Aサイズ殺人事件
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本のデータ 年月日 1997年2月13日 書店 文春文庫 著者 阿刀田高 題名 Aサイズ殺人事件 ジャンル ミステリ−? 本の出所 古本屋で購入
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Aサイズ=Aカップなのですね。ブラジャーのサイズのことです。はい。世間的には、胸が大きくて太めだと好色というイメージを膨らませる方が多いのに、登場人物の方丈さんは違う意見のようです。あんまり体型で性格を決めて欲しくないというのが私の本音ですけれど。
謎の生ぐさ和尚方丈の趣味は囲碁と殺人事件の推理。方丈さんの推理が冴える”禅問答推理帖”。一編一編は短いけれど、読み応えのある短編集です。いわゆる安楽椅子探偵物だとか。その辺の分類はよくわかりませんけれど、言葉の意味はぼんやりわかります。事件の謎と一緒に犯人・被害者のパーソナリティが明かされていく時の、和尚の禅問答的なセリフ(それにしては色っぽい問題が多いけれど)が、洒脱で鋭いです。現実の社会問題に通じるものも多いのに、説教臭さや押しつけがましさが全くないのです。主観的な視野で情熱的に語られるといくらもっともなことでもなかなか認められないへそ曲がりの私にとっても心地のよい言葉でした。
ジェイムズ・ヤッフェのママはなんでも知っているの構成を参考に枠組みが作られたのではないかと、解説者の方が書いていましたが、これを機に読んでみようかなあ。
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