試走







本のデータ
年月日 1998年02月10日
書店 ハヤカワ文庫
著者 ディック・フランシス
ジャンル ミステリ
本の出所 古本屋で購入






王室に仕えてきた家柄に生まれたランドル・ドルーは、眼鏡が禁止されたために騎手を辞め、暇を持て余していた(?)。そこへ、知己である王子に呼ばれ、義弟がモスクワ・オリンピックに参加するのに不都合があるかどうかを調べるように頼まれる。気が進まなかったのだが、王子の家を訪問した折りに事故に巻き込まれ、モスクワに飛ぶ。そこで彼を待ちかまえていたのは、次々と迫る死の罠だった。

ソビエト時代のモスクワの訪問は、制限がさすがに多そうだなあと予想し、さぞや地味な話になるだろうなあとちょっとがっかりしながら読み始めました。ところが、閉鎖社会や監視下という状態の緊迫感や、社会主義の国の訪問と社会主義の恋人(あんまり登場しないけれど)という取り合わせなど、派手さはあんまりないけれど芸の細かい演出がたくさんあって楽しく読みました。





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