ボディ・コンシャス
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本のデータ 年月日 1997年5月10日 書店 ベネッセ 著者 川西 蘭 ジャンル 小説 本の出所 図書館
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雑誌の書評欄に紹介されていて、気になっていたら、早速図書館で発見したので借りてきました。
主人公がダイエットの参考にするために買った「食品成分表」の間に、奇妙な小冊子がはさまれていて、それに従って食事やスポーツをこなしていくうちに、だんだんそれは危険をはらんでいくといった小説です。痩せたら綺麗になるというのは錯覚でしかないと思います。痩せても、心は変わらないのですから。心の卑しさというのは、相手に伝わってしまう場合が多いのです。それを棚に上げて、主人公はどんどんダイエットに熱中していくのです。
「ダイエットしようかなあ。」というのは、私の場合、口癖化しています。だいたい一食でもとの生活に戻ってしまうから、やったことはないんですけれど。自分が美しくないことは十分知っているけれど、痩せることで解決する問題ではないこともわかっているからです。読みながら、主人公に対して「けっ」なんて思っていたんですけれど、最後には「彼女は馬鹿ではなかったんだ。」と思えてほっとしました。
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