日本の牛乳はなぜまずいのか







本のデータ
年月日 1997年6月11日
書店 草思社
著者 平澤正夫
ジャンル
本の出所 購入








「美味しんぼ」で、売っている牛乳がなぜまずいかというような話を読んでから、できるだけ低温殺菌牛乳を買うようになりました。また、パック詰めの牛乳の中には妙に苦いやつまであります。我が家では、まだ牛乳屋さんの瓶詰め牛乳も買っていますが、それは濃厚牛乳という加工乳で、おいしくありません。でも、売っているものをおいしいまずいと批評するのは、もしかしたら五十歩百歩でおいしいものなんてないのかもしれないと思っていました。その疑いは本物となってしまいました。

パスチャライズという加熱消毒の方法が、世界的には一番多いものだといいます。日本ではロングライフ牛乳と同じ高温殺菌を行い、普通のパックに詰めているのだといいます。なぜそういう殺菌方法が、日本では一般的になってしまったのでしょうか。このいきさつが、平易な言葉で書かれています。歴史を追いかけているので、科学的な問題だけを調べる場合には物足りない本ですが、業界の動きなど経済的な理由にも触れているので、全部通して読めば、いろんな面から牛乳の問題を知ることができると思います。ナチュラルチーズを作るにはかなり質のいい牛乳が必要であるとか、森永の粉ミルクへの砒素混入事件のことにも触れてあり、食べ物について無関心でいられないと思いました。








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