郎、お蔦:時蔵、船印彫師辰三郎:三津五郎、船戸の弥八:由次郎

「二人椀久」
キレイキレイな踊りです。
男が恋しい傾城の幻を見るというシチュエーション。
玉三郎は幻の役なんですが、この世の物とは思えない雰囲気を表現していました。
しかし途中で気絶寸前になり、それでもこれは孝玉(今は正確には違うけど。仁玉?)だぞ!とこらえた結果は、仁左衛門と玉三郎が二人ずつの計4人で踊っているように見えたのでした。
ま、ある意味豪華かも……

椀屋久兵衛:仁左衛門、松山太夫:玉三郎

<歌舞伎座 AM11:00〜>