一瞬の原っぱ







本のデータ
年月日 1997年11月21日
書店 河出書房新社
著者 花形みつる
ジャンル 小説
本の出所 図書館






以前、どらりんさんがお薦めと読書日記に書いていらっしゃった花形みつるに挑戦です。実は、図書館でしばしばみかけていたのですが、どうもこのペンネームは色物くさいので、避けまくっていました。

じだんご村の、桜谷一族とは地域型密着の子供のグループで結束はかたい。その中の子供やくざブッチが、少年野球チームともめたことから、子供達はやったこともない野球の試合をすることになってしまう。野球のコーチは、敵対している村外れにすむ酋長という老人だが、果たして彼らは雪辱をはらせるのか……。

なんてテーマとは関係のないあらすじを書いてしまいましたが、こういうストーリーの中で現代っ子だけれど登場人物の子供達がいきいきと活躍します。家庭の問題を抱える子供達の設定がいかにも現代風だけれど、室内でゲームをやってばかりで後は塾通いという現代っ子のイメージからかけ離れた元気でたくましい子供の姿が明るくて、あんまり悲観的になるものでもないなあと元気づけられます。「一瞬の原っぱ」を主人公の男の子が見る場面は秀逸(?)だと思います。





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