白衣の騎士団(上・下)







本のデータ
年月日 1998年01月27日
書店 原書房
著者 コナン・ドイル
ジャンル 歴史物語
本の出所 図書館






ナポレオンの影の巻末を読んで、読みたくなったので借りてきました。時代背景としては、エドワード黒太子がカスティリアのペドロ残酷王とエンリケ・トラスタマラの争いに関わった頃の話です。青池保子の「アルカサル」が好きで、その辺の歴史をいろいろ調べた(で政争の結果に腹を立てて読むのをやめたのは私。)身としては、読みやすかったです。ただ、騎士道精神(武士道の方がわかりやすいんだな)とか、キリスト教がわからないので、感覚的にはついていけないところが多く、結果的には苦戦してしまいました。やっぱり外国の小説は難しいです。

主人公である修道士上がりの従騎士アレインと主人であるナイジェル卿の大ボケぶりと、仲間である射手のエイルワードとジョンの強烈なキャラクターが、なかなか笑えます。でも、たぶん洒落やギャグであるところがいまいち感覚的に理解できなかったのと、騎士がたくさん登場すると、名前が長くて多いので判別がつかなくなって混乱しました。ただ、やっぱり時代物だけあって大袈裟な言葉遣いや身分制度的な考え方に苛立つところが多く、地元ではホームズより評価されたということは理解できません。それと、脇役でちょこっと出てくるドン・ペドロの格好悪さと、世界史の時間に想像したほどエドワード黒太子が格好良くないところが納得行きません。現実はそんなものなんですけれど、ミーハーな人間としてはちょっと………。たぶん、イギリスの歴史を知る人には価値があるのだと思います。といいつつ、続編も読みはじめている自分がよくわかりません。





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