| 年月日 | 1997年10月6日 |
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| 書店 | 幻冬舎 |
| 著者 | 乃南アサ |
| ジャンル | 小説 |
| 本の出所 | 図書館 |
雰囲気的には「凍える牙に近いと思います。
結婚詐欺師と、彼に騙された女性達、捜査を進める刑事の動きを三つ同時に追っている小説です。テーマが広くやや欲張りすぎのきらいもありますが、わりと描写は丁寧だと思いますし、淡泊好みの私にはちょうどいいです。たぶん主人公である阿久津刑事と同僚のジェネレーションギャップや、捜査進行中の思わぬ再会、破綻しかける家庭など、人間臭さが強調されています。
これを読んで、自分は詐欺に会うタイプだろうか?と妙に真剣に考えてしまいました。どう考えても騙されやすい性格ではあるので、騙された女性達と共通点を探してしまいました。まあ、こうして余裕を持って客観的に読んでいれば、馬鹿な人たちだなあと思うのですが、実際対面したらどんなものでしょうね。