水の中のふたつの月 







本のデータ
年月日 1997年3月28日
書店 角川文庫
著者 乃南アサ
題名 水の中のふたつの月
ジャンル サイコ・サスペンス
本の出所 古本屋で購入






こういうエピローグで終わるお話は、小説だろうと映画だろうと苦手だあ。子供の危険な遊びはもっと苦手で怖いし。私の弱みをことごとく網羅しているサスペンスである。

複数のヒロインが、登場するお話では誰が自分に一番似ているのか無意識に考えて、似ていると思いこんだ人の味方に成り代わって読んでしまうのが悪い癖だ。でも、最初に登場した亜里子の味方として読み進めていくうちに、彼女の嫌な面がどんどん登場して、最後にはもう勝手にしてと思った。彼女たちは幼少時の出来事を同じ傷として共有しながらも、女を武器にしてしたたかに生きている。この女を武器にするというのが、どうもよくわからない行動だから仕方がない。たぶん、意識して女という武器を使える人間というのは、逆に女という部分が希薄なのではなかろうかと思ってしまった。






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