永遠の島 







本のデータ
年月日 1997年3月22日
書店 角川文庫
著者 花村萬月
題名 永遠の島
ジャンル 小説
本の出所 古本屋で購入






日本海の好漁場でまるで魔の三角地帯のように、船が人が跡形もなく消えた。だが、なぜかマスコミは沈黙している。この事件に強く惹かれた洋子は、父の伝から、この海域を調査する研究所でアルバイトをすることになった。そして、海域の中心に位置する匂島を目指す。

超常現象というのだろうか?現在の科学では証明できないこと、人智を超えた出来事は、存在すると思う。でも、それを考えると今の自分は何なのだろうと、怖くなってくる。主人公である洋子は、子供の頃から、自分の存在について恐怖に近い疑問を持っていた。これはもしかしたら、誰もが持ったことのある疑問なのかもしれない。

結末が、なんだかファンタジーじみているのも、一筋縄ではいかない性も、まさに花村萬月氏の小説だったような気がする。でも、新境地なのだそうだ。題材のせいかなあ。






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