| 年月日 | 1997年7月22日 |
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| 書店 | 集英社文庫 |
| 著者 | 仁川高丸 |
| ジャンル | 短編集 |
| 本の出所 | 購入 |
微熱狼少女でもお馴染みの三島先生が登場するプラトンアカデミーの回廊にてと、表題のキスの二つの短編が収録されています。仁川さんの小説には、レズビアンと近親相姦というテーマが多くて、この二つも例外ではありません。あと今回の小説は登場人物がやたら多くて頭が痛くなりました。短編に登場人物をたくさん出すのはできればやめて欲しいなあ、と勝手なことをいってますけれど。
「プラトンアカデミーの回廊にて」は、処女を奪うことをゲームのように見なしている主人公と、近親相姦に悩むその親友と、両刀使いの三島先生、主人公の憧れの少女聡美、文学賞を取ろうとしつつポルノ小説を書き続ける西原等、大量のアクの強い登場人物がそれぞれ好き勝手に動き回るといった感じの短編です。途中で誰がどうだったか忘れちゃうと大変でした。
表題の「キス」は、女性に買われる女性である主人公と、ラブホテルの一人娘こいさんと、主人公の仕事の仲介役でありこいさんに恋する男を中心に描いた小説です。