山陰山陽小説集 飛花







本のデータ
年月日 1997年2月10日
書店 立風書房
著者 赤江 瀑
題名 山陰山陽小説集 飛花
ジャンル 小説
本の出所 図書館






山陰山陽地方それぞれ、萩焼窯元、玉江浦漁港、萩城跡、笠山山麓、北長門国定公園のホルンフェルスの断崖、島根県三隅町矢原の太平桜、川棚村の川棚芝居、吉備津神社、長府、関門海峡等が舞台となった十六の幻想的な短編が収録されています。著者は他にも京都小説集を2巻出しているそうです。ちょっと興味を持ってしまいました。

読むきっかけとなったのは、先月号のダヴィンチで京本正樹さんが、赤江瀑さんの著書を紹介していたためでしょう。なんでも初めて出演した映画が赤江瀑さん原作でその時演じた倒錯した役柄が自分の俳優としてのイメージを予感させたからだとか。確かに京本さんは危ない役が多いように思います。それにしても私の読む本は、随分テレビに影響されているなあと思わずにはいられません。こういう記録をつけるようになって初めてわかったのですが。困ったものです。

闇絵黒髪が特に印象的でした。私には妙な思いこみがあります。それはモチーフとなっている櫛等の日本古来の工芸品は特に人の念が移りやすいというものです。題名の字面を見るだけで、いろいろ気味の悪い想像をしてしまい、背筋が冷たくなってしまう作品でした。







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