ロックド・イン症候群
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本のデータ 年月日 1997年2月20日 書店 学陽書房 著者 米山公啓 題名 ドクター勾坂の事件簿カルテNo.01
ロックド・イン症候群ジャンル 医学ミステリー 本の出所 弟から借りる
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神経内科の現職医師の書いた医学ミステリーと本の帯には書いてあった。医療もの好きのため、どうも元医師・現職医師執筆という文字に弱い傾向がある。思わず、弟が気まぐれで買ってきたものを借りてしまった。
脳波の研究を続ける勾坂医師が主人公のシリーズ第一弾である。マックを駆使して脳波の解析とデータ収集を行い、どうも人間関係においてずるく立ち回れない彼のキャラクターは悪くない。彼の恋人として登場する絵美などは、あくが強くていいと思う。もう一人の謎の女、田島あるみは、可もなく不可もなくといったところ。三角関係自体がどろどろしていて好みじゃない。これってきれい事かなあ。
ロックド・イン症候群は、大脳以外の脳が動かない、つまり、体は植物人間のように麻痺しているのだが、意識だけはしっかりしているという状態らしい。脳のつくりをよく知らないので、要約の仕方が間違っているかも知れないけれど。そのロックド・イン症候群の患者に出会ったことから、話は展開していく。その患者は勾坂のまたとない研究対象であるとともに事件の唯一の手がかりを握ってもいる。
人の行動は全て自分のため、この言葉が勾坂や周辺の登場人物の行動のキーワードかもしれない。そう考えれば、脳疾患の研究と臨床、遺伝子疾患の研究の現状、学閥や研究に関してのしがらみなど広範囲で浅いのではないかという内容も納得できる。
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