カラーパープル
本のデータ
| 年月日 |
1997年7月23日 |
| 書店 |
集英社文庫 |
| 著者 |
アリス・ウォーカー |
| ジャンル |
小説 |
| 本の出所 |
古本屋で購入 |
今まで、何冊かアリス・ウォーカーを読んでいたけれど、肝心のこの作品だけ読んでいませんでした。オリンカの伝承を綴った某作品を図書館で借りて、挫折しちゃったので、買わないと読めないかなあと不安を感じてました。古本屋で見つけた時は、目を疑ってしまって冷やかしで入ったのに買ってしまいました。でも、予想を裏切り、一気に読んでしまいました。賞にこだわるつもりはないけれど、さすがピュリツァー賞受賞作は違います。
アメリカの黒人史と、オリンカの人々の風習と心について、女性の立場についてと、テーマがたくさん盛り込まれている小説です。主人公のセリーは父に性的虐待を受け、妹の恋人と無理矢理結婚させられ、嫁ぎ先では夫に虐待されます。主人公の夫ミスター**とその息子ハーポのセリフにはぞっとします。一方もう一人の主人公であるセリーの妹は、父から逃げ出すためにセリーが生んだ子供を養子として引き取った牧師の家に身を寄せ、伝道のためにアフリカに渡ります。男性が思い描いている女性像と現実との違いをこの小説はうまく描いていると思います。
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