夕立太平記
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本のデータ 年月日 1997年3月12日 書店 講談社 著者 宮本昌孝 題名 夕立太平記 ジャンル 時代小説 本の出所 図書館
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夕立勘五郎を主人公とした時代小説です。登場人物は、田沼意次、平賀源内、前野良沢などがちょこっと名前を出す以外馴染みのある歴史上の人物は出てきません。歴史でも知らない部分が取り扱われているので、あまり先入観をもたないで読めました。物語は、山暮らしをする勘五郎父子の家に盗人が現れ、それと時をほとんど同じくして父が行きずりの牢人に打たれることをきっかけにめまぐるしく展開していきます。勘五郎という名前は、なんとなく悪役や脇役的イメージだったのですが、無垢で惚れ惚れするような主人公でした。
時代劇などでは、必ず黒幕が登場します。越後屋等の承認は必ず代官や寺社奉行などの武士とつるんでいるのです。一時間でやるドラマではないから、話が複雑になるのは当然です。黒幕がなかなか明らかにならず、また父やその他の登場人物の過去が複雑に絡み合っていて、芸が細かいなあと妙に感心してしまいました。
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