白い夏の墓標 







本のデータ
年月日 1997年3月25日
書店 新潮文庫
著者 帚木蓬生
題名 白い夏の墓標
ジャンル 医学ミステリー
本の出所 購入






すごく好みだあ。きゃー!!でも、私は年齢と性別に反して(?)、なんだか渋好みなので、つられて読むと暗い気分になってしまうかもしれない。一応、注意書きはしたぞ、と。(うーん、FFZのレノの口調。)

フランスでの学会に参加した主人公に、事故死した旧友の上司だったという老人が近づいてきた。もし、墓参りをするのなら、墓守をしている女性に渡して欲しいと、一つの封筒をことづかった。そして、彼は、予定を変更し、旧友の墓を訪ねることになる。

旧友の死と生前の研究の謎が、老人と墓守をする女性から明かされていく。その研究は、彼が学会での発表がかすんでしまうほどのものでありながら、表舞台に出ることはなかった。「死の科学」という言葉が、彼の胸に重くのしかかっていく。

暗い宿命を背負っている旧友の心を、主人公は旅していたような気がする。






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