| 年月日 | 1997年12月01日 |
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| 書店 | 文春文庫 |
| 著者 | 向田邦子 |
| ジャンル | 短編集 |
| 本の出所 | 古本屋で購入 |
東芝日曜劇場のための脚本を小説化した短編集です。短編が素晴らしいと思える作家はとても少ないけれど、向田さんは数少ないその作家の一人だと思います。何気ないごく普通の風景なのに何か違うのです。亡くなってしまったのが本当に残念です。古本屋で読んだことのなかったこの本を発見した時、本当に嬉しかったです。
美しい姉といつも損な役回りだった妹の少し歪な姉妹愛を描く「眠り人形」、五十九才の母に舞い込んだ縁談を描く「結婚」、父娘二人とお互いにお互いは寂しい暮らしだと思鋳込んでいたのだが実は違っていた「当節結婚の条件」の三編からなる短編集です。華やかさは全くない話なのに、すごく鮮やかで繊細な印象を受けます。