| 年月日 | 1997年8月06日 |
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| 書店 | 文春文庫 |
| 著者 | スティーブン・キング |
| ジャンル | 小説 |
| 本の出所 | 弟に借りる |
「本がない〜っ!」と騒いでいる姉に、「姉ちゃんの方が読むのが速いから先に貸してやる。」とのありがたいお言葉。そして、苦手なホラー小説に一週間近くかかりっきりというめでたい事態となりました。これを読んで何を思い浮かべたかというと、なぜか同作者の「スタンド・バイ・ミー」です。少年たちのもつ雰囲気が似ているような気がします。
街自体に巣くう魔物という発想、不思議な記憶喪失、少年少女の友情と、あれこれと凝ったプロットが仕掛けてあり、過去と現在を行ったり来たりする文章でもあったので、読むには大変手強い小説でしたが、文句なしにおもしろかったです。でも、紅一点のベヴァリーの描き方と取り扱いがかなり不満でした。せっかく、少年達の友情に浸って読んでいても、ベヴァリーが出てくると急に現実に引き戻されて、「私は男の子じゃないんだなあ」と思うと妙に悲しくなってしまうんです。単なる被害妄想だといいんだけれど。