| 年月日 | 1997年8月26日 |
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| 書店 | 双葉社 |
| 著者 | 花村萬月 |
| ジャンル | 小説 |
| 本の出所 | 図書館 |
小説家希望の舞浜響は、本名の渡邊誠一という平凡な名前が嫌いである。自己愛が強い割には自分に自信が持てない。彼は偽尻切り魔となった時に知り合った少女の中に、自分との共通点を見いだす。
人間の善悪について考えると、白黒つけられる問題じゃないとは思う。だから、個人的にそれを決めようとは思わないで生活する。危うい登場人物それぞれに「考えるとろくなことにならないよ。」と言いたくなってしまうが、本当は考えない方がまともじゃないのかもしれない。
読み進めていくうちに、自分の価値観が混乱する小説です。最初は、こっちが上でこっちが下という感覚で読み始めても、いつのまにかどっちが上かわからなくなります。