2004/06/12 (Sat) 六月大歌舞伎
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海老蔵襲名披露記念公演
<夜の部>
ストーリーは歌舞伎座メールマガジンより
「傾城反魂香」
絵師土佐将監の弟子又平は、師の閑居を妻のおとくと訪れます。夫婦は土佐の苗字を貰いたいと願いますが、絵の道で功績のない又平には与えられないと、師は願いを聞き入れません。又平は死を決意し、手水鉢に一心に自分の姿を描くとその絵が反対側に抜ける奇跡が起こります。又平の画才を知った将監は、土佐又平光起と名乗ることを許すのでした。
浮世又平後に土佐又平光起:吉右衛門、土佐将監:段四郎、狩野雅楽之助:歌昇、土佐修理之助:友右衛門、又平女房おとく:雀右衛門
「吉野山」
源義経のもとへと急ぐ、義経の愛妾静御前と家来の佐藤忠信。
静が初音の鼓をうつと、どこからとのまく忠信があわられます。
この忠信、実は静のもつ鼓に張られた狐の子なのでした。
菊五郎の忠信に、菊之助が初めて静御前を踊ります。
佐藤忠信実は源九郎狐:菊五郎、静御前:菊之助、逸見藤太:権十郎
「助六由縁江戸桜」
花川戸助六は吉原の遊女三浦屋揚巻と深い仲。吉原へ入り込んで毎日喧嘩をしていますが、それには訳のあること。助六(実は曽我五郎)の廓通いは、源氏の重宝友切丸を探すためなのです。恋のライバル髭の意休のもつ刀を怪しいとにらみますが、意休はなかなか刀を抜こうとしません。助六は意休に喧嘩をふっかけ、とうとう意休が抜いた刀は……
◆
そういえば海老蔵の助六は、新之助時代に見たことがありました。
その時の通人が「最近の若者は足が長くて通りやすい」といいながら股くぐりをしていた記憶があります。今回もくぐりやすそうでした。
その「助六」の通人のお遊びは、冬ソナのヨン様でした。
新橋演舞場で若手修行の舞台として見るのと、歌舞伎座で襲名披露公演としてみるのでは、こちらの目も違うのでしょうか。
前回、それなりに合格かと思った記憶があるのですが、今回は空回りしてるみたいだなあ、と感じました。助六という器に中身が満ちていない感じとでも言うのか、役と役者が一致しきれてなかったようです。
そして何度も見ているはずの「助六」なのに、今回始めてその存在を認識したのが、くわんぺら門兵衛です。
連れともども、そういえばあんな役あったんだね。朝顔仙平の方がイロモノだから印象に残っていて、くわんぺらは覚えていなかったよ、と言い合う始末でした。
でも、海老蔵は見映えがするのは確かですね。
団十郎パパの代役の口上は、段四郎でしたが、これもまた猿之助休演の影響の一つなのでしょうか?(体が空いている?)
花川戸助六:新之助改め海老蔵、三浦屋揚巻:玉三郎、白酒売新兵衛:勘九郎、朝顔仙平:歌昇、三浦屋白玉:福助、福山のかつぎ:松 緑、口上:段四郎、髭の意休:左團次、曽我満江:田之助、くわんぺら門兵衛:吉右衛門
<歌舞伎座 PM4:30〜9:40 休憩30,20分>