| 年月日 | 1997年11月12日 |
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| 書店 | 新潮社 |
| 著者 | 稲見一良 |
| ジャンル | 小説 |
| 本の出所 | 図書館 |
豪華客船を利用したホテルのオーナーのもとには、なぜかはみ出し者が集まってくる。しかし、ホテルの経営は周囲のリゾート化で苦しくなり、完全営利主義の大企業に買い取られそうになる。他にも、地元の暴走族、宝の地図を狙う怪盗など、怪しげな輩がホテルの周囲を騒がせるが、絶妙なチームワークで危機を乗り越えていくという物語である。
現代の夢物語ですが、無意味に美しさや幻想性を追求したファンタジーとは全く違います。風景や物より、人の心が美しい物語です。こういう物語を読むと、「けっ。世の中そんなに甘くないんだよ。」と思いがちなひねくれ者の私ですが、そういう発想は読んでいて全く考えつきませんでした。船出の時のブック先生とオーナーの会話には、思わず涙してしまいました。