| 年月日 | 1997年10月25日 |
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| 書店 | 文芸春秋 |
| 著者 | 姫野カオルコ |
| ジャンル | 小説 |
| 本の出所 | 図書館 |
今までも姫野カオルコの本は読んでいたのですが、ここには登場させてませんでした。しかし、それでは乱読の名が泣く(?)ので、正直に登場させます。
まるで修道女のような質素な暮らしをするフランチェス子に、仮称古賀さんという人面瘡ができた。口が悪くてひねくれた性格の古賀さんと、信じられないくらい謙虚で色気のないフランチェス子の3年あまりの同棲(?)生活が、恋愛や性へのパロディを絡めながら描かれる。
残りわずか5ページのプリズンホテル秋を休戦して読んでしまいました。自分自身が色気のない女でもあるので、フランチェス子の行動にちょっと共感してしまいました。こういうふうに謙虚でストイックになれないから、いつも悩んでいるのだろうなあという泣き笑い的な共感でした。それでも、彼女の小説には珍しく、読後に自虐的にならないず爽やかな気分になれました。姫野さんの心境の変化なのか、私の心境の変化なのかはわかりませんけれど。