2002/12/07 (Sat) 奥様の冒険 −わたしバカよね−
前へ 次へ
【一言感想】なんかがっかり。

自分を「ブスなオバさん」と思っていた平凡な主婦が、歌に出会うことによって変わっていく変身の物語。
なかにし礼の脚本・演出作品で、彼のヒット曲なども散りばめられています。
でもわたしの年代だとちょっとわからないのも乗れない一因だったかと思います。

【あらすじ】
山田桜子(松坂慶子)は度の強い眼鏡をかけ、ジャージー姿でテープ起こしをバイトにしているさえない主婦。レーサーを夢見ていたが今は宅配便の運転手の夫太郎兵衛(草刈正雄)と東京タワーの見えるマンションを苦労して買ったが、夫婦生活はマンネリ気味。隣の部屋にカラオケ教室が出来、うるさいので文句を言いに行ったら、院長の笠ノ場(山城新伍)に「本当の貴方はもっと美しい。カラオケでも習ったら」と言われる。一度ははねつけた桜子だが、笠ノ場に連れられて訪れたカラオケ・バーに、若い娘を連れた亭主の太郎兵衛が現れる。レーサーを名乗り、いつもとはまったく違う夫に驚く桜子。そのまま顔を合わせるわけにもいかず、桜子はバーのママにせかされるままに舞台衣装を身にまとって歌い、今までとは違った自分を発見する。
亭主の浮気に心惑う桜子は、カラオケをアメリカのカーネギーホールでやりたいカサノバの夢にひかれていく……

そんなのありえないでしょう、としか感じられない設定。しかし夢物語として見るには泥臭いし、なんとも。もう十年も立てば、わたしもこういう作品に共感できるようになるのでしょうか。わかるようになりたくないけど。

桜子が舞台衣装を来たままカラオケバーから立ち去るシーンがあるのですが、あの下着姿はサービスなんでしょうか?
でも客席は女性客の方が多いんですよね。松坂慶子と同年代前後の客層なので、輝ける同世代としての羨望を煽っているのかしら?
確かにキレイなんですけどね。
でもわたしは美波里サマのスタイルになら純粋に憧れるけど、今回みたいな露出のされ方だとなんか下心しか感じられなくて嫌ですわ。
それから台詞術なんですが、松坂慶子の平板な物言いは演出によるものなのか、本人がダイコンなだけなのか、あまりの下手さにどう解釈して良いのか困りました。
あ、山城新伍もわたし基準だとド下手でした。舞台なのにTVを見ているような演技。

出演:松坂慶子、草刈正雄、山城新伍、江波杏子、他 声の出演:三輪明宏
原作・脚本・演出:なかにし礼、振付:上島雪夫、音楽:丸山和範

<芸術座 PM4:30〜7:50 休憩25分?>