ねむりねずみ







本のデータ
年月日 1997年2月24日
書店 東京創元社
著者 近藤史恵
題名 ねむりねずみ
ジャンル ミステリー
本の出所 図書館






近藤史恵さんは、高校時代からの友人NYさんに教えていただきました。どうもありがとうございます。

東京創元社の黄金の13という書き下ろしシリーズのミステリーです。あとがきによれば、『歌舞伎以外のことは頭にないような』人たちばかり出てくる、歌舞伎ミステリーとのことですが、まさにそんな感じでした。

歌舞伎と言えば、玉三郎ファンの友だちに連れられて一度だけ見に行ったことがあります。解説のイヤホンを借り、幕の内弁当も食べましたが、それはこの際関係ないです。この時、女形の妖しい仕草に目を奪われました。「オペラ座の怪人」を見に行って居眠りして袋叩きにあった私がです(弁解しておきますが、最近ミュージカルについては眠くならないで最後まで見られるようになっています。)。もちろん、玉三郎がすごいと思わない方もいらっしゃるでしょうが、私は素直に感動しました。なかなかのビギナーズ・ラックだったのでしょう。と言っても、それ以来機会がなくて歌舞伎はご無沙汰です。それにしても、男の人が舞台のためとはいえ、本物の女性より色っぽいというのはどういうことなんでしょうね。蛇足ですが、宝塚の男役も賛否両論あるけれど超ハンサムだから、そういうことかもしれません。

役者魂というと、つい「芸のためなら女房も泣かす。」なんて歌を思い出します。この小説の登場人物が泣かしたのは、女房だけではなかったようですが。高い芸術性の追求の必要性について考えてしまいました。







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