風の歌を聴け







本のデータ
年月日 1997年8月28日
書店 講談社文庫
著者 村上春樹
ジャンル 小説
本の出所 購入








これって、私が生まれる前の話だったんですね。驚き……。先に「羊をめぐる冒険」を読んでしまうという暴力的な読み方をしてしまったので、残りの僕と鼠が出てくるお話はちゃんと順番に読むことにしました。

鼠が学校を辞め、僕が指が四本しかない女の子と出会い、二人は故郷の街にある「ジェイズバー」で語り合うといった風景が描かれているような小説です。あんまり正しい紹介ではないので、詳しくは春樹堂を参照して下さい。私もここの年表を思わず確認してしまいました。

ベビーブーム、受験戦争、バブル崩壊時の就職と、あまりのんびり暮らせなかった(その割にはおっとり生活してるけど)世代の私には、なんというか海辺の昼下がりといったムードの小説でした。焦燥感はいつもあるけれど、倦怠感は持っていられなかったなあなんて考えてしまいました。読みさしのこの本をだらしなくも鞄からはみ出させて置きっぱなしにしておいたら、仕事関係の方が「この頃、僕は若かったなあ。」なんて懐かしがっていました。考える暇があるのは、果たして幸せなのかなあと、真面目なことを思わず考えていまいました。







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