| 年月日 | 1997年11月22日 |
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| 書店 | 河出書房新社 |
| 著者 | 花形みつる |
| ジャンル | 小説 |
| 本の出所 | 図書館 |
一瞬の原っぱのシリーズの第一作目です。きっと、ここに子供達の出会いがあるんじゃないかと期待したのですが、そういう話ではありませんでした。
親たちの旅行の日程と偶然にも一致した山村留学(?)のツアーに桜谷一族が参加させられる物語です。情けなくも悲しい淡い恋物語や、周囲の人間達とのいざこざなどのドタバタが、主人公の男の子が離婚のため会えなくなった父親に書く手紙の中で語られます。
ドタバタしている物語の中で、偏差値が高いけれど親に囚われすぎている子供など、問題視されている子供の姿がさらりと登場したりして、考えるところもあります。山村留学の類を皮肉っていたりもするんだろうかなどと深読みしなくても十分楽しめますが、よく考えるといろいろな問題が内包されているのかも………。