密謀(上・下)







本のデータ
年月日 1997年6月5日
書店 新潮文庫
著者 藤沢周平
ジャンル 時代小説
本の出所 古本屋で購入








庶民ではなく、歴史上の人物を描いた小説です。おまけに舞台は戦国時代とくれば、思う浮かぶ人物は信長、秀吉、家康等の天下に関わる人物でしょう。けれど、この小説の主人公は、上杉謙信を継いだ影勝と直江兼続主従です。今まで上杉家が越後からどこに消えたのか知らなかったので、この小説はちょうど興味を満たしてくれました。

直江兼続という人物には、あんまりいい印象を持ったことはありませんでした。石田三成にもそうです。軍師、政治家イコール腹黒い人物というステレオタイプな図式が私の頭の中から簡単には消せないからです。それにしても、上杉謙信を継ぐ者として、私の美意識(?)を満たしてくれる主従が、家の存続をかけて暗躍するというストーリーはたまらないです。また兼続が使う草(忍者)やその草の頭領が拾った孤児の兄妹など、周囲の登場人物もそれぞれいい味を出しています。








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